雑記

 

ALN日記 1月31日

私は、「2010年。ハーレム系は終わり、百合系が流行る」と予想し、新聞から取材の申し込みが来るほどの反響を得ましたが、その予想は外れました。

・2010年8月18日の日記より
>(3)男性視聴者が、女性キャラに感情移入できる技術を持つに至った
> 特に「マリみて」以降。「けいおん!」でも、キャラを性欲の対象として
> 全く見ていない男性ファンが増えている。”あの輪の中に入りたい”と
> いう願望を超えて、すでに登場人物の誰かになっている達人も。

これですが、百合系ではなく「男の娘」という形であらわれたとの指摘を受けました。確かに、「女装コスプレ」の流れから見ると、普通に予想できてもおかしくなかったですね。(現実が予想を超えているような・・・)
けいおん1〜2」も、「あれは百合では全然ない」と言わせてもらいます。

 
男女の平等化からくる、男性のメス化現象だと思われます。
現代型の社会では男の種としての強みが失われてしまいました。例えば腕力が強いのなんかは「荷物運びに便利」とかって扱いになってしまったわけです。
そして、トイレの鏡の前で髪の毛をセットする若い男の子達が普通の光景になってきました。それは女性型の生存戦略である「可愛くなって愛されたい!」ってやつです。
 
相対的に女性が強くなることで、男性が「選ぶ立場」ってやつを失っているわけです。優位に立っていないのだから、選ぶ権利なんてないんですよ。仕事で有能だとかのアドバンテージがなければ、可愛い・カッコイイなどで選んで貰うしかない。そういうレベルでの適用が若い世代で始まっているんでしょうね。
 
女性はブリッコが大嫌いで、つまりは男をちょろまかすのに有効過ぎるので、お互いにそれはやめようというルールを作り、男っぽい女であることで同性の攻撃から身を守るようになり、オトコマエ化=オス化しているのではないかと。
 
だからどう、とかはありませんけどね。戦争でもあれば一気に元通りでしょうし。選ばれたい女性は相変わらず多いでしょう。数十年レベルでゆっくりと男女平等化が進行していくと思いますが、過渡期はいろいろと面倒くさいものです。
 
男の娘とかって、単にオカマ分類のハズなのに、巧いこと差別化してますよねぇ。記号学的に物凄いと思います。