152話 神の愛

 
●今月のUQホルダー
仮契約の話が出てきたところで、各ヒロインにフォーカスさせる方向に流れてますな。
大きな話の流れとして、この次って何するんだっけ?ってのが分からなくなっているので、一通りやったらそっちに戻る切っ掛けを絡めて展開させるのだと思われます。
 
夏凛先輩の、歪な神の恩寵とか愛とかなんですが、要するに、見事な巨乳ちゃんだから神から愛されているわけでしょ?(えっ、違うの? 違わないよね? まず間違いないよね?)いやぁ、巨乳描写にリキ入ってるもの。アレよりも大きくなってしまうと、駄肉とか駄乳とかになってしまう。許容範囲中の最大ギリギリめいいっぱいを攻めたからこその、神の恩寵、神の愛でしょう。さすが夏凛先輩。
 
2000年前の話ですが、イエス・キリストはそもそも白人だったのか?みたいな話があったんですよね。ユダその人が個人的に白人でも別に変ではないんでしょうけど。ローマよりも前の時代の、最盛期のギリシアだって、白人だったのかな?って感じですもんね。
んー、塩婆さんのローマ人の物語を読んで、ある程度、紀元前からの歴史が残っているのがわかっちゃうと、キリスト教に関わる伝承が単なる新興宗教のたぐいに感じてしまうんですよねぇ(苦笑) やっぱり、こう、記録や記憶の向こう側じゃないと、ファンタジーを感じないというか。むしろ聖書の影響で、歴史をリセットされている気がして仕方が無い。ギリシアやローマの文化や歴史が塗りつぶされてるんですよね。

しかし、NGUですか。何か仕掛けて来てる気がしますな。やはり千雨が? いや、パルって線も一応、ありえますが。人々の意識を方向付けようとするゲーム? 出てきたのが唐突だからなー、ネギが千雨の代わりに自分を差し出した可能性がどの程度あるのか。千雨はヨルダ化したことで、エヴァと同じく不死性を付与されていて、ヨルダが死なないと死ねないとかね。いや、可能性としてはまだ細すぎるんですけど、アイデアのラインとしては存在してそうな辺り。ゆっくりとでも育てていけるかどうかですね。つまらないと判断されるとバッサリ切られちゃうだろうし(笑)
 
本契約の話ですけど、ナギとラカン、ナギとクウネルと男同士でも本契約をしているはずでしょう。あれはBLって年齢じゃねーぞ!?とかツッコミたいんですが。カモだからキスになってんじゃないのかなー?
 
必要の話うんぬんだけど、キリエの方は依存の言い換えなんだよね。刀太はキリエに依存していない。
一方で長く生きているはずの夏凛先輩の方は、自分の恩寵を中心に思考していて、世界にとっての必要・不要を絶対的なものとして見てしまっている。生存権とか許可とかの話に近い。夏凛は世界に生存を許されている、のような。
必要性の問題は、最後に必ず多大な拘束を発生させます。ネギの存在は世界に必要で、それ故に、多大な義務が生じて圧殺されるに至りました。不必要性は、その意味では優しい。しかし、夏凛先輩の恩寵とでは、解釈に不都合が生じそうですね。
 
全体としてみると、唐突なNGUの登場から、暗い物語展開になってバランス良くありませんでしたが、感情の雨になっていて、不老不死の薄暗い側面を描くのは良かったと思います。やはり巨乳は作者の愛あってこそだなって思いました。
 
 

雑記

 
 
気が付けば1ヶ月ばかり更新してません。
エロいのを含めて「なろう」を読み漁って、睡眠時間削ってました。アニメの消費が追いつかない。なんで前クールのは2クールものばっかなんだよ!っていう。感想戦ェ……。
今はガンダムのバトオペ2をやりつつ、疲労回復にいそしんでおります。
 
なろうの方は、トップのランキングが刷新?され、新勢力の台頭って感じがしますな。しかし、これをやりすぎると、卒業しまくったモー娘やAKBみたいなことになるのは目に見えているので、カクヨムにもチャンスって感じでしょうか(笑) いや、ないな……。
特に「そのおっさん、異世界で二周目プレイを満喫中」の月夜 涙氏なんかは、「回復術士」もやっているし、新たに暗殺者も始めたしで、作家として生きていく意欲を強く感じます(笑)
スローライフとおっさんが親和性を持つのは分かる話ですが、スローライフの逆を考えると、「強く生きる」となる。強く生きるには動機が必要で、その展開が「復讐モノ」になるのは理解できる話です。とはいえ、「盾の勇者」みたいに復讐が強めに絡む話は以前からあったんですけどね。なろうの流行をロクに読み込んでいない俺なんぞが語るのも野暮って話ではありますが、回復術士あたりはスローライフに飽きたら向かう方向かな?とは思います。「やり直し」とか「2周目」とかはライトな復讐ジャンルだろうし。
 
