雑記(逆台形モデル、他)

 
ヒエラルキーの逆台形モデル

価値観の頂点と人口分布をピラミッド型の階層構造で示すのがヒエラルキーだが、この三角形の頂点決めているのは「パラダイム」に近い価値観となる。よって、価値観の違いを図示する場合、頂点の位置が変わることになる。それが上側の複数の頂点を持つピラミッド型のモデル。
 
ここでやっていることは垂直型から水平型へのシフトに類似する。
 
下に示した図は、多様性によって逆三角形になる途中の、逆台形状のモデル。結局、名人だの達人だのは個性が極まっていくため同じ様な人が少なくなる。能力が発達すると、言い換えるとレベルが99とかに近づくとその成功法則から個性や方法論が収束する…………のではなく、逆に拡散していく。垂直・水平の価値観を同時に捉えようとすれば、底辺もある程度まで残るから完全な逆三角形とはならず、結果、頂点側の人口分布がスカスカな逆台形型モデルへと近付いていく。木が枝葉を伸ばしていくのにも似ているが、この場合には幹に相当する部分はない。
 
マンガとかで説明すると、強いキャラやモテるタイプってのはそれぞれ独特だってことになる。現実でもキャラ被りを避ける方向にあるってことで、そのイメージ図の話。
 
ハイパーどうでもいい話題だな〜(苦笑)
世界をどう認識するか?って話なので、例えば自分の考える「一般論とは何か?」みたいな話に関わってくるんだけどね。一般論って大体は底辺からミドルクラスぐらいまでの話でしょ。だから逆台形モデルだと底辺とかはそんなに多くないってことになっていく。人間賛歌とまではいわないけどねー。
 
 
●価値観の転倒
どうでもいい話題だからこの際に纏めてしまおう。

価値観の転倒、というか専門用語があったかどうか思い出せないのでそのままで行こう。ガンダムだとノーマルなエリート達が努力して築き上げた価値観が、ニュータイプの出現で転倒してしまった、などと書いておけば分かり易くなる。過去の栄光も含めて、オールドタイプってレッテルになって行く訳だ。要するに自分にとって有利な能力で勝ちに行けばいいんだよって話。
 
●破壊的イノベーション

で、こっちが『イノベーションのジレンマ』って本で有名な破壊的イノベーションだとかの図。価値観の転倒と似たような話題なのだけど、持続的成長は破壊的なイノベーションで覆されてしまう、みたいな感じ。このためニュータイプは破壊的イノベーションだ!みたいな言い方がされている。
組織がプロダクト(製品)の成功で方向性が固まってしまうってことを言いたいらしくて(私も詳しくないので本を読んだ方が安全だよ)、製品の改善をちゃんとやる優良企業であっても、破壊的イノベーションのような軸足を移してしまう時流には勝てずに潰れたりしてしまう。頑張る方向を間違うと一流企業は一流ゆえに負け戦になってしまうわけだ。
対抗策として別ブランドの立ち上げとかが言われたりする。けれど、成功している段階からコスト的に無駄としか思えない破壊的イノベーションなんかやってられないわけだ。誰かが成功してから後追いをして間に合う体力があればいいけど、リードが付きすぎてて追いつけなくなったりする、と。
 
 
●1対多→ヒロイン化の構造

ハーレム型ってのは主人公1に対して複数の女の子が出てくる。ヒエラルキーは人口分布でもあるわけだから、希少な側ってのはヒエラルキー的にみると立場が上になって認識されてしまうわけだ。古典的な役割論ではヒロインはお姫様だったわけで、姫って時点で最高度の希少性をもった「宝物」だったわけですよ。しかしヒロイン=お姫様が複数化することで希少性が失われ、逆に主人公が男にも関わらず希少性を持つことでヒロイン化の圧力にさらされるわけだ。
後はダラダラと楽しい時間を引き延ばすために受動的になったりなんだりしていく内に、気が付けば女性化が進行して、女の子の方がボーイッシュになったりだとか、オトメンだの男の娘だので…………まぁ、どうでもいいか。