雑記

 
●羽田・成田が面白くなってきた、のこと
日米間の航空自由化(オープンスカイ)協定で、羽田−米国間の1日4つの発着枠の1つを今回ユナイテッドが申請してて、羽田−サンフランシスコ便が実現すると、かなり便利な話になるよね。
要するに、文句を言われない程度にちょっとずつ規制を緩和していくことで、ズルズルとなし崩しに国際空港化するのが狙いだろう。
 
一方で成田空港の方は「成田スカイアクセス」ってのが7月に始まる。今でも成田エクスプレスと京成スカイライナーとがあるんだけど、今度のは51分 → 36分という時短で競争優位する気らしい。踏み切りが無いのを利用して時速160キロだってんだから凄いよね。料金が幾らぐらいになるのかも楽しみな辺り。かなり高いと思う(笑)
しかしそれも国際空港としての機能を羽田に奪われたら、成田までの区間の商業的な事情が激変するだろうから、色々と面白いことになる。
 
現代のドラマで、恋人が空港から旅立ってしまうのを追いかけたりする展開がお約束であったりするけど、あれってつまるところ、成田が都心からやたら離れているから成立した距離感のドラマ性だよね(笑) 国際空港が羽田に集約されたら、その辺りの「間に合うかどうか!?」みたいなジリジリとした展開が使えなくなるわけだ。
 
 
Angel Beats!
とりあえず1話を見て、大体のところを把握。
越境して来たところからスタートしてて、記憶が無い。大人の居ない世界。劣化ハルヒ。全13話。
最終的に、生き返るか、満足して死ぬかってことになるけど、死ぬ方が妥当。2期をやる可能性を考えればそれなりのイベントをやって盛り上げた所で終わりってのもありそうな辺り。
大人の居ない世界だから、神話系構造的な意味でのパワーアップとかは無さげ。定形だろうから記憶を思い出すと他のキャラと絡むんだろう。劣化ハルヒなのは導入速度の問題っぽい。とりあえず13話しかないらしいから、分かり易いキャラを仕込んでおいて、後はだーまえ節発動させて脚本で盛り上げる気だろう。
 
けいおん!らきすた型の、日常をだらーんとやる系統じゃなくて、日常+戦闘ってタイプにしたかったみたいね。フェイト/〜辺りの仕組みに近いのかな。構図としては、(主人公+仲間)vs天使1人 になっているらしいが、仲間との戦闘で死ぬことが出来ないのであれば、戦っても無駄ってことになるのか。そもそも天使と戦闘している意味もわからないが。んー、人間同士の戦いだと思ってたから緊張感は足りなさそう。裏切り者が居るとしたら、主人公かなぁ。天使にコンタクトを取って仲良くなったりするかな?
 
1話の肩透かしっぷりは凄いものがあるが、まぁ、スロースターターかな。
 
PAWorksェ……京アニっぽいポジションでハイクオリティを期待されている会社だと思っていたけど、ちょい役者不足っぽ。
 
 
京アニの軸ズレ感
上のPAWorksとは関係なく、なんとなく思ったことを。
 
京アニって、作品に対して「ちゃんとしている」んだよね。
 
これ、テレビ放送として「ちゃんとしている」ことを度外視している部分があって、それが視聴者側のこの程度だろうって「期待」を上回る部分になっている。けいおん!の声を枯らした状態で1話やり遂げたり。歌のパートもガラガラ声で放送しちゃったり。テレビ放送としてちゃんとすることを度外視しているんだけど、作品に対してはちゃんとしているわけだ。
 
京アニみたいな真面目・まともな作り方でつまらなくならずに済んでいるのは、この「テレビ放送としてちゃんとしようとはしていない」からなんだろう。
 
 
大体、視聴者の期待を上回ろうとすると、直ぐにエロかグロになっちゃうわけだ。それでいて作画崩壊とか言われてしまう方向でちゃんと出来なかったりするっていう。世の中ままならないとは言っても、長期的な見通しを作れないと一極化の圧力でジリ貧だよなぁ。
 
中国だったら2年以内に利益を出せない責任者はクビにしちゃうかも?(チャイナ・インパクト)