ガンダム バトルオペレーション2
宇宙戦むずかしすぎワロタ。いろいろ書きたいことはあるんだけど、全部は思い出せない。
上位のレーティングのプレイヤーの動きと、下位のプレイヤーの動きが違いすぎて戸惑う。明らかに踏み込みが足りないんだよね。その感覚でやってたら、誰も付いて来てなくて孤立する回数が増えてまいった。すぐバラけるし、支援型の狙撃能力(プレイヤースキル)が違うから、仲間に狙撃が2機もいたら乱戦で勝てなくなるっていう。うまい支援型の狙撃とか邪魔で行動阻害されるから、やりにくくてムカつくぐらいだけど。宇宙戦なんか、常に上下動ぐらいしてないとダメだしなー。こえー。
とりあえず、基地が破壊されていない場合、修復機能が今回もあるから、リペアするなら基地がいい。宇宙だと分かりにくいけど、L1L2の同時押しで止まれば修復してくれる。さらに降りてリペアすると回復はかなり早い。
勝敗結果の☆が付くかどうかは、ライバルとの戦績の差で決まるっぽいな。ライバル機を撃墜したかどうかは関係ないみたい。戦闘結果でR1とか押すと切り替わったと思うけど、WINの数みたいだね。あれって、基地の破壊が入ってないんだよなー。爆弾解除はあるのに。ライバルが巧いと思ったら、連戦はやめといた方が無難だね。レーティングを上げるには、自軍の勝利とライバルへの勝利の2つを同時にやらないといけないから。☆だけ狙ったほうがいいかも。
3000円突っ込んでみたけど、ガチャ10回分なんだよねぇ。うーん、上位レーティングの連中は装備からして違うんだよなー。どうしたもんか。陸ガン用のバズーカが欲しい(専用品はロケラン、たまにリサイクルチケットで売ってる)
 
戦法を開発しては真似されてが繰り返されているみたいで、どんどん変わって行ってる。
スナカスのバズーカで戦ってたんだけど、支援増えまくりで出しにくくなっちまった。
無制限で久しぶりにガンダムで戦ったら、ぜんぜん死なないでやんの(笑) 耐久力がガチで違うわー。スナカス紙耐久だったから余計に。
早くピクシーとか復活しないかな? ステルス近接とか楽しいよね。昔とった杵柄で伍長までは来たけど、ここからは厳しくなりそう。
 
新マップ、面白いのが欲しいね。コロニー戦で、地上と宇宙同時とか。地上スタートと宇宙スタート、バランスとれないかな?
 

151話 告白します。

 
 
●今月のUQホルダー
九郎丸回ですな。思い出のシーンから。そういえばブラコン気味だったね。今後、そういう要素が増えるかは謎だけど。しかし、妹として扱ってるよなぁ(笑) 中性として扱うよりも、やっぱり可愛がるなら妹ってことかもしれない。胎児はもともと女性で、そこから変化して男性になるとかの話があったと思うけど、女性として育てた方が、大人になって女の子になっちゃった時に問題は小さくなる気がする。大体、この兄さまってのも、元々は男女だったわけでしょ?
 
朝の起床シーン、おっぱいないのに、胸のさらしっている?とか思わないでもないけど、女になっちゃった時に誤魔化すための装備だとしたら、なんて読者にやさしくない設定だろうか。まぁ、どうせ見せてくれるんだけど。都合よく脱げて。
ところで、刀太の起きるのがたまたまの偶然だろうけど「瞬起(しゅんき)」になっている。身体の性能が上がってくると、「瞬眠」と「瞬起」になるらしい。のび太ライクな瞬眠も凄い話だけど、瞬起は瞬起でひとつの指標になる。起きた瞬間からほぼ最大で活動できるのだとか。いや、起きた瞬間から、最大で活動「できなければならない」だとかの義務感になっちゃうと違うんだけどね。
 
