日記(フルメタ再読)

 
フルメタル・パニック!再読
長編シリーズだけ「戦うボーイミーツガール」から「つどうメイクマイデイ」まで一気読み(笑)
 
読書の喜びとは様々だと思うのですが、薦める側の立場から考えるなら、やはり中身が伴っていないといけないと思ってしまうわけです。その意味ではフルメタはそこまでオススメではないのですが、私にとっては特殊な位置付けにあります。
読書の喜びには、ページをめくり、文字を目で拾い、その意味を追いかけるという基本的な行為が必ず含まれるわけです。その意味で理想的な読書体験を提供してくれるのが、私にとってのフルメタなのです。すらすら〜っと読めて疲れないし、再読しても面白いし、ギャグもシリアスもこなすし。テッサたんは可愛いし。もう言うことなしです。
 
だから、この文体が欲しいなぁとも思うわけです。でも読み始めると、読んだ文章そのものは殆ど残らない。意味だけが残る。読むのは楽なんですけど、普通に読んだだけではどうにもならない。なんというか、「どうと言うことがない」のですよねぇ。分かり易い特徴がない。でも軍事関係の用語を混ぜて説明してたりするんです。解説を読んでいて苦労もないし、逆に説明もないまま放置されている部分もある。それでも問題ないわけです。うらやましい。
 
まぁ、私とだけ波長が合っているという可能性もあるかもしれません。その意味では「売れている」ということが一定の保証になっているだろうと考えているんですけどね。
 
今回も非常に満足でした。むふー。
この意味でも「ザ・ゴール」(エリヤフ ゴールドラット著)はよく出来ていました。こちらは未読の人には特にオススメしています(笑)