雑記

 
 
●流星ワゴン(小説)
小説を読んだ。周辺への影響自体は大きそうだけども。素晴らしいかというと、そうでもなかった。古いってのが大きいのかなぁ。つまらなさに埋没する前に終わったって感じだ。
他所の男に抱かれてきた女房のおま●こを、イラらしくチロチロ舐めて、勃起したとかのネトラレものなんだもん。無理っ。エヴァのシンジに感情移入できなくて、外側から眺めている感覚になっちゃうのと同じだ。
どうしようもなさを積み上げて、丁寧に作品にしている。絶妙な「救われた感」を配置しつつも、カタルシス的な感動は否定。技量的にはケチ付けられないにも関わらず、こんなのをエンタメとして読むこと、そのどうようもなさがまた、しょっぱいっていう。
 
どうやら1話のはドラマチームの腕が大きかったのかもね。設定変えて来ているのもあるし。チュウさんのケンカの動きが、ちょっと上原清吉先生を意識してるの?とか思ったのもあって。
しばらくはドラマを追いかけながら、どうなっているのかを考えようかと。
 
 
イスラム
イスラム教徒ごと、排斥運動に発展しちゃえばいいと思うんだよね。いい加減にしろよ、イスラム教徒って思うし。まぁ、イスラム教徒とイスラム国は別のものだろうことぐらいは流石に分かるとするよ。……ここをきちんと分離させられるのが、いわゆる物語とかに出てくるキャラで頭の良さを表現する時に使う部分なんだけども、そのレベルはどうでもいいわけだよ。
 
今回の日本人の身代金目的の脅しとかは、離間策なわけでしょ。イスラム国に敵対する勢力に協力しようとするとこうやるぞ、っていう。
同じことをやり返すならどうやるか?って話だ。イスラム教徒全体に対して差別的に、攻撃的になればいい。身内の恥だろ、自分達でどうにかしろよってもんだ。欧米が下手にイスラム国を殲滅しようとすると、家族を殺されたとかって恨みが地味に残るんじゃないのかね。イスラム国に身を投じようとするその根っこを断ち切る手段が必要だ。
 
結局、イスラム教に問題があるんだろ。違うなら自分達で解決してみせろよ。日本人を巻き込みやがって。いい加減にしろよ。
 
イスラム国に関していうと、最上の価値観から、新しいものが噴出するわけじゃない、ってことの好例だと思うね。ピラミッド型した価値基準があるとする。最新の最先端の、学術・芸術的なトップから生れたものじゃないんだよね。むしろ底辺附近からの爆発だと言える。
ガンダムで言えば、エリート主義による価値のピラミッドが、ニュータイプの登場によって転倒したんだ。最高度の教育を受けたとしても、もはやニュータイプでなければ役に立たなくなってしまった。
イスラム国がニュータイプってわけじゃない。三角形が転がって、別の頂点が上になった、といったことではない。複雑でがんじがらめになった現代社会の価値観をいったん無しにして、イスラム国というあたらしい秩序をやりなおそうとして感じる。このまま放置すれば、新興宗教的な、もしくは北朝鮮的な独裁国家のような形で、「新しい勢力」としての位置付けを得ることになるだろう。この素朴な暴力を新たに受け入れるのは、現代の法や秩序、理性ってのの敗北かもよ。滅茶苦茶に人を殺して犯罪を犯そうとも、その規模が十分に大きければ、世界は受け入れるんだよってことなんだから。まぁ、「十分に大きな暴力」ってのを受け入れる柔軟性が人間の強みって分析も可能かもしれないんだけど、それは滅茶苦茶にやっていいってことなんだよね。
 
ま、イスラム教に深刻な問題があるに違いない。だいたい信仰の自由を盾に、暴力的な手段で言論を封殺するぐらいだもん。問題があるってのをイスラム教徒たちも認めてるんだろう。そういう行動をしているよな。