「秘伝」の9月号が16日発売なの知らなくて焦ってしまった。15日に買いに行ったもんだから、売り切れたのか、置くのをやめたのかと(涙)8月号からスリープの呼吸法になっていて、不眠と熟睡の身体意識の構造が明らかにされている。詳しいことは省くけれど、睡眠用の呼吸法とはいっても特別なことはなく、上・中・下の3丹田の形成がメイン。特に不眠の構造で「中丹田の破壊」が明らかになっている関係から、胸の中丹田を形成していくことが大きな狙いになっている。中丹田を形成するには、下丹田の構造化で、熱が上がり過ぎないようにすることが大事。それにプラスして太陽との関係を改善することが必要になってくる。熱性というと、地下のマグマと太陽のエネルギーとが2大要因なのだけど、熱性を取り込むほど巨大な意識構造を作ろうとするとうまく行かない。それよりも、温泉みたいな地下マグマの影響(ガイアの意識)が強い場所に行くと、勝手に影響を受ける。このことから、周辺環境の持つ意識の強さに、人間は影響を受けるという事実から出発すると良いと思う。正直、夏の太陽を「ポカポカ」と表現するのは厳しいけれど、眠る時に太陽のエネルギーでポカポカさせるのは有効ではあると思う。昔から太陽のエネルギーを取り込んでるのは感じていたので、いろいろと一周・二周して新しいんだよね。
とはいえ、個人的にはどうしようもなくショートスリーパーなので、「生茶」をコップに半分と牛乳か飲むヨーグルトで割って飲むと、7時間半ばかり寝られるんだけどね。テアニン不足なんじゃないかと疑ってしまうよ。(粉茶は効きすぎるので、生茶で落ち着きました)
 
UQに戻ってきて、予想通りのパクティオー展開。しかし、アーティファクト用意してるのって、誰なんだろう? ダーナ的存在が、失われた希少魔法具を時空の狭間から概念的に取り出して、パクティオーの魔力で形を与えている、とかが良さそうな辺りだけど。
しかし、見せ方に工夫があってさすがやね。キリエとの間にはコンフリクトが起きて、これはちょっと残念だけど。キリエ自体が異能として強力だから要らないと判断したのかもね。まぁ、バ●ダイのプラモデル的な意味では許されないやり方だけど、オモチャのスポンサーは入ってないからね(笑)
ここでのポイントは「むぐぐ」の大きめのコマの使い方だよね。「キスしたくないわけではない」を端的に表していて、この流れから自然にこれが出来るから赤松健というか。売れる漫画化に必須の技能というか。そして同じキスしているシーンのようにみえて、キリエの目に動きを付けている。手が開いている辺りも細部まで意識が行き届いている。ただし、次の位置関係が逆になったコマでカモを見たところは、背景は皿になって間違ってはいないけど、九郎丸達は消えているけどね。
 
そして夏凛パイセンはデレずに九郎丸へ展開する。
逃げる九郎丸をキリエが追いかけて、説得する。実はこれ、ハーレム展開で、先輩妻が後輩を説得する手法だよね。ここを主人公の刀太がやらないことで、ハーレム要員をさりげなく増やすことを許容させているのだ。全てを設計しているはずの赤松先生に、「その意識があるのか?」と考えると、もはやナチュラルにキリエをここにあてがっているだけの気がする。キリエ的には犠牲者(仲間)を増やしたいという意識しかないという。不老の連中の考えることはわからなくてもいいんだけどね。ご都合主義でぜんぜんアリというか。
そしてその背後ではネギの業績まとめをはじめている刀太。短期的問題と長期的問題のように対比を繰り出して、スケール勝ちをやらせる展開。そこの悩んだ瞬間に、刀太が手を差し出すわけだ。そして冒頭の夢のくだりを持ってきて、告白シーンですよ。巧すぎる……。九郎丸の心情はハイテンション・ローテンション・そして告白→キスでハイテンションでちゃんと波になっている。こうした構成の複雑さ、複数層のやり取りを見ないと、技術力の高さが分からなくなる。
 
刀太はちょっと強引めにキスするんだけど、ここの「勢い」がなかなか難しいね。ネギとは違うタイプゆえの、衝動的な行動、かな? 九龍に気付いたのもちょっと性急さが勝っているけど、そういう意味で「俺の九郎丸」を少し回収したのかな?
あとはアーティファクトが面白いものだといいんだけど。武器タイプだとストーリー的にほとんど活躍できないんだよね(苦笑) しかし、以前におまけで付いてきた九龍のカードは伏線的な意味で回収しないのかな? 男女変身するとカードが変化するとか? 都合良過ぎるか。あのカードに写し取られる姿がイデア界における実像とかだとすれば、変化してもおかしくはないと思うんだけども。
 
