雑記(神のみノベル ★4、他)

 
神のみぞ知るセカイ・神と悪魔と天使(有沢まみず)(ノベライズ)(ガガガ文庫)(590円+税) ★3〜4
絶対的な価値は無いので星4以上は出せませんが、神のみファン限定でおススメしたい作品ではあります。原作マンガ側でこの作品の要素を取り込んで使っていければ多少の価値を(後付ではあれ)高めることは可能かとは思うのですが、やはりノベライズの限界が大きく存在していることは否めません。
 
大きな問題点は天使ちゃんキャラのページ的な割合が少な過ぎることです。これはタイトル・絵のイメージ・宣伝・その他からしてかなりイタダケないことになっています。もう一人のヒロインの仕掛けに大きくページを割いている(というか筆が走ったんだと思うのですが)そのために少々不満の残る結果になっています。
 
プラスの点は、本編での物足りなさを少し補っていることでしょうね。神のみの世界に浸っていたい欲求を満足させてくれます。作者のあとがきと同じことを思います。もっと情報をよこせ! その描写はもうちょっと丁寧にやらなきゃ駄目なんじゃねーの?的な様々な欲求が少し満たされるのです。何よりこの作品の中では、見てみたかったアレをやっています。アレですよ、アレ(笑) 設定も悪くなかったし、というか章ごとの題名のイメージで引っ張られたというか。うーん、ネタバレしていいのであれば細かく書くんですけど(苦笑)
 
ま、後は本当に若木先生次第ですかね。
 
 
けいおん!
あずにゃんがOPに参加。

いやぁ、泣きそうになりました(笑) この絵なんかの梓の立ち位置とギターを抱きしめるトコの親和性の高さと来たらありません。イメージに含まれる「寂しさ」の成分。「唯たちが居なくなった後の軽音部」という物語を梓は自動的に抱えていたりするわけで。
  
けいおん!ってキャキャウフフばっかりだったんですけど、その激甘に少し酸味が混じったかな?という。この辺りのバランスの取り方で京アニって巧いなー、だとか。