ご挨拶

 
 
新年おめでとうございます。
 
 
何がどうめでてーのかよくわかりませんが、たぶん生きてるだけで万々歳とかそういうことなのではないかと。
 
わたしくめも、そろそろいい大人のようですので、そろそろ寒いギャグがちゃんと言える人になれたらなーとか思います。(かなりがんばっていると思いません?)
 
 
・お風呂に入っててふと思いついたこと
日本を辺境とする本が流行っているみたいですね(まだ読んでません)単に辺境とか言われるとド田舎みたいな気がして気が滅入ってくるやもですが、そもそも辺境とは最前線のことを意味しています。中央に対する周辺・マージナルといえば、それはもう外部との接合点、つまり最前線のことなのです。
 
では、実際のところ何に対しての「最前線」なのでしょうか?
実は、トルコはイスタンブールのような、西洋と東洋の文化が出会う場所、つまり文化的な意味での最前線なのではないでしょうか。無論、飛行機があってグローバルな世界になってしまえば、地理的な要因だけで文化が交差するとは思えません。ですが、問題にすべきなのは日本人の性質の方ではないかと思われます。
工夫という名の改善・アレンジを得意とする日本人は、他国の文化を柔軟に受け入れ、自分達向けに改良していく性質があります。戦後、アメリカナイズされた日本は、自意識としては先進国的な意味で西洋寄りだと思われますが、そんなことを言ってみたところで、どうしようもなくアジアの国の一つでしかありません。今は日本が先行しているからってアジアの国から学ぶことなんかねーよ!とか思ったとしても、やはりそんなもんは時間の問題でしょう。アジアの国々は独自の文化でもって世界にアピールしてくると思われます。例えば、眠りから目覚めた中国の勢いはそうそう止まらないでしょう。
 
そうした時に日本人はどうするのか?といった問題意識は、実のところ、今日とか明日に問題になるような話ではないかと思うのです。パラダイス鎖国だとかガラパゴス化とかはまさしく先進的であるというだけのことで、急速に成長しつつあるアジアの国々からすれば、日本などは今だけリードしている状態に他ならないのです。優越感に浸っている場合でもなければ、イジケている場合でもなかろう、と。
 
この国が最前線であることを自覚し、他者・他国をよく観察し、有用なものはニヤニヤしながら取り入れ、細かな不満は改善して潰す。西洋・東洋を問わず、文化・文明に対して止揚をもたらし、華やかな日本文化として発展させ、謳歌する。それが日本人の生きる道、なんてのはどうでしょう(笑)
 
 
麻生太郎の「とてつもない日本」で語られる日本というのは、たくさんの遺産がある国ってイメージが残っている気がしたものですが、日本人の底ちからをどう発揮していくのか?という問題の気がしてきました。
 
お互い、ちょうどよく、がんばりましょう。
今年もよろしくおねがいいたします。