 

雑記

 
なろう楽しいれす。
 
●公爵令嬢の嗜み(なろう)
読了。女性主体に移行して、ちとやりすぎな気がしないでもなかったけれど、こうやって終わらせたのかと納得。完成度高かったです。
 
異世界転移で女神様から祝福を! 〜いえ、手持ちの異能があるので結構です〜(なろう)
最強チートもので、ステータスを奪って、スキルを奪って、奴隷を信者にして、信者軍団でウマウマってやって、まるで自重しない作品。個の力か、群れの力かって対比を組み込んでいてなかなかメタでした。奴隷の上を行く信者軍団だものなー。新しいというか、ちょっと抵抗あるぐらい突き抜けている。
でもあんまり不満とかがある訳でもなくてね。アカンやろと思うのはアバターの能力ぐらいだし。奴隷契約してない相手の情報を聞き取れるとかって、それ単純に神さまだろ、みたいな。
勇者という存在にも一石を投じていて、堂々たる風貌。あとは東明がダンジョンマスターしかしてなかったとしたら、人材としてちょっともったいないかな。そのぐらいかな。
貴族トラブルを過剰に警戒・忌避していて、容赦の無い反撃をしていく(苦笑)っていう。やっていることはそれほど間違ってもいないと思うけど、理由が不明で動機付けが弱い。過剰で苛烈というか。チートな主人公が王侯貴族にへりくだるのが嫌ってことかな? いや、異世界転移ものとしてみると、貴族トラブルが起こる方が正しいんだけどね。多くの作品で、性格のいい貴族が擦り寄ってきて仲良くなるけど、そんな巧い話がそうそうあってたまるかって思うものね。
 
 
●世界最強の後衛 〜迷宮国の新人探索者〜(なろう)
どっかのサイトからマンガを何話かみて、おおっ!と思ったんだよね。マンガの戦闘がかなりシビアに描かれていたのも好感度高くて。それで原作も読んでみた。ちょっとバランス悪いかな?と思ったけれど、これはこれで面白いので。
人数が増えていく過程で、どこかに抵抗感があるんだよね。上の「異能」もそうだけど、コミュニティを小さく「閉じたい」欲求があるらしくて、どうも抵抗感があるっぽい。初期パーティーがまとめて仲間になった部分とか、作劇の都合とかもあるけど、なかなか難しいと思って。元上司と蜥蜴亜人は分かる。でもエリーとスズカも分かる。それが合体するといきなり5人っていう(苦笑)さらに幸運のミサキって辺りで抵抗があったなー。だからつまらないとか言うつもりはないんだけど、抵抗を感じるという自分の心理的な現象を大事にしたいんよ。奴隷ハーレムでも、ちょっと人数多すぎない?と思ったタイミングは確かにあった。人数キャパとでも呼べばいいのかな? そういうのの個人差もありそうだしね。
特に後衛のこの話は、戦闘を前衛職のみんなに任せる都合上、パーティーの最大人数の問題は物語のデザインとも関わってくるだろうしね。
それとこのお話の良い点のひとつは、目標設定にあると思っている。その都度、適度な目標や目的を設定しているのが読みやすさに繋がっているのではなかろうか。あとはパーティーネームを早く決めて欲しい(笑)
 
 
異世界転生に感謝を(なろう)
CMで見て、ずっと気になっていた物語なんだけど、綺麗に完結していた。それもつい先日のことみたい。魔素とダンジョンの関係で、ここのところ考察みたいなことをしていたのとほぼ同じような展開をしていてなるほどと興味深く拝見しました。
特に物語序盤は、文体?のレベルからゆっくり・丁寧で、主人公が老人だったことの説得力が増していた感じもあり、説教臭くはあったものの、居住いを正したくなるような内容でした。
無職転生もそうだけど、チートからくる傲慢をなんらかの手段で回避しなければ、品性が落ちたり、努力をやめたりしてしまう。内面が腐ってしまうとダメだって強く主張しているんだよね。傲慢を回避することで、チートの臭みを消し、強さの理由にもなってくる。
ヒロイン的にはまさかの展開だったけど、これも納得の面白さでした。
 
 

