OAD2-2「探すぞ 僕の仲間たち!」

 
やっとこみますた。
 
全体的には、今までに比べてかなり良かったと思います。最高だ!って感じではないのだけど、いつもの「そこ抜いちゃダメだろ!」みたいな部分もほとんど無かったし、ネギまファン的な厳しい目でみても及第点(80点)ぐらいですかね。
 
導入が気になってて、夢スタートと工夫してあってその辺りは良かったんですけど、導入としてはちと失敗して感じますね。どうもギコチない。何回も見る場合には気にならないのでしょうが、1回しかみない人の「1回の障壁」には引っ掛かる出来だったと思います。(これ、けっこーアリガチなんですよね)
 
構成はエロ・エロ・バトルとなっていて収まりもよく、満足し易いかと。正直、難しいラインなんですけどエロパートをサラッと流すか、がっちり組むか(笑)って部分があって、正直、もうちょいなまめかしい部分が欲しかった気がしています。
 
んー、というか、原作の先行部分のイメージが強いのでその所為もあるんですよね。舞踏会でのパクティオーシーンその他のタメとか間とか呼吸がとても素晴らしい出来なので、アニメも原作より少し強調されてはいるんですけど、それでは物足りなくなってしまっているんです(笑) この辺りも含めて80点の出来なんですよねぇ。予想を上回ってこないと100点なんて出ないっていうか。原作準拠である場合、原作準拠でありつつ、その方向性のまま上回るセンスが必要になってしまうわけで、その時事性・タイミングの問題を考慮して頂かないことにはどうにもなりません。
 
それと千雨の触手パートではパンツを舐められて「キャ」って声が出ちゃう部分が原作であるんですけど、アニメだと声の演技がナチュラルに繋がっててダメなんですよね。(わかってねぇ)これって今回のオーディオコメンタリーでちょうど声優の志村由美さんが答えている内容でもあって、別人格の意識がないってことが原因だと思うんですよ。それじゃここの「キャ」は出せないって(そうさ、俺はマニアだよ。マニアで悪いんか?! あぁん?) つーか、その程度の演技指導しようよ。絶対必要なあたりじゃんかよー。つーかヲタクは「うーん、わかってるなぁ〜(ニヤニヤ)」って唸りたいだけなんだよー。その程度もひねり出さないで作ってて楽しいのかよー。
ここの正解は千雨の弱い部分がチロッと顔をのぞかせた本音っぽい「キャ」じゃなくちゃいけなくて、そこは強気の千雨と落差がないとゾクリと来ないでしょ。ゾクリだよ、ゾクリ。そしてあの触手タコに対する殺意の波動に目覚めて「原子レベルで塵にしてやんよ?」とヤンキー漫画のノリになり、ああ、こういうのがマガジンのノリだったよね〜って話にしたいんじゃん(しつけぇ)
 
毎度毎度、全体的につくりが甘いんだよ(←及第点になってもこれが本音)作り手にこだわりとか読解力が無いと原作準拠の作品は観る価値が作れないんだって。だから京アニに …………とか文句ばっかりつらつら書いてますけど、80点から100点への足りない部分に関して書いているだけで、基本的にゃ満足しています。どこが?とか言われても困るんですけど、シーンのつなぎ・テンポみたいな基本的な部分からして、話を詰めていることで快適なスピードだったりとか色々と。でもバトルはもうちょっとスピード出してほしいかな。アニメのバトルはスピード出てるだけで凄いと勘違いし易いので。小ネタとして茶々丸のホーミングレーザーは先生の許可が出るなら見せて欲しかった。それと千雨の演技はOAD1よりずっと良かったとです。
 
 
・今回のオーディオコメンタリーは満足の行く内容でした。前回がヒド過ぎたので自動的に満足でしょう(笑) 司会を呼んで前回のメンバーってのもアリかもしれないところですが、声優さんの方が色気があっていいかもしれないですね(赤松先生的に考えても)
 
 
……文句の量からしても、楽しんだのが分かるかと思われ。感想なんてこんなもんでいいっしょ。