魔法先生ネギま! 281時間目

 
先週の、ノドカのスカートの裾が破れてネギのローブみたいになっているのに気がついてなかったり。うぬ、イカンね。
 
●要チェック項目
特になし、かな。
 
●考察
・夕映っち
夕映の考察は、多くは語らない方向で(笑)
コレットの声優があいなまさんだといーなー(しつこい)
武器強化魔法って、アーニャは火の属性強化を素手にエンチャントしてんのかなー?
爆発を背負うところの光と影がかっちょいいね。そのページの一番下の、こっちに向ってくる所なんかも迫力があっていいと思う。
 
ただ、全体的に背景の抽象度が高く、2D戦闘気味なので、あんまりパターンが作れてないというか。大剣の振り下ろしの図は明日菜の構図まんまだから、夕映らしくなってない。夕映らしさって何?ってところでもあるんだけど。というか、怒りで勢いだけってのが尽きるタイミングで龍宮にフォローさせている辺りの呼吸が赤松健っていうか(苦笑)
一般読者の、バトルマニア的に評価しやすい部分と、先生が当然のように表現している部分がズレてるかも。龍宮のフォローのタイミングが絶妙なんですよ。ええ。後は、絶妙であるってことが伝わるような描き方を狙うかどうかなわけで。
 
 
・龍樹の投入
ここで龍樹を投入したテオドラの判断は正しい。一撃で削除されちゃったけどね(苦笑) かといってここで出し惜しみするわけにもいかないんだよね。あーあ、一撃かぁ。ラカンや龍樹がいると簡単にバランスが崩れるからしょうがないんだろうけど、ちょっとぐらい見せ場が欲しかったよなぁ。
逆に、今後の展開がコントロールし易くなった事で大人しくならないように気をつけて欲しいところ。
 
といいつつ今回は茶々丸が派手なのかましてんだけどね。
 
・茶々アーティファクトの投入
ネギの従者としては火力が強すぎると思うかもしれないけど、茶々丸は元々エヴァの従者なわけで、こちらには相応しい装備になるだろう。
10センチ〜10メートル辺りで範囲を絞れればピンポイントレーザーとして使い勝手のいい主力兵装になるのだが、威力は抑えられないかもしれない。そこはちと残念。今後の展開として戦略MAP兵器は個別に考えないといけない要素だろう。真面目な話、ネギま!作中で連載終了までにもう1回使えるかどうかすら分からないだろう(苦笑) 明日菜が囚われている敵のアジトに打ち込んでみるような危険は犯せないわけで、とりあえず今回でしばらく撃ち止めになるかな。隙あらばバシバシ撃って欲しい(笑)
 
 
●背景
前半の夕映パートはもう諦めたかのような状態。室内なのに(苦笑) 戦闘が始まってからほぼ一貫して背景が足りて無いので、もう無くてもしょうがないというか。むしろ敵キャラが背景で、雑魚の壁というか。
 後半になると「空とび猫」のこともあって少し増量。最後のコマの煙とか。いや、まったく足りて無いけど。
 
●表情
夕映の表情の変化が丁寧に。流石の夕映分 補給ページ。
でも今週は美空でしょ(笑) 「ほえ?」一択。
偽明日菜もなんとなくかわいい。これはあれだよね、巷で噂の「裸にみえるフィルター」のロジックっていうか、じゃなくって!表情がなんか丸い。
 
●イラスト化
衛星兵器炸裂のインパクトが強すぎてしまって他のところが目立たないね。
 
●展開予想(メタ視)
夕映達が退却を始めてて、外の状況もクリアになった。先生の日記からすれば、合流して「キャラが多すぎ」る状態になり、「準・新展開」が開始されるのだろう。
ここからは目標をぶち上げて攻めに転じなくてはならないのだが、まず偽明日菜の処遇が問題か。知らないフリをして連れて行くのなら行動や目的が筒抜けにならないように裏をかく様にもって行きたい所。捨てていくのは変だし、連れ去られてしまう方が安定するけど、果たしてどうなるか。
……俺なら拘束してノドカで尋問する。知っていることは全部吐かせる。でもそれは「美しい展開」ではないとも思う。もうちょっとエレガントな方法がいいかもしれない。なんせ殆ど何も知らされていないかもしれないからね。潜入が失敗した時のために何も知らされないことを自ら選んでいる可能性もあるから。
 