雑記

 
感想戦すら書かずに、まだいろいろと読みふけってます。読書の季節らしくて。
 
●今月のUQホルダー
事後って雰囲気のスタートからどうなるか?と思ったけど、カッコ良くまとめたものの中身はなくて、肝心な部分はスルー。これをどう考えたものか。必要な要素だけをロジカルに纏めたとも取れるし、ナギのその後とかを含めて、別の回で回収することにしたとか? うーん。赤松先生の能力的に考えて、必要だからこうしたってことのハズなんだけど。どうも納得がいかない。
 
瀬尾先生がヒットマンとかの漫画始めたけど、マガジンでそんなこと言ったって説得力が足りなくない?とか思ってしまうよね。本誌をもうちょっとどうにかしてから言えば?って。瀬尾先生の漫画自体は読める内容になってんだけどさ。それにしたって、マガジンと言えばヤンキーみたいな過去の成功体験だけで暴走しーの、かと思えば気が付けばラブコメばっかになり、袋とじでエッチなのやってりゃ世話ねーと思うんだけど。新連載とかまず絵作りから教えてこいよ。目を引く、読みやすい画面とか、基本はどうしたんよ?
 
いやいや、まさか邪魔とかしてないよね?って言いたかっただけ(笑) ほっといたって面白くしてくれるんだから、余計な手とか出さないで欲しいなって。いち読者からのお願いでした。
 
それにしても、ヶ原さんが出てくるだけでエロいんだから、大暮センセーさすがっす!
 
 
無職転生(なろう)
コミックス3巻で転機を迎えて、なぬっ!?っとなってなろうで読みふける羽目に。面白かった。しかも完結してるのね。完結してて総合トップにいるのね。
物語の枠組みとしてみると、大きく2つのイベントがあって、一つが転移事件。ネギま!が魔法世界でやったアレの大型版だね。もうひとつが人神との戦い。途中から主人公が強くなるための努力をやめちゃったのは残念だったけど、物語の形としては妥当ではあったと思う。
転移ネタはドラクエの新作でも使ってたし、あちこちで再利用されているっぽいね。ネギま!の前に誰がやったとかあんのかな? わからないのでパス。
 
異世界スローライフを(願望)(なろう)
異世界迷宮で奴隷ハーレム〜のラインの物語で、これはこれでグッド! 奴隷ハーレムが書籍化で更新してないのもあって、パクリだろうと似たような物語があるのは逆に嬉しい。そういう意味でなろうはバックアップ機能が面白い形で働いているとも言える。
奴隷ハーレムの方は主人公が冒険者としてダンジョンに潜っていくんだけど、(願望)の方は錬金術でお金を稼いでいて、基本的に戦闘はしないスタイル。迷宮探索と素材ゲットは奴隷とか、別の転移勇者だとかに頼っているので差別化をきちんと図っていて好感がもてる。奴隷ハーレムの部分は同じなんだけどね。ピンクの震えるヤツとかで金を稼いだのはなかなか面白かった。まだメインヒロインの設定だの明かされていないので、面白さは持続しそう。
 
この作品も含めて、ダンジョンって何だろう?と考えてしまう。失格紋の言うように、資源採掘場所と割り切って言うべきなんだろうなー。ログホラで言うと、人口密集地以外でもマップが自動生成されて、村とかが配置される仕組みになっているらしいんだけど、魔素の強い場所に一定感覚でダンジョンが自動生成される仕組みなのかもしれない。「せっかくチート」の言葉を借りれば、世界魔術の可能性だな。システムを世界魔術と言えば見え方が変わる。
魔物がマップ上でランダムにポップする仕組みだとしたら、人間は生きて行けない。ダンジョンを自動生成させて、魔素の濃度を下げるなどすれば、脅威度を下げる仕組みとして説明できそーな気がする。奴隷ハーレムだと、ダンジョンを制覇すると貴族になるとかの設定があって、(願望)でもちょっとそれっぽい描写があったような? それをやると今度は魔王とかって何のために居るの?って謎が生まれるんだけどね。ダンジョンがあれば魔王はいらん子やろ。謎だな。
 
 
●冒険家になろう! 〜スキルボードでダンジョン攻略〜(なろう)
スキルボートは、スキルボードでどうやってチートしてんの?という興味で読んでみた。これがまた、現代社会でダンジョンアタックしているっていう(笑) 「いいね!実にいい」とか言えば大体解決するっていう(笑) これも面白かったけど、さすがに何を食べて生きてるの?って感じになってきたかなぁ。
いいのは人間関係。とくに女子高生の位置付けがなまなまえろくてよい。エロシーンはないんだけど、女子高生囲ってる感じがとてもわかってらっしゃる(笑)
 
