雑記(感想戦&春アニメ何見る?)

 
とりいそぎ。
 
感想戦と次シーズン何見ようの話題。
・まず総括的に。
京アニの無彩限のファントムワールド、谷口悟朗のアクティブレイドが共に大爆死という状況に(苦笑)さすがに笑えませんでした。
 
一方で今期は完全にA-1 Picturesが覇権を握ってました。
グリムガル、僕だけがいない街、そこにGATEも加わっています。まぁ、GATEを含めると安定感に欠ける印象なんですが。
完成度などでは「僕だけがいない街」が無敵の無双っぷりを発揮。「冴えない彼女の育てかた」から続くイメージの、高品質・高水準での安定感がそのまま現れています。一方、GATEやグリムガルには、ガンスリンガーストラトスなんかの自己満足的な演出やら、不安定さが入り混じって現れていたり。監督などはみんなバラバラなので、誰がどうこうという話でもなさげで、A-1 Picturesの組織や、集団としての能力などが良く現れているということかと。
 
 
この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)
ダークホースからの成り上がり。まさしく祝福された作品でした(笑)
低予算だったろうに、関係者が踏ん張ったのか、どうにかクオリティーを大きく崩さず、最後まで「もった」印象です。全10話という構成でもありますが、まぁ、まぁ、文句よりも褒めちぎるべき作品でしょう。カエルの所は久しぶりにガチで笑わせてもらいました。サキュバスとのただの会話シーンも、三石琴乃とのやりとりだったことで面白味が出ていました。グッジョブです。
何が良かったのか、その決定的な要因は分かりませんが、演出の勝利?うーん。選ばれたのかな。2期も楽しみです。
 
灰と幻想のグリムガル
これは本命作品だろうと思ってて、やはり本命でした。物語の展開的に1話からブーストがかかっている作風ではなく、後半に向かうに連れて段々と盛り上がっていく構成ですね。「小説家になろう」系統の作品によって俺TUEEE系全盛という時期での、アンチテーゼ的な「弱さと向き合う物語」。非常に良かったです。残りも楽しみです。
 
僕だけがいない街
これも素晴らしかった。情報密度、安定感、テーマ性。文句なしです。完成度では断トツと言って良いでしょう。誰かが言っていたように、謎解きはしていないんですよね。それゆえというのか、ストーリーの一本道感が強めで、余計な、余分な余地がない。それが窮屈でありつつも、完成度として高まっている印象でした。ただのシナリオ展開という段階から、与えられたテーマの昇華も行われていて、近年の作品としてはかなりの高水準と思われます。(テーマ性の段階!)
恐怖シーンは抑え目ですし、広くオススメできると思います。OPの演出(遊び)も良かったですしね。
 
おしえて!ギャル子ちゃん
淡々とした日常とコメディー、ちょっぴり青春という配分の良さ。時間短いのもあり、良い癒しの時間でした。楽でいいっす。
 
 
ヘヴィーオブジェクト
平均レベルが高く、安定して楽しめました。良作でしたねー。音楽も良かった。これのお陰で半年アニメを楽しめました。ガンダムでいえば結局のところ最強はボールだよね?的な議論がむかーしからあって、装甲と運動性と攻撃力を高めたボールを体現したのが、今作のオブジェクトってことです。萌えとか燃えの要素を排除してリアリティを高めつつ、主人公達のありえない無双っぷりを楽しむ作品。俺TUEEEの否定形でありながら、弱者が俺TUEEEEをやっている辺り、原作者のヒネクレっぷりが良く出てて好印象(笑)でした。
 
