雑記

 
やる気減少中。
 
●たまたま『ToLOVEる』を見るのこと(アニメ)
やりたい放題めちゃくちゃになってた(笑)でも、作画は良かった。マクロスFにあのマンパワーを分けてあげて欲しい。シェリルの水着姿の有難味やら説得力の余りの無さに泣いた。
ただ、ナナちゃんとシェリルで形の違いがあったことだけは正しくてよかった。
 
●FF8深夜に独り言プレイ をみたのこと(ニコニコ)
途中まで見たのだけど、進みが遅いので流石に飽きてきた(笑) 確かに萌えるのだけどね。
ステータス画面を全然見ないので、微妙にイライラする。
エヴァ2のこと*1もあって、ステータス画面を頻繁に確認するスタイルって内省的なのかもしれないと思ったり。プレイしてる「うめちゃん」がキャラよりも画面に映る様々な(外部的な)ものに目をやっているのがなんだか新鮮で……。
ボス戦はハラハラするんだけど、ニコニコの限界としてリアルタイムで手助けできない虚しさが際立つ。
 
まぁ、100回動画をアップしてもクリアしてなさそーな気がするし、最速攻略じゃないものには付き合い切れんのだけど(笑)
 
 
ネギま!OADについての雑感
赤松せんせーの日記読んで、やる気とかアイデア溢れる感覚にシビレる。プロデューサー赤松健。すっごく、いけそーな気がする。
 
 
現実的なネギまファンドって話なんだと思うんだけどさ。
 
TV局や広告代理店に関係する議論については、
 ニセモノの良心:テレビ局はアニメのお金の中抜きをしているか?
 http://soulwarden.exblog.jp/6469132/
 
……辺りから前後のリンクを辿っていくとどーいう議論があるのか把握できるかもしれない。
いわゆるネット世界では関係する業界人が喋ってくれる可能性があるから、内から外から問題を把握できたりする。凄い。凄いんだけど、無関係な奴には喋りづらい世の中だと思う(笑)
 
現在は金持ちがスポンサーになってテレビで(タダで)アニメをみられる構造になっているわけだ。これ系のシワ寄せはアニメーターに行ってて、そこは問題だろ?というのが上記リンク先の議論。一説には家が金持ちじゃないとアニメーターにはなれないとかの話もあるらしい。
で、ファンド形式になると極端な話として今度はタダでは見られないことになるわけだ。この形式の場合、広く浅く金を回収することになる。この場合、どの程度「広く」できるかにポイントがあるのだろうね。世界中で売って大もうけしようぜ!みたいな。
金持ちが金を出すのは当然!と叫ぶ小市民がみっともないのも事実(笑)ただ、芸術を保護するのが貴族の嗜み*2ってのはあってもいいと思う。
 
北村薫の『空飛ぶ馬』とかのいわゆる円紫さんシリーズに出てくる話なのだけど、大学を卒業した主人公の“私”が出版社に入ることになる。そこで「本」という鉄砲を「数」撃って、当たりが出たら、また別の売れなさそうな本を作れる……といった世知辛いエピソードがある。何かの拍子で誰の本が売れるのか分からないのだから、数を撃つ形式になるしかないって話だ。
 
この話が事実なのかどうかはともかく、この意味では赤松健は既にブランドだし、コンテンツとしてのネギま!はとっくに成功しているから、一定の保証があると言ってもいい。大失敗はしないのが分かってる。失敗を前提とせずに作戦を立てることができるわけだ。同クラスのハヤテとかなら同様のOAD形式でネギま!と同じか、それ以上の成功を引き出せるかもしれない。問題はどう運用するか?だと思う。
 
 
正直、金額が高すぎる気がするんだよねー。
これだとアニメ(主)のオマケとしてコミックス(従)が付いてくることになっちゃわないかなぁ。で、アニメにそこまで魅力があるか?というと、ハッキリいって無いっしょ、と思ってる。所詮はコミックス『ネギま!』のオマケじゃないかなぁ。
どんなに豪華であっても、というか、豪華であればあるほど本来の姿からズレてしまうのではないかなぁ。
 