盾の勇者の成り上がり
読みかけ。350話まで来たけど887話まであるので、別のを読んでいる。
いろいろ言いたいことはあるけど、面白いね。いろいろ考えられていて頭が下がる。前半は復讐もので、裏切られて、貶められたところから復活していく物語になっている。領主ものになって、波とかが全然こなくなったと思ったら、世界の仕組みと戦う話に。文字通りに終わりが見えない……。
 
 
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった(なろう)
いや、漫画で1巻読んだやつ、なろうにあったので手を出してしまった。結果は予想通りだったけど、楽しめた。
 
エロマンガ先生10巻(電撃文庫
文豪父とのやり取りが好きすぐる! ……案の定、メイン葛藤をやり切って何を書いていいのかわからなくなった作者が、一番書きやすいところから書いたらしき話になっている。やっぱムラマサ先輩だよな。正直、エロマンガ先生の魅力ってなんだったっけ?という気分だ。
それと創作者は、自作を捨てて誰にも見せない権利を持っていると突きつけてきた。才能のある作家の作品は、もったいないよなぁ。
 
●蜘蛛ですがなにか?5巻(マンガ)
おいおい、火龍に勝ちやがったんですけど……? マンガ版の蜘蛛子が好きすぎて、なろう読んでない(笑)
 
●エルフ嫁とはじめる異世界領主生活1巻(電撃文庫
領主経営ものってどうやんの?と思って買ってみたけど、これはなんだっけ、あの自衛隊のやつ。GATEみたいな感じだった。グダグダで領主生活とかいつまで経っても始まらなくて、なろうのテンポを期待するとアカンらしい。しかもギャグが合わなくてダメっぽい。入りがちょっとズレるとすべるんだよね、ああいうの。難しいよなぁ(涙)
 
●公爵令嬢の嗜み
途中まで。やっとこ領主経営っぽいのをやってる作品でひと安心。
しかし、テンポが異常。ひとつひとつ丁寧にやっても良かった気がする。あのペースで動ける部下がいると思えなくて。ちょっと仲間が有能すぎ。
 
この作品も街道の安全という意味で武装する。ムンムン氏の「せっかくチート」でやっていたんだが、冒険者ギルドと商人ギルドが相反関係になるんだよね。街道が安全なら商人は儲かるけど、冒険者に仕事はない。あんまり安全じゃないと、冒険者には仕事があるけと、商人たちは経費が余計にかかって儲からない。これ、盗賊が問題のケースと魔獣が問題のケースとがある。しかもナイツマみたいに魔獣が巨大だと、ロボット的な世界観にもなる。街道の安全を守るのは誰の仕事なの?という問題だな。それって軍隊の仕事区分とも関係してくるわけさ。どこまでが警察の仕事で、どこからが軍隊の仕事かってヤツとかね。公爵令嬢の嗜みだと、軍部が警察、騎士団が軍隊的な位置付けになってるっぽい。よくわからない。
そうして考えていくと、冒険者ギルドの位置付けがなんとも不利というか。いや、公爵令嬢の嗜みに冒険者ギルドとかは出てこないんだけど、街道の警備を、領主のとこの私兵でやろうとしてたから気になってね。冒険者ギルドって、異世界に転移してきた不審者の主人公に立場を与える重要な場所だけど、商人ギルドが運営してて、建物が別なだけって方が説得力増すっていうか。ダンジョンが資源採掘場所であれば、冒険者ギルドの意味も分かるんだけど。
 
人頭税の話も出てきて、これを所得税に切り替えようとしてんだけど、人頭税が払えない場合どうするんだろう。奴隷落ちしそうな制度なんだよね。ほんと、昔はどうしてたんだろう。特に昔はロクに避妊できないだろうし。ポロポロ産みまくってたら、凄まじいことになるんだけど。やはり捨て子ってことか。むずかしいな。
 

 

春の感想戦 & 夏アニメ何みる?

