超過圧力

 
読めるものなら読んでみろ!的な長文になってしまった。知ったことじゃないんだけど(オイ) 全ては来週のネギまが無いのがいけないのです……オヨヨ(嘘泣)
 
ネギまOAVのこと
8万かぁ、ちょっと微妙な数字だと思う。(ちょっと多すぎる感じがするという意味)うん、めでたいとは思う。けれど上手く行っている時は慎重になるべきだろう。でも行動は大胆に!と矛盾してないといけない(苦笑)
 
OAV2と3の数字は別カウントなのかな?とかの話も気になるが、それより今回の数字がパクティオカード商法なのかどうか?という部分の方がもっと気になる。OAV2は、たぶんパクティオカードが付かない。OAV2で仮に数字が落ちるようなことがあるなら、OAV3でもう一度カードをつけるような展開を今から考慮すべき?とかの妄想が炸裂してしまう。
 
それからOAV2での展開は、OAV1と比較して内容的にどうなのだろう。OAV1は超戦バトルやアルビレオのシーンがあったりするようだけど、この導入部による(ステアリング的な)遊びはもう効かないかもしれない。(それを克服しているのなら、アピールポイントになるかも?)
 
予約8万の内、どのくらいが見込み注文なのだろう?それらが捌けるのかどうか? ……別に捌けなくても問題ないにしても、OAV2〜3の予約数に影響がでるかもしれないわけで。まぁ、まだネギま!のファンじゃない人が数年後にファンになる可能性もあるんだけどさ(笑)
 
映像メディアが人の目に触れないのは勿体無い気もする。だけど映画化ってOAV1〜3をくっ付けて弄ったものになったりしたらヤダなぁ〜と先読みしてみたり(笑)映画にできるようなクオリティがあるのかどうかって部分もあるんだろうけど、映像メディアにして2時間で切り取れる部分は限られてくる。
 
ネギまのマルチメディアでの敵は時間とかの枠組みそのものじゃなかろうか。1クールのアニメと2クールのアニメでは描けるものが違うという意味で。
 
なんとなく夢は広がるけど、原理主義気味の原作重視なので冷めてる部分がある。
 
 
 
●220時間目の追記
めんどくさいの圧力に勝つのが至難の業だったり。
 
・13巻114時間目との関係(相当に重要な話の予感)
 みんなが居てくれることに気付いた114時間目と絡めて考えると、「みんな」と「守る」のキーワードで作られた今回の話はかなり重要なポイントになっている可能性が高い。114時間目の方は「みんな」に気付いた話だと言える。それが今回は「守る」に進化したというべきか。
 
 ラカンの打ち明け話って【今は知らなくていい(217時間目)→喋っちゃった(220時間目)】というのが半日の間に起こってたりする。そしてラスト3ページの「みんなの顔」は単なる手抜き(笑)ではなくて、「みんな」を強調することのために必要だったのだろうと解釈できる。
 
 
・結論の固定
アスナによる話の結論は決まっていて、「守る」まで辿り着かなければならなかった。(じゃないと、ラカンの方の話に繋がっていかないから)
 
【「闇の魔法って何よ!」→ → →「私達がネギを守る!」】
 
……となっていて、途中の論理の飛躍っぷりが楽しい。
この論理を繋げるために途中で千雨に凹まされているのだけど、不自然かもなぁ〜と思う。無茶したってことは、最低限守らなきゃいけなかったものと、無視したものとがあるわけで、そこに現れているものには注意すべきかもしれない。
 
まずはネギが「光の道」を選ばなかったことに対する作者コメントの側面*1が見て取れる。すると千雨コメント前のアスナの状態をちょっとウザく描写してあるのが興味深い(ニヤニヤ)でもそれを千雨に反論させているとハラハラしてしまう(笑)
 
それにしても千雨に凹まされる必要はあったのだろうか?
(実際に凹んでるかどうかはともかく、こういう視点を持ち込まないと理解できない部分があるため)
 
ラカンによる「エヴァのこと嫌いか?」が転換点になっているので、事情を知らないアスナには理解できなくても仕方が無い部分はある*2。逆に言えば、事情も知らないのに文句だけ言ってしまっている。
 
更に千雨からの反論が正しいものであると描写するためなのか、「自分だけが心配している」という要素を入れてある。(具体的なセリフは「ちょっと私が目を離すとすぐこれなんだからっ」)
これがあるから、千雨の言っていることが間違っていないと分かるようになっている。【自分だけで心配 →千雨コメント→ みんなで守る(みんなで心配)】
 
意図してないかも?とは思うけど、177時間目で【アスナいいんちょまき絵】と同じ構図にも見える。177時間目はちょうどOAV1に入るシーン。千雨のコメントで、というか自分自身で「思い出す」ことになる。
ハマノツルギを呼び出して突き刺す決めポーズが雪山最終日のイメージを利用していることを考えると、さほど不自然な連想でもないのかもしれない。
……すると、ネギの意見を尊重するのを忘れたというより、千雨の覚悟にひるんだという風に繋がってしまい易いのでちょっと微妙。前後を考えると千雨からアスナへの引継ぎの意味が出てくるのかもしれないのだけど、どうにも対決して見えるという罠。今週はいろいろと難しいお年頃である。
 
