雑記

 
 
●「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告(エマニュエル・トッド、文春新書)
半分ぐらい読んだ。オススメ度は、うーん。高いような、そんなでもないような。50ページぐらいまでは神がかってる。ヨーロッパの立ち位置を総覧できるのはいいね。
 
EUはやっぱりドイツが支配してるそうな。思っていたのよりも、ドイツ(ナチス)アレルギーは無くて、むしろロシアアレルギー(本書の中ではロシア嫌いと表記)が状況を作っているご様子。理由を知りたいんだが、ドイツ文化の生み出す混沌としたエネルギー(意訳)となっていてイミフである。
 
アジア地域だと、アメリカ帝国か、中国帝国か?みたいな話になるけど、中国は帝国呼ばわりするにはまだ不足(やっぱお粗末だもんなー)。真のプレイヤーはアメリカ、ドイツ、ロシアとしている。
ドイツ帝国アメリカ帝国の対立の方がより深刻そうな印象。
フランスの自主的隷属などが中々に面白い。グローバリズムでの低賃金労働力的な意味で、アメリカが中国と接近し、日本をハブろうとした流れなんかがだいぶ分かるようになって来た。
 
ロシアアレルギーに依存してるように見えるけど、ロシアが居ないとアメリカとドイツの対決ムードがダイレクトアタックになるらしい。あれ、上手く表現できないな……。こう三つ巴的な、ぶつかり合いというか。依存を交えたうんにゃらかんにゃらが。ダメだな。
 
ダブルオーとかコードギアスとかのEUっぽい地域がドイツに支配されているイメージだとすると、結構くるんだけど、ドイツの状況を知らない人には伝わりにくいだろうし。
「24」とかでドイツが敵になんないと現実感が足りないね。(フィクションだっつー) ナチスとは関係ない、刷新されたドイツのイメージを作り出して行かなきゃいけないんだろうなー。今度の敵はスタイリッシュ・ドイツだ!
 
 
●PS4の大攻勢の真の姿
なるほどなぁ。スマホが強すぎて携帯ゲーム機市場は無理ゲーだから、据え置き機に注力する方向にシフトさせるわけか。大きな流れが変わりそうですな。ガキもスマホゲーって話になると、国民総スマホ化ってことに。やだなー。
 
同じ流れでデスクトップのパソコンもイラネって展開になりそうだし、いよいよブラウジングもできる据え置きゲーム機になってくれると……。ねーな。