メモ

 

で、ラカンがライフメイカーに勝てないのは、ラカン達魔法世界の住人というのが、そもそもライフメイカーによって作られた存在だから、なんでしょうね。その意味で、フェイト達とほぼ同類なのでしょう。だから、ライフメイカーと戦えたナギとゼクトは別世界人でほぼ確定だと思われます。(するとゼクトの別世界が存在することになって、と普通に思考は続くでしょう)
 
これはネギの母親問題に派生するでしょうね。アリカが母親だった場合、人間とのハーフということになるので、ネギはライフメイカーに勝てるのかどうか?ってね。勝てるハズなので、母親ではない確率が高い。でも単純に大衆迎合主義だと、悟飯的なハーフ無敵展開の可能性も?
このハーフは能力的に凄いゾ!って国際化みたいな政治的配慮とかに分類されるような気がするんですけどね。ハーフに関しては生活を背景としない浮かれた思想、とか批判しとくのが丁度いいのかも。
 

超戦を前提として考えると、ネギ達の属性が来訪者ということになるんですよね。
 
ここでもう一度超戦を簡単にまとめると、
未来から少女がやって来た。普通は主人公に悪い未来を変える手伝いを頼むところなのに、そうはしなかった。主人公は悩みながらも未来少女のやろうとしていることを否定した、となります。
今度のフェイトとのバトルでは、本来無関係であるハズのネギたちが、魔法世界の問題に首を突っ込む形になるわけです。つまり来訪者はネギ達である、と。
 
前回、超を否定した根拠を「今・ここ」に求めたのであれば、今回は来訪者としてのネギ達はその理由が使えなくなります。では、何故、今度も世界と関わろうとするのか? ここですよねー。
 
で、魔法世界の人間たちは、自分達で知らないだけで、ライフメイカーの創造物であり、その末裔とかなわけですよね。無関係の人を巻き込んだテロリズムとは言い得ない。なんて事情があるんでしょうね。これ、数億人単位で「フェイト軍団だった」ってことですから、気張った設定ですよね。
 
 

たぶん、魔法世界が崩壊するのが前提で、宇宙の収縮のような意味でリセットが必要な時期に来ているんだと思うわけです。具体的には魔力が枯渇するとかなんかじゃねーか?と思っているんですけど。
 
魔法世界の地図の南北を逆転させたことからして、火星に絡める気があるんじゃないか?みたいな話もありますしね。魔法世界=過去の火星、みたいな。数億年後に火星になる、だとか。この妄想の問題点は、夜空の星々が現在も遠ざかっていることにあるでしょうね。その程度の計算はできるだろ、常識で考えて。
 
 
で、魔法世界が崩壊するとして、そこの住人達を巻き込んで世界の終わりをやらなくてもいいんじゃないの?という話にもできるでしょう。それが例えライフメイカーの創造物だったとしても…………と考えてみると、避難先は2箇所しかない。
一つは、旧世界と言われる現実世界ですよね。もう一つは、ゼクトの世界で、たぶんそこは魔界でしょう。で、生存環境としては魔界は向いていないと考えた場合、現実世界にしか行き場所がないとなって、数億の生活基盤の無い人間をどうやって受け入れるのか?というのは巨大な問題になるわけですね。
 
 
結論としては、異世界同士による真の世界大戦です。下手すれば両者ダブルノックアウトですよね。で、ネギまの連載ではこれが起こる未来を描かないのだと思います。
今後数十年かけて、ゆっくりと魔力が枯渇していき、インフラの大半を奪われることになる。浮かんでいた島は落下するだろうし、鯨は大地を這うことしかできなくなって死ぬしかなくなる。ドラゴン達は活動の源になっている魔力を吸収できず、食事に困って家畜や人間を襲う回数が増加するのかもしれないし、それに対抗しようにも魔法の効果が弱まってしまう。魔法に頼り切りになっていた医療では何も解決できなくなり、火をおこすのも一苦労。…………こうなると、まだ魔法の使える旧世界への移住が始まり、やがて原住民に気が付かれ、迫害を受けるようになり、仕方なしに侵略戦争と取って変わることになってしまう。現実世界側は魔法という未知のテクノロジーの独占を許さず、魔法世界側は単純な生存を掛けた戦いといった展開へ…………?
(魔力を発生させる源として世界樹の移植とかは面白いかもしれませんね)
(ん?もしかして逆に移植したから魔法が使えるとか?)
 
フェイトがコレを避けようとして世界を終わらせようとしているのではないかと考えられます。するとそれを阻止するネギ達というのは、異世界大戦を肯定する立場ということになってしまう。もしくは無責任に結論を先送りにするだけの「やってみなきゃわからないでしょ!」主義的な何か、ということに。
 
 
でもまぁ、ラカンなら「話し合って分かり合えないのなら、分かり合えるまで殴り合えばいい」ぐらいのことは平気で言うでしょうけどね(苦笑) 例え相手に嫌がられようとも、笑顔でその隣に居続けるぐらいのことはやる。今回のバトルでそういう精神を伝えたりしておくと、展開的に有利な感じがするんだけど。
 
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超との戦いで魔法を既知のものとしておけば、酷い戦争にはならなかったかもしれないし、やっぱり結果は変わらなかったかもしれない。
 
あとは魔界との関係をどうストーリーに絡めるかですね。そもそも魔法世界の魔力が枯渇するのは何故か?と考えて、3つの世界での均衡を問題にするとか?魔界で魔力が澱んでいて、魔法世界への循環がどうのこうの、だとか。そうすると、ザジ関連話が終わった後では全て解決している可能性も…………。