ルパン三世
これも終了。テレビシリーズとして久々に良質なルパン作品になったと思います。
今回のプラスワンゲストというかシリーズヒロインであるレベッカロッセリーニ藤井ゆきよ)の物語でもありました。まぁ、カリオストロの城のメインヒロインであるクラリスと対になる形でのヒロイン形成なので、納得感はそこそこあったかと。泥棒になるクラリスが今作のレベッカですね。
ルパンは以前から有り得ない感じの科学技術とかが存在する世界だったりしたので、こうしたちょっとはっちゃけてる感じがルパンってことでしょう。
ただ、攻めていない感じも残るんですよね。ルパンシリーズは長い時間をかけて定番化しつつあり、新しい旋風を巻き起こすのは難しくなっています。前回のビッチ不二子みたいな攻め方はどうかって気はしますが、向こうのが多少なりとも攻めの姿勢ではあったかもわかりません。けれど、不愉快感を与えても面白くなるわけでもないので。
今回のをルパンビジネス的な足がかりにしつつ、どうやってルパンチームで遊ぶか?というのを考えていくべきでしょう。
 
 
最弱無敗の神装機竜
えっと、1話だけだったかな?(笑) その1話もテンプレ!って感じだったから評価は低くなりそうです。個人的に音楽はキレてたなーと思ってましたけども。それとクルルシファーさんの肉食ぐあいとか?妹人気が楽しかったです。
ただしメインヒロイン軽視は、インフィニット・ストラトスと同系統の、中心が喪失している状態。ヒロインのハーレム化で序列が崩壊するポストモダン的構造ではありますが、つまらないことにしかならないのですよね。結局、作者が書き易い方向とか人気のあるキャラに展開が偏って、物語の構造すらいびつにする。「ストーリー中心型」と「キャラ中心型」の作劇の矛盾に殺されるという感じでしょうか。
まぁ、キャラが可愛ければいいって話もありますしね(苦笑) ふぃーちゃんの破壊力とかね。胸だけで薙ぎ払う薙ぎ払う。
 
ゴッドイーター
最後まで高水準の描きこみ。コダワリ過ぎて全部めちゃくちゃにしなきゃ素晴らしかったのに。
ただし、ストーリーも中途半端感が大きく残っています。これは作業時間とは関係なく、構成の問題ですね。ストーリーとして切り取った部分の問題でしょう。エイジス計画の顛末とか、何も終わっていません。なんかキャラのやり取りを漫然と描いただけというか。イメージだけのPVの水準を超えていませんでした。
 
少女たちは荒野を目指す
全体的に低水準で、終わりだけ良かったから全て良し的な作品でした。原作シナリオが田中ロミオということでしたが、黒雪姫先輩(アクセルワールド)のセリフに少し熱を感じた程度。
なんともクズくてゲスい、ゲロの臭いがする内容でした。何がやりたいのか?以前に、面白味がない。それをさも面白そうに描いて、ゲーム作りのマイナス面ばっかりという(苦笑) リアリティを何かと勘違いしてこじらせたような作品ですが、終わりが良かったので奇麗に纏まった印象を受けます。
荒野とかって概念はとても良く、可能性を感じましたが、まぁ、なんだろ。誰が悪かったとか言えるものではなさそうに思えます。
 
●アクティブレイド
音楽が良かったです。以上。2期いる?
実験作品としても失敗でしょうね。戦闘シーン面白くない。全体的に山なし、オチなし、意味なしをそのまんまやらかしていました。導入からして、スパイ女がやってきて、そいつほったらかしとか、もうね。盛り上がるお約束もちょいちょい排除していたし、それでどうにかなったらその方が凄いんですけど。コンセプトもなぁ。ロボットでもない、変身ヒーローも微妙、それでいて魔法少女でもない。裏方ものとしても中途半端。警察ドラマですらないと来た。最後までみましたけど、ばっちり苦行でした。
 