 
無職転生(なろう)面白かった。それ以外のことをほぼ全て放置してもうた。つっかれた。
ネト充のススメが正式に連載終了になってもーた(涙) 残念じゃー。
 
感想戦・総評
あっちもこっちも終わっていないのもあるし、消化しきれていないのも多い。ドラマはブラックペアンぐらいしか見なかった。
 
以下、各論的にGO
 
○ブラックペアン
天才と噂の、嵐・二宮。怒鳴り系医療ドラマ。邪魔。
ご都合展開がてんこ盛りだったけど、これはこれで美味しくいただきました。
正直、あんまり書くこともないんだよね(苦笑) 復讐系の物語だけど、仇だと思っていた相手は最終的に善人ではないものの、そう悪くはなくて。要するにブラックジャックから続く『悪+医学』の系統なのだろう。ブラックジャックは患者から金を巻き上げ、ドクターXは大学病院の責任者から金を巻き上げ、ブラックペアンでは医療過誤をやらかしたドクターからむしり取っている。楽しめたので続編に期待したいけど、渡海がでなきゃ意味ないもんね。
 
以下は、アニメ!
 
ルパン三世 パート5
 
重神機パンドーラ
 
されど罪人は竜と踊る
とっちらかった物語で、とっちらかったまま終わった。ガユスが弱くてイライラ。禍つ式など、興味深い設定もあったけどね。
 
メガロボクス
オートバイ事故アニメ。OPが気にくわない。ED聞いてる分にはいいんだけど、EDのCMは気にくわない。
 
○PERSONA5
1話の出来は100点。2クールだよね?2クールでいいんだよね?
高水準の作画を維持するのがなかなか難しそう。がんばって頂きたい。
 
○SAO オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
作画水準もよろしく、高水準でまとめてきていて好印象。EDで女主人公の高身長がきちんと描けてなかったのはちょいマイナス。背の高いヒロインは難しいんだろう。ピトフーイのご都合主義的な生き残りからの展開は、盛り上がりを作ろうとしているんだろうけど、
 
◎STEINS;GATE0(シュタインズ・ゲート ゼロ
 
 
フルメタルパニック Invisible Victory
安定した作画で楽しめたけれど、延期しまくっといて総集編入るのはなんでなんだぜ?
 
グランクレスト戦記
 
 
BEATLESS
東山奈央祭り。メトーデの一強状態にしたことでバトルの緊張感に変な偏りが生まれてしまった。物語としてはあまりよろしくなさげ。人とモノの関係との日常的な哲学という意味では大変に興味深いものだった。
貴族社会制度からの脱却としての民主化の流れを、超高度AIに当てはめてくるとは。お見事。
単一の超高度AIによる一極支配からの『機械知性体との戦争』という形態を先に進めたことになる。多数の超高度AIから、人類と共存する超高度AIが出現すれば最終戦争には至らない可能性が出てくる。人間に友好的な超高度AIと仲良くしたいものですな。しかし、騙されて裏切られそう(笑)
 
かくりよの宿飯
つまんなくはなかった。異世界メシとして考えると食事はオマケで妖怪との関係を描いて、そこに食事がちょろっと絡む程度。東山奈央祭り。あかん!ひがしやまだと思ってた……。
 
ダーリンインザフランキス
 
 
○3D彼女リアルガール
一昔前のヲタク像を描いている作品。映画化の宣伝が5分ぐらい追加されているのが、微笑ましくもイラ付かせてくれる。原作やアニメはともかく、映画はヲタク叩いて、見下して安心しようとする意図しか感じられなくてな。いや、見てないからアレだけど。
 
なろう的な異世界チートとか転生とか転移とかの逆は、現実での救済なんだろうと思う。
ここで『ネト充のススメ』を例に考えると、ネット空間を利用した男女逆転ものの恋愛にしか見えないだろうけど、1)女主人公で転生、チートもらって聖女! 2)女主人公だけどせっかく転生するなら男で!と来て、3)ネト充のススメ、という風に3歩先の作品にも見なすことが可能だ。
転生しちゃうと、基本、元の世界には帰れない。でもせっかく転生&異性化だったら、恋愛相手は逆位相の存在ってなるっしょ。でもそれをやっちゃうと、心は女なのに!って話になるから、『行き来』する話のほうが向いている。マトリックス的な設定とかね。それを現実のギミックでやるとしたら、MMORPGの世界観なんかに翻訳すればいいってなる。
 
でもそこまで行くと異世界転生とは異なる概念になるんだよね。そこで幾つかの作品を考えてみると、『恋と嘘』とか『Re:Life』『ネト充のススメ』『ヲタクに恋は難しい』『3D彼女リアルガール』といった物語は、現実での救済を描いている、と言えるだろう。予想だけど、女性の現実主義指向が、異世界に逃げてそこで幸せ〜とやるより、現実での救済に目が向くから、とかじゃなかろうかと。無職転生のサイレント・セブンスター(ナナホシ)も、現実に帰ろうとするキャラだ。男性は転生した先で幸せになればいい。女性の方が帰りたいって感じになるのかも。
 
