魔法先生ネギま! 244時間目

 
全てを吹き飛ばすエターナル・アコ・カレー!!……っとφカキカキ
 
 
だってお!
 
 
風邪が治りません! たーしーけーてー  キャー!
 
 
とりあえず前半部分からですが、
ラカンおじ様の説明は微妙に説明になっていない点が怖い。どこまで深く読んでいいのか判断が付かないんですよねぇ。
 
まず、前回と今回の最大の違いは「ラカンが喋っているかどうか?」です。加えてラカン自ら「一瞬とはいえ 本気を出しちまった」というセリフがあることから前回の無言状態が本気なんだろうという推測ができます。
ここで「思考速度」の話が出てくるわけですが、ネギの思考速度が早くない → ラカンの思考速度はどうなってんの? → そういえば先週は無言だっよね? → 無言=「非言語的思考」状態 → つまり無心?(無念無想)……と連想が続けられます。
 
無になれんだったら咸卦法もできんのかよ?とかツッコミ入れたい気分になるんですが、これは推論でしかないので保留するしかありません。ぶっちゃけ出来るんだけど必要が無いとか? 気で10000点になってしまえば咸卦法で10000点にする必要がないとかの理屈がちょっと垣間見えるというか。なんでもありのオッサンは底が知れません。
 
次に前回はネギの後ろに回っているのに、今回は停止状態から防御とカウンター(置き)で処理している点の違いです。この部分も前回はマジだったという差異と見るべきでしょう。要するに、後ろに回らなくてもいいんだったらマジじゃなくても攻略できる、と。野球のボールだって時速160キロなんか打てないのに、時速54000キロとかね、もうね。
 
いやぁ実は前回ラカンが無口だったんで、今回とか謎解きライクなことすると思っていませんでした(笑)
でも結局、あの超スピードについては触れないままなんですよね。先行放電で行き先に目星が付いていたから気合入れて「超スピードで後ろに回りました」というこうですよね(笑)………………説明になってねぇぇぇぇぇ。ネギよりも早いことが物理的に「ありえない」のであるなら、別の方法で後ろに回っているハズなんですけど。 単に「静かな瞬動」とかですか?それって縮地?みたいな。
 
結論:本気出したラカンには勝てない。(月並み〜)
 
 
ネギの問題は思考速度よりも知覚・認知速度の方ですね。雷速瞬動に見合う知覚能力・知覚速度が無いと技を活かしきれません。あんな肘程度のカウンターなんぞ「見てから」回避できないとしょうもないわけで。高レベルの知覚力があってはじめて思考速度が必要になるのです。後は移動ポイントのかく乱のために「千の雷」詠唱時のようなバトルフィールド全体を雷の精霊で満たす操作をするとかで万全の状態にできますね。まぁ、一方的に勝つためだけにそんな状態にしたところで果たしてマンガが盛り上がるのか?というと話は別なんですが(笑)
 
 
エターナル〜の後の右パンチですけど、これがバキだったら剣を軽く引っぱる描写をやっているかも。ネギが反射的に引っ張り返していたら、右パンチが胴体を貫通したかも?みたいな。(そんなにネギを殺したいのかw)まじめにあそこで剣を放さなきゃ死んでるんじゃないかなー。その後のダウン直前の右手が空中に残っている表現もいいですね!(今回は上手な腕の使い方講座ですか?)
 
 
では、亜子です。
しかし、どう頑張っても感情移入して泣けないような配置なんですよね(苦笑)
 
夜食のカレーがー(どばちゃー はぁと)
ず熱ちゃー!?
 
……とやった次のページでどうやって泣けと? orz
マンガとしての出来・不出来以前に、ここで泣かせる気がないでしょう、先生? ………… みたいな作者の意図の問題です。ネギまはあまり深く読者が落ち込まないように仕組んでいるみたいなのでどうにもなりません(笑)
ガラ仮の月影先生は「緊張と緩和」で人の目を惹きつけるべし!みたいなことを仰っておられますが、赤松先生の場合、シリアスが長く続かないご病気(笑)なのです。
 