 
無彩限のファントム・ワールド
まだ終わってませんが、ただの子供騙しというか。最終2話は良さそうなので、終わり良ければ〜となればいいんですが。
「衒学的」と銘打っていたように、知識みせびらかし系の日常ものです。が、その知識も微妙すぎてしまって、「へぇ?」と思うところまで行かない。ものを知らないなら衒学を謳ってはいけません。言い訳としても見苦しいだけです。知識の力を知らないのが丸分かりだ。知識は単純に世界を変える力ですよ。
さらに日常と戦闘シーンの取り合わせが最悪レベルで、つまらないと来たら無い。根本が日常ものだから目的がなく、戦闘がまるで無意味になってしまっている。(アルブレヒトだけは認めざるを得ないけど) オープニングで微エロに走っていて、もはやただの下品。その根本的な原因は、京アニの戦略的な意味での迷走に求められるでしょう。ビジネスモデルとして何をやる会社なのかってことがブレて来ている。強度が高まり、ステージやスケールが変更され、どうしていいか分からないのでしょう。
けいおん!だけやっている会社ではなくなって、Free!やユーフォを扱うようになった。その延長線上で勝負しなければなりません。もうしばらくこうした迷走は続くでしょう。
小粒で売れ行きの良い作品も大事ですが、代表作と呼べるような本格的な作品も同時に目指すべきです。ただ、聲の形をやると今度はエンタメ性を忘れそうでアレですが(苦笑)
 
ガンダム オルフェンズ
うーん。ようやく盛り上がっているような気もするんですが。
壮大な焦らしプレイから、ちょっとのご褒美で満足する犬に調教されているだけなんですよねぇ。
丁寧に積み上げて、大きく破綻していないだけでもよしとするべきでしょうか?
 
しかし、日本アニメの旗艦、フラグシップであるはずのガンダムがこうでは困ります。その他凡作という意味では、満足してもいいデキではあるんですが。勝手に期待した側が悪いという意見もあるかとは思いますが、だったらガンダムでやるなよ!が正統性であり、正当性を持ちます。
凡作だけど、ガンダムの看板なら売れるだろう、なんてやりやがるから、ただのシリーズものに堕するんです。ガンダムがわからないでアニメ作ってんじゃねーよ。
 
 
■ そして来期の期待作とか
・何をみようか?
いや、後で私が感想を書く作品って意味でしかないんですけどね。なにしろ「このすば」みたいな予想外が混じってくるものですし。
 
三者三葉
あえてのメイン推し。動画工房さん今期は見るよ!……というか、未確認で進行形と同じ作者なんか。むぅ。そこまでは考えて無かったな。
4コマ漫画のアニメ化というヤツで、京アニが打ち立てたスタイルを動画工房さんがやる形だね。未確認で進行形を見れば、原作を読んでなくてもまず外れないのが予想できる。スタイル自体が強いってのもあるし。
 
ジョジョ4部
けっこう3部推しと4部推しに別れるんだよね。私は3部派だけど、4部は「だが断る!」の人が出てくるものね。まず見ない訳には行きませんとも。ただ、1部から段々とバランスが悪くなって来ているので、うーん。手抜きしてんじゃねーぞ、とは思う。
 
マクロスデルタ
そんなに激しく期待はしていない(苦笑) けど、マクロスシリーズだから見る。前回のフロンティアは、シェリルというスーパーキャラが生まれたお陰で、ランカも光ることが出来ていた。マクロスガンダムと並びうるコンテンツだけに、アクエリオンとは違うところを見せて頂きたい。
 
○Re:ゼロから始める異世界生活
初回一時間で結構丁寧な作り、面白いとの情報あり。なろう系は今後も増えていくと思うけど、どうなるかな。
 
アスタリスク
こうなってくるとA-1であるアスタリスクがどういう意味合いなのかって話しにもなってくるわけで。ハンパなとこで終わったからみるけどね。
 
 
その他で気になるもの
ビッグオーダー
えすのサカエ未来日記」の作者の、その系統の作品らしいのだけど、読んでいないので楽しみ。
 
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
これ地雷臭がするんだけど、みちゃうかもしれない。
 
ハンドレッド
みるかどうか悩んでいる。かなりエロいという噂も?
 
ジョーカーゲーム
・文豪ストレイドッグ
どうしようかなぁ。どっちも良さそうな気もするけど。
 
坂本ですが?
一世風靡したような気もするなぁ。
 
ガンダムUC
ウニコーンもういいよ〜とか思ったけど、多少は作り直すのかな?
そんなのよりF91の続編をだな?
 
その他にも気になるのはあるんだけど、絶対そんなに追いつかない。春忙しいし。死ぬ。