●感情移入
とりあえずは夕映の感情の流れを追うのが本筋かな。
呆然とした状態から怒りでちょっとカタルシスをやって、クールになれと諌められ、ノドカのことを思い出しかけたり、と目まぐるしく変化していく夕映の感情。中々テンポが速い。
夕映の怒りは、今週だとフェアリーテイルと比較するのが良いと思う。
 
パルに繋げてからは、オタ要素でメタを入れ込みつつ、マクロ時間を処理。こういう感じで参加したいって思う人も多いかもしれない。茶々丸が超からの支援を受け取るところの機微は、エリアの騎士の今週分で荒木が感じているものが近いだろう。なつかしくて、うれしくて。
 
 
それにしてもテオドラのセリフはダメだわ。
「あの子等なら、本当にこの世界を救ってくれるやも知れぬ」
これじゃもうフェイト達に負けて滅びると分かってて、且つ、自分達は役に立たないって言ってる様にしか聞えない。まぁ、諸要素を考え合わせるとその通りなんだけど、少年漫画的な盛り上げ方だとしてもこれじゃ雑だろう。少なくとも帝国の皇族が言っていいセリフではないでしょ。これじゃただのネギパーティ万歳にしかならないし。
 
龍樹みたいな切り札があっさり消滅させられ、頼るものが無いって気持ちがあるのかもしれない。心が折れた?……それにしてもこれは弱音に過ぎる。初戦で負けたぐらいで早くも勝つ方法を模索する気力すらなさそうだ。真面目にテオドラみたいな頭の弱い指揮官は迷惑だし要らない。交代すべき。どういう思考回路があったらネギ達が救ってくれるやも?みたいなメインの戦力として扱うような話にもっていけるってのか。有効な戦力の一角として計算に加えるってぐらいが妥当な辺りだろう。
 
これならついでにラカン消滅のニュースでも聞かせて、追い討ちかまして退場させちゃえばいい。テオドラが指揮官として使い物にならなくなって、でもそこから立ち上がる、だとかの展開の方がいいように思える。
 
…………別のアイデアもあるだろうか? フェイト達とのバトルでネギ達が活躍するって文脈じゃなくて、火星の人造異界の崩壊から人々を救うとか? ヘラス皇族のテオドラなら世界の秘密を知っててもおかしくない。赤き翼が居なくなった後で、世界を救う象徴として……でもそうやって政治に巻き込むのではクルト・ゲーデルと何も変わらない。やっぱ詰んでるか。
 
単に不用意な発言って事なんだろうけど、言葉だけで持ち上げる場合は特に繊細にやって頂きたい。
たぶん「赤き翼を継ぐやもしれぬ」で〆られれば良かったのだろう。もともと「赤き翼」=「世界を救う存在」なわけだから、最後の世界を救う云々のセリフは赤き翼の意味を繰り返す説明文でしかない。期待感を仄めかすだけでいいのに、一般向けに分かり易くすることで余計なことを言っちゃってるんだろう。じゃなきゃ「これはぼやぼやしておれぬ、彼らが世界を救ってしまうやも知れぬ(はーと)」とかで良かっただろう。
 
 
●後記
龍樹のライブ映像にシャギャーとか書いてあるのは不味い気が?(笑)
全体的には茶々丸の衛星兵器で予想外の展開が面白いんだけど、細かい点でツッコミが入ってしまった。
まぁ、某所にてサテライトキャノンを要求したことがあるので、完全に予想外とまではいかないんだけどね。エヴァ様が「茶々丸よ、月は出ているか?」「今日は満月です、マスター」みたいなのってネタ的に、ね?(笑) しかし作中の現実性に沿って実現させるとこういう形になるのが納得というか、感慨深いというか。
でもまさかここで使ってくるとは思ってなくて驚いていたり。ビックリ展開が続いてて面白いのはいいんだけど、そろそろ雑になってませんか?とか言いたくなっちゃうというか。
 
あ、衛星兵器がニャーって鳴いてるのに今頃になって気が付いた。印刷が。
 
そしてトリガーハッピーさよちゃんの乱射のせいで、パルは無一文になって現実世界に戻るハメになるっていう貧乏展開ですね?わかります(涙)
 
こんな感じかな。後でフォローしよう。