ここで思いっきり感情移入して泣きたかった読者の皆様はがんばって1ページで意識を切り替えるしかないでしょうね。
 
 
さて、次は何故ココ(風呂場)で泣いているのか?という話ですね。男性読者としては、アキラのおっぱいに顔を埋めて咽び泣くっていうのはもちろん大正解なのですが、傍(はた)から(文脈を共有しないで)眺めるとレズっぽいという指摘も的を射てます。
 
普通に考えると、前回のスタートが風呂場「だから」風呂場に戻ってきた、とかのリピート・リフレイン・現場100回的な読み筋だとか、服を脱ぐという行為がイコールで心をもハダカにするという意味を踏まえている……などが主な読み筋になってくるでしょう。ただしパンチラよりも先にお風呂でまっぱになるマンガなので説得力に欠けるのが痛いところですね。
 
もう一つ、ショートストーリー的な補間で考えてやると、亜子が独りになれる場所が無いことが理由になっていると考えられます。奴隷故に個室は持てず、たぶんアキラ・夏美と3人で1部屋である可能性が高い。1月を過ごしたグラニクスならともかく、オスティアに移動して来て間もない亜子が独りになれる場所は限られてきます。
 
それから自分もお腹や肩にカレーを引っかぶっている描写があるので、カレーの匂いとかの関係で着替えも兼ねて風呂場に来ていると考えるべきでしょうね。服を脱いだりしながら色々と考えたりしていて、一人でシャワーしながら堪え切れずに泣き出したのでしょう。かわいそ。
 
ネギにナギが好きだって言っちゃってるんですよね。しまったなーとか思っているでしょうね。亜子からするとナギはちょっと高嶺の花だったわけで、想いが届かないかもしれない相手だったわけで、それ故に「自分が勇気を出せるかどうか」が問題になっていたと思われます。そのチャンスを横から奪われてしまった。……それどころか、ネギの方にそれが彼とは知らずに恋心を告げてしまっているわけですよね。こんなに中途半端な状態はありません。
今度はナギに、ネギだと知っていて告白すべきだと思います。想いを断ち切るために。ネギだと分かってしまったから亜子の恋は終わってしまったかもしれないけれど、けじめは必要だと思います。
 
ネギもその誠意を見せる場所があってしかるべきでしょう。
 
 
後は時間経過がちょっと謎なのと、
もう一つ、不謹慎さの話ですかね。これがマンガだから意にも介さないのですが、ビデオカメラなら絶対にあり得ないぐらいの不謹慎な場面なんですよね。ドラマとしての完成度を高めるために、泣いている顔を撮るべく風呂場まで潜り込んで、その泣き顔までカメラでばっちりですからね。……この話はどうにも引っかかっている問題のひとつなんですが、その内に触れたいと思います。
 
 
おおっと、描写そのものに触れるの忘れてました(笑)
背景の使い方が巧みですね。空間まで取り込んで泣いている雰囲気がうまく演出されていると思います。体を預ける右手と その体を支える岩の確かさ。逆に垂れ下がった左手は甲を下にしているのが力の抜けた感じを作っていて巧い。泣き声はシャワーや風呂場の雑音の中に紛れて、心の泣き声だけが読者に届くような構成とでも言うのでしょうか。亜子の顔を映したカメラも長くそこに留まれなかったような余韻もあり、見てはいけないものを映してしまったから「ちょっと離れた」かのような構図にも見えるという。表情は延長されて全身で涙を表現しているし、その前提は風呂場の空間を捉えている点にあるわけですね。
これ、凄く良く描けていると思うのですが、どっちにしろエターナル・アコ・カレーの余韻で滅茶苦茶ですから(笑)お手上げですね。
 
 
トサカなんかこの際どうでもいいんですけど、
10年遊んで暮らせる → 100万ドラクマぐらい の意味ですね。後は亜子の顔色を見たけれど一瞬で退散したのはヤブをつつかない賢い態度でしたね。そこの亜子の表情は幼いながらも「女の顔」ってヤツですね。嘘をつく時の、敢えて視線を泳がせない正面から見つめ返す目の描写! 女はみんな女優だとかいうわけですが、要するに女はみーんなウソつきってことですね!(笑)
 
トサカの動きに関しては傍観の方向で。苦しんで死ぬといいと思います(ニッコリ)
 
 
いやー、書きたいこと書いたらなげーのなんの。読む人少ないと思いますが、流し読みしてやってください。(ぺこり)