 
それと今回の話はノドカの視点で読むとちょっと切ない。がんばれ本屋ちゃん!とか思う。装備揃えてパワーアップしたはずなのに、前回「1人では何もできなくてー」とかネギに言ってしまっているわけだよ。一方でアスナは刹那・楓を助けて大活躍。ノドカは闇の魔法の危険性についても何も気が付かなかった。しかしアスナは危険じゃないのか?とか気付いて心配している。いかにもな格差社会であろう。
 
この状態で、「自分だけが心配している」風のアスナのコメントはキツイぜ。お目付け役してた千雨にとっても失礼な発言だけど、心配できなかった故に反論できるハズのないノドカ。
その後の結論である「みんなでネギを守る」というのは、1人では役に立てなかったノドカが肯定していると、無邪気すぎる気がしてなんだか悲しい。
 
魔法の資質がたぶん無くて、今後も魔法を使えないであろう彼女が強くなる道はほぼ絶たれている。刹那たちのように気で活躍するか、タカミチみたいに咸卦法を習得するかしかないが、ハッキリ言って無理だろう*3
 
気はそのまま身に纏えるようだけれど、魔力を身に纏うには「戦いの歌」のような魔力供給呪文が必要らしい。タカミチが咸卦法を得るまでどうしていたのか?によっては融通が利く可能性は残っているが、それもノドカにとってはやはり論外だろう。(簡易魔力供給は杖なし呪文なしでも使えるかも?7巻61時間目・対サメ戦)
結論として、のどかは、のどかの戦い方をしなければならない。自分の役割を追求するしかないだろうね。
 
 
 
ラカンの打ち明け話
アスナ達がネギを守る!と言ったことと、ラカンによる打ち明け話では如何にも釣り合いが取れていない感じがする。それは私だけかもしれないけど、3:10ぐらいの差があるような気がしてならない。
 
しかし、決して「世界を救え」とは言ってない。ラカンは「アスナとみんなを守ってやってくれ」と言っているのだ。
……展開的に、二つは同じものである可能性もあるけれど(笑)、決して世界を背負わせようとはしていない。
 
アスナを守るとはどういうことだろうか?
嫌な過去から遠ざけて守ること?……しかしそれだと今回アスナのやった「闇の魔法ダメ!」と同じ態度になってしまう。そういうことを良しとする作家さんではないと思う。秘密はバレるのが物語のお約束だし(笑)
 
セカンドレイプという概念があって、はてな村だとちょっと前に流行った気がしないでもない。レイプされた後の二次的な被害(村八分とか悪い噂だとか)のことを言うようだ。
アスナの場合、100万人の難民を作り出した「罪」が一事被害に相当するのかもしれない。一次被害ったって本人はさほど苦労していない気もするが、それを言うのなら本人だって巻き込まれただけという言い分も立つだろう。少なくとも100万人の恨みを少女1人で受け止められるとは思えない。
 
……20年後の難民はどの程度の数になっているのかねぇ。条件によっては半数以下になるらしいけど、魔法世界なら大丈夫かもしれないしねぇ。
 
 
それで、二次被害から守ってきたのはタカミチのような気がする。家族としての憧れじゃなくて恋になったわけだから、明日菜は近親相姦的な妄想少女だったんだよ!とか、ネギのことも家族として好きな段階を超えると恋愛になっちゃうんだよ!とかのアホなことも口走ってみたくなったりもする。まぁオジンスキーはガトウの死が絡んでのことなので、身内に恋しちゃう人という傾向があるとは思っていないけど…………けど……?(笑)
 
 
・フェイトの作戦
フェイトの作戦を考えると、アスナ達を監視させていたのが不思議になってしまう。ネギ達が魔法世界にいなきゃダメなら、呼び込む作戦(誘拐とか)を発動してなければならない。問題はアスナのマジキャン能力だと思うが、フェイトの立場に立って考えれば、予備装置か危険要素ということになってないといけない。アスナを利用した作戦のわけがない。
 
 ・ネギ達が魔法世界に来るかどうか知らなかった。
 ・アスナと刹那を監視していた。
 ・魔力の対流がオスティアに集まってくる
 
集まってくる魔力の対流をアスナに消されると困るとか、黄昏の姫御子だとは知らないから予備のマジックキャンセラーとして見張っている……?って辺りが妥当かな。
 
情報量が多いから作者が混乱している可能性もあるかもしれないけど、フツーそういうことはありえないわけで(苦笑)
 
問題は、キーポイントがアスナかどうか?という点だろうね。アスナだけ守ってやれば、フェイトの作戦が破綻するのかどうか。そうなると、部分最適がそのまま全体最適になるんだけどね。
 
この意味で、ナギ達は「力を掛けるポイント」を誤ったのかどうか?というのが知りたい所。結果的に100万の難民と世界の破滅とでは比較にならないのだから……。

*1:あんまり本気にされても困るw

*2:ついでに(あ――エヴァちゃん…)でアスナの納得を作ろうとしてる部分も見られる

*3:ところで、闇の魔法の習得に失敗してネギが魔法を失った場合、気で戦うなどの展開になっていたと思う。肩を壊したピッチャーが逆の腕で投げる展開みたいなもんで、諦めずに父親を探す方法を求めたと思われる。車椅子のネギとかのイメージ?