雑記(アニメ・サンデー感想)

 
ハルヒ
弱点だった朝比奈さんの魅力がアップしてたのでグッド。相変わらずイメージに違和感を残す改悪をしないのが京アニの良い所。
 
けいおん!
しつこいぐらいの背景描写だったけど、たぶん気にならないんじゃないかな。梓の声優さんが誰か?って話もあったんだけど、知らない人だった。
 
東のエデン
ある側面では金をリソースとしたゲームなんだけど、録画しておいて、後でちまちまと金額確認とかするのが面白い。何が高くて、何が安いのか?という価値観がこのゲームの肝として存在しているためだ。探し物はジュイスが知っているハズのものであってもちょっと高めだね。ホテルの買収でナンバー9にリソースが戻らないっぽいのがちと不満。これはリソースの奪い合いにしないための処理なんだろうけど、この「上書き」は最終局面でリソースを残している人間に有利な仕様だと見做すことも可能だ。目的・手段が1対1対応ではないから関係なくみえるけど。
 
だけどホテルの買収で15億とかはどうなんだろうなー。株式の取得だとそれで足りるのかな?とか考えるのが楽しい。ラストはちゃんとヘリも飛んでたんだけど、辻褄的には時間の方が問題。咲ちゃんはマラソン選手なみの持久力(笑)
 
 
月光条例
先週の続きがヒロイン対決すぎて笑った。
不良に対して暴力による報復をしようとすると、自分も不良にならざるを得ない。悪を引き受けることでしか誠実さが保てない「象徴としての不良主人公」ってのは、切ないものがあるんだけどねぇ。証拠のある状態で被害者になって後から復讐するクレバーさというのがこの国の求める正義の形なのだけど、それは結局、陰湿と言わざるを得ない。
話は変わるけど、現代のラスボスの一つはマスコミだと予想される。実際、有名になった途端に自分の行動を自分で録画して意図的な偏向報道から身を守らなければならなくなっている。ホリエモンがそれに気が付いていると知ってちょっと面白かったのだけど、もう少し先の段階ではユビキタス社会のサービスの一つとして、自分の行動を録画するという防衛手段が出てくることになるんじゃないかと思う。録画されるデメリットは、ある段階からメリットに変化する。痴漢はできなくなるが、痴漢冤罪はなくなり易い。……流石に寝室は勘弁!とかは思うけど(笑)、そうすれば寝室が犯罪現場になるんだと思う。いや、風呂場でバラされるのかな。
 
この手の手段のとりにくい現代では、原始的な殴り合いに解決をゆだね易い。後はどっちが息苦しいのかって話なんだけど、殴り合いたい人間は同類をみつけてやれってことではないかと。
 
 
●神のみ
相変わらず主人公の鮮やかな手並みっていう(笑)。でも今回は「独りぼっちかと思ってたのに、なんかつまんないな……」の部分だろうね。それは男の発想じゃないか?と俺は思うのだけど(笑) このちょっとした壁を乗り越えて好きになっていく想いの強さの表現でありつつも、完全に一人だったらそれはそれで「その状態を維持」させる方向にヒロインが傾いていたかもしれないわけだ。そのあたりが「なんかつまらないな……」で不満の方向に含ませていて巧い。
ようやく「悪印象からの変換」以外のパターンが出てきて面白い。いや、次回はまた変換かもしれないけどそれはそれでok。
 
あとは構図的にもっとガバッと削らないとあだち充風にはならないみたいね。真ん中にキャラを配置するぐらいじゃまったく似てこないもんなぁ。今回のあだち作品を改めてみてみると、やはり1コマ単位では怖くなるぐらいシンプル。でも1ページ単位だとそうでもない。例えば同じ人物(青葉)が出てきたとしたら、次のコマでは別のアングルになっていたりする。1ページに4コマ登場したら、角度を変えてぐるっと一周してたりするのね。
↓左のカメラ移動型ね。*1

IQテスト的な意味の空間認識(さいころの裏は何?とか)っぽく頭使っているのかもなぁ。もともとは単に単調にならないための工夫だったんじゃないかとは思うんだけど。どっちにしろ、とある完成したスタイルの持つある種の凄みってことなんだろうなーとか。(じゃあ、るーみっくの方は何があるんだろね?とかって考えるのが面白いところなんだけど、今からはやらないw すでに知っているわけじゃないので)
 
 
・ディフェンスデビルはどうにもイマイチだねぇ。早くも中長期的イベントのターンかな?
 
・ハヤテはネギまに近いニヤニヤ展開か。今 見たら最後のページのオシリに気合(意地?)を感じた。
 
・ケツに気合という意味では、ケツの第一人者・桂正和にケンカ売っているエアギアですね?わかります。コンバトラーVネタだと思うんだけど、記憶が曖昧だ(笑) しかし、リンゴとか平気で殺したり〜はしなくても重傷にはしそうで怖いね。今回くるる視点だし。
 
コードブレイカーは桜きゅんのキャラ崩壊しててワロタw 「自然なリアクション」の「自然」ってのをやっちゃったね。守るべきラインがどこか理解してないとか(苦笑)なにをやってんだか。せっかく今まで我慢してきたのに排他性を顔で表現しちゃってんだもん。\オワタ/ね。行為として殴っていないことには何の意味もないし、殺そうとした音使いから助けたことにも意味なんかない。排他性に感情が支配された時点でこのヒロインは排他性に負けたと判断されてしまう。それも一般読者に、だ。一般読者は構造その他を概念としては分かっていないだろうけど、同じ状況下で同じ反応をしないと「おかしい」とは思う。よって桜のキャラはもう死んだようなもんだ。珍種ではなく、ありきたりなヒロインにしちまった。
つーか、平気な顔で人を殺すキャラ達と一緒にいるのに「なんで許してしまえるの?」といった読者からの批判に耐えられなかったのかもしれないけどね(苦笑)……構造的には大神を受け入れる資格がなくなるという作品上致命的なミスに繋がっている。 ま、仕方がないね。サイクル短いし、たまたまでも魅力的な悪を描くことができれば……と思っていたんだけど。残念。
 
あひるの空、今回はドタバタがかなり面白かった。
 

*1:図なんか作らないでそのページ載せろって話かもしれんけど(笑)