雑な雑記

 
青い花
東のエデンでやっていた「花が落ちる」→「死んだ」みたいな表象的な表現で考えると、「カーテンがはためく」のは、「自然なこと」だというイメージを与えようとしているかのようだ。
我々男性からしたら、「ガチレズじゃん!キスしてんぞこいつら!」と異常事態・非日常に思うのかもしれないんだけど、カーテンが揺れてんだよっていう(笑) ふわりと風が動くような自然さ・日常描写……ってね。
 
3話の感想をすっ飛ばしてしまったので、4話とあわせて考えたいと思う。
本当は原作を読んで細かくアニメ化の出来なんぞで考えたいのだけど、どちらにしろそもそも百合文脈を持っていないのでやりようがない(笑) 普段使ってない筋肉を使っているかのごとき脳疲労状態に耐えてがんばる(がんばる意味がわからないけどw)
マリみて」でもみときゃ比較文化論できたんだろうけどねぇ。というわけで、青い花の感想はかなりエネルギーを消耗しやす。
 
 
全何話か知らないけど、ふみとあーちゃんの物語のハズが、ふみはテライケメン杉本センパイと百合っている。4話で神速のカミングアウトするとか、何そのスーパーサ●ヤ人3?みたいな「ハァ?」がぐるぐるするわけだけど、全体からするとあくまでも「ふみとあーちゃんの物語」であることを意味しているようだ。杉本センパイを「踏み台にした!?」って話なんだろうね。
 
かなり密度の高い展開をしていて、4話は3話に対する解答編に近い。あーちゃんの方は堀江由衣ならぬ井汲京子に誘われて合コンなるものに挑戦(3話)していて、あまり興味が無いことを自覚(4話)し、更にカミングアウトの一撃を食らって自我の存在基盤がグラついているわけだね。
 
 
…………そんなことよりうんたんの話をしようぜ?とけいおん!の画像を貼りたくなるのをぐっと堪えつつ。
 
 
杉本センパイの考察を。原作を読んでいないので的外れの可能性もあった上の話として。
淡い想いぐらいなら良かったんだろうけど、あの先生に「図書館の君」みたいなキャラ付けをされてしまうことで、世界を塗り替えられちゃってるんだろうね。
一般に女子高で女子が大人しく振舞うにはかなりのモラルを必要とするものだと思うのだけど、高いモラルがある場所でガス抜きの機能を担っているのは男の先生であったり、憧れの先輩だと思う。そこで「図書館の君」みたいなキャラ付けをされた生徒が出てきたらどうなるのか。イメージが先行して祭り上げられてしまうだろうね。人生が一変してしまう。その世界を作った神のような存在が特別視されるのは自然な流れだろう。
 
フラれて転校し、男っぽくキャラの方向性を転換している。これは真逆へ向かう態度だけど、コダワリの大きさも意味している。女の子をもてあそんでいるのも当て付けや恨みに相当するだろう。感情的なシコリを解消するために動いているわけで、半ば自動的なんじゃないかな。過去に縛り付けられている子なわけだ。
……と文章化してしまえばアリガチな展開にはなっちゃうのかな。誰かの世界を塗り替えたか、塗り替えられたかの経験があれば理解度が変化するんだろうけど。似てるのだと、グレンラガンのシモンとアニキの関係とか? でも裏切られた。僕を裏切ったな!的な(笑)
 
杉本センパイの手管はフィルターのかませ方が上手いよね。自分に惹かれる女の子をしっかり選り分けてから、がっちりキャッチしている。ああ在りたいものだ。
 
 
それから、家族関係の負担の大きさが特徴的だね。この負担が百合みたいな幻想的な世界への逃避・心酔を促す圧力だと見て良さそうだ。後は井汲京子の動き方がどうなるのかが問題かな。許婚との関係が合コンなんかの後だと共犯関係に見えてくる。
 
とりあえず、これからあーちゃんがどうやって歪んでいくのか、とかかな。うん。
 
 
エンドレスエイト
うん、今回はダメだね。つまらなかった。放送順の6話がつまらないのは許されないと思うんだけど、どこがどうしてつまらないのか考える気にすらならない。
 
で、見直してみた。うーん、悪くはない。面白演出が無いだけで、作画はいい感じだ。水着ハルヒはいろっぺーし、長門のところも追加は良かった。俺の朝比奈さんに到っては顔面ブロックの後の顛末が描かれているしね。
 
あとは時間のコントロールかな。深夜の会話あたりは既出情報だから演出抜きでじっくりやられてもまるで面白くない。1万5千何回目?ぐらいしか聞くところが無いわけだし。
 

右目をみていると、こなた風にみえる長門。なんとなく。
 
 
もやしもん
奇跡の情報過多マンガ、もやしもん。相変わらずビールまわりの情報をすべて読み飛ばしてもドラマ部分で読める作りになってますな。 
連載で読んだ時は無知が無知をひけらかしているだけ〜のところでルサンチマンきっつーと思ったんだけどね。もやしもん以外の作品を漫喫だかブックオフだったかで読むとそんな感想になるというか。
 
今回の話は自分の失敗を悔いたムトーが別の形で取り返すことにするわけだけど、理想的な嘘とでもいうものか。一人の人間の号令に乗っていける大規模集団ってのは面白いけれど怖くもある。大抵の人間は現実には動かない。だからこそ、どうやって動かすのか?という勉強をしなきゃならなかったりするんだけどね。ネギま!麻帆良学園でも同じように一般生徒のノリの良さが理想的な世界を支える力の源になっている。それら意思の統一みたいなものはめんどくさい概念なので今回はパスするとして、最終的にムトーがダウンして、ムトーを中心とした救世の形としてはアンチクライマックスになっているのかな。ひっそり及川の台頭の気がしないでもない。
 
もう一点、美味しんぼ的な「美味い!」→「問題解決」の流れを否定しているあたりが興味深いね。
 
 
ダメだ、体力が切れた。今日はこの辺で。