大体、アニメの価値>コミックスの価値ってのは思いっきり微妙じゃない?
ニコニコは使い物にならなくなったけど、まだ代用できる動画サイトが幾つかある。アニメとかは一度作って発表してしまうと、ネットが無くなるまでの間は存在し続けるんじゃなかろうか。他の惑星に移住とかして物理的に断絶でもしない限り、コンテンツを守るのは難しいと思う。*3
 
同時期に放送しているアニメの本数とタダで見られる環境との兼ね合いで、一話辺りの価値・価格ってかなり低いことになっていると思う。たったの一話で3000円もしていいものじゃあんめーよ。コミックスは400円で9話ぐらい入ってるんだぜ?有料の動画サイトでの値段とか、レンタルでの値段と比較してもいい。
……というわけで制作コストの割に見るだけだとその価値は低い。この条件で考えてやっぱりアニメなんざオマケだと思うんだよね。
 
いや、俺はネギま!が好きだから買うけど、他の人はどうかな?
勿論、プロデューサー赤松健が3570円以上の商品として売ろうとしてるのが分かったから、こういうことを書く気になったというのがある。
 
だけど、戦略的な統一感とかがちょっと微妙なんだよね。
販売ルートに書店を利用できるメリットは大きいかもしれないし、廉価版として単なるDVD付き書籍にだってできるだろうから今後を考えれば拡張性もあるかもしれない。でも商品イメージとして単なる「特典」の範疇を超えてしまっている。アニメに興味ない人間に対して訴求力があるとは思えない。
 
アニメ購入層以外のマンガを購入する層を開拓できるメリットは確かに素晴らしい。視点として「オタク」としてひとくくりにしていないわけだから、正しいよね。しかしメインはあくまでもマンガでなければならないのでは?そしてマンガ宣伝としてのプラス要因が見当たらない。アニメファンがオマケでコミックスを読んでどうにかなるもんでもないだろうし。
 
アニメ業界的にはヒットするかどうか分からないものに対してスポンサーが投資して、数を撃っているとする。それに対して売れ筋の作品が別口で儲けてしまったら面白くないハズじゃない? これが上手く行き過ぎると、締め付けがあってしかるべきではないかな。もしくは穏便にスポンサーが相乗りしてくる形になると思うけど、利益が薄くなると旨みが無くなるわけだ。しかもタダでアニメを見る環境にとってはマイナスだし。
 
値段設定的に中・高校生が損をする仕組みな点。携帯代やゲーム、コミックス購入費を圧迫するからほぼ買えないと思う。ザマぁwwwとか言ってもいいんだけど、ネギま!の想定年齢を考えると微妙だし。安ければ安いほど購入者が増える予感。ただし、なるべく高く売ること自体は間違っていないという罠。コアなファンは20代中盤以上が多いとは思うのだけど。
 
でも、だからって代案があるわけでも無いんだよね。まだ問題が整理できてないというか、分からないことが多すぎて何がなにどーなるのやら。
今回の件でドラマCD付き1200円とかは余裕で条件をクリアするとは思うのだけど。なんかこう、足場バーストでフハハハハな作戦は無いもんかねぇ?
 
うーん、日本人にコストを払わせといて、世界に安く売って儲けるとか?(笑)
翻訳済みの話に字幕付ける作業なんて数時間でこなせんだろうし(爆)
 
 
……といっても、批評家の無責任な戯言なんかは感情論で王に諫言する王妃みたいにウザイだけだったりするのだろうけど。
 

*1:生理的欲求のグラフ化

*2:日本的な金持ちスタイルはもっと洗練されてもいいのでは? 西洋貴族の真似っこじゃなくて

*3:物理的限界は存在するけどね