『3D彼女リアルガール』は、見ていて客観的にヲタクを言語化できた気がした。男主人公はやたら自意識が濃くて、周囲の和をいちいち乱し、他人をリア充とか決めつけて被害者ぶってるっていう(苦笑)
まぁ、作中の一般ピーポーがクズだらけなので、そこまでしないとヲタクを好きになれないって逆に酷い話だけどな。
ヲタクに恋は難しい』では、ヲタク同士での恋愛を「逃げではないのか?」と問題提起していた。『3D彼女リアルガール』の中盤からのだんないよちゃん(上田麗奈)を絡めた展開がここと相反関係にある。
作品自体のデキはけっして褒められたもんじゃないんだけど、いろいろと考えさせられる作品でした。
 
魔法少女サイト
 
デビルズライン
 
×Caligurla
OPとか期待してたんだけど、ゲーム本編やらないとダメそう。たぶんやらないけど。途中、重要な回を見逃したのかなー?ってぐらい展開がいびつで途中からどうでもよくなった。
 
ラストピリオド
 
 
ヲタクに恋は難しい
フジ・ノイタミナ枠って平然と時間がズレよる。メガロボクスみたいから途中で切った。ダブル録画があればいいんだろうけど、無いんで。フジが全て悪いと思うだけの話なので。
 
 
■ 夏アニメ、何みる?
みたいのがあんまりないけど、今期ががっかりだったのでこのぐらいで十分かな。

○はねバド MX 7/1
本命かな?って思いつつ、あんまり期待していない
 
×異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 MX 7/5
木曜日の22時からエロいのやられてもなー。確認しときたかったんだけど、見ないかな。
 
△七星のスバル TBS 7/5
設定の段階だとあんまり期待していない。
 
暦物語 MX 7/6
シリーズを最初から見てる訳でもないし、原作追いかけてもいないし、ちょっと見てみたら中途半端な意味不明で終わるし。マガジンの連載の方が楽しみ
 
▲百練の覇王と聖約の戦乙女
スマホ太郎的位置付け?とか思うんたげど、召喚奴隷の代わりにみとこうかな
 
△京都寺町三条のホームズ テレ東 7/9
京都人の性格の悪さを堪能しようかと。美化しても無駄だと思うんだ(笑)
 
オーバーロード3 MX 7/10
本命。どこまでいくのかな
 
Free! Dive to the Future MX 7/11
続きやるの?ってちょっと不思議。映画ばっかりで追いかけて見てないから適当に。
 
○天狼 MX 7/12
ピーエーワークスの悪癖が出るか、巧く噛み合うか。
 
 
Fate/EXTRA Last Ecore イルステリア天動説
 MX 7/29 19:00〜21:00
 間に合わなかった分をまとめて。2時間でまとまるんか?
 

雑記

 
身体の具合が悪くて、寝てたりなんだり。スケジュール通りに活動したいれふ。
 
 
●せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい(ムンムン)
「なろう」というか、ノクターンの総合トップの作品。いやぁ、どうせなら18禁で何か書きたいなーって思ってて、トップ作品を読んでみたんすよ。なんか、あんまエロくないやん?って思って調べたら、最初はなろうで書いてたっぽくてですね。途中からエロくなっていくっていうか、ものすっごいごちゃ混ぜになっていくんだけども。えっとー、ウチのサイトの読者さんって、男性ばっかだよね? 女性ってほぼ見てないよね?
 
超オススメです!(笑)
 
これ、書籍化もされてるんだけど、どうしてその人を担当にしたの?って思うぐらいに下品なエロ絵を書く人が表紙を飾っているので、オススメしにくいんだけど、内容はばっちぐーですぜ、旦那?げへへ。
っていうほど、エロくもないんだけどね。いや、最初があんまりエロくなかった影響で、そこまでエロく感じなくなっちゃってて。風俗に行きまくる話なんだけどね。
教導軽巡先生が修行の果てにヒロイン化してて、いまはポルチオ開発中っていう。彼女がどうなるかで全てが決まるでしょうな。復活したポニーテール弄り倒す回とか、ひたすら笑ってしまった。もう素晴らしいです。
内容はネタバレになるから書かないけど、まさかそっち?っていう。面白いよ。
 
 
●我にチートを(温泉卵)
これもノクターンの18禁作品。どうやってチートしていくのか?を調べる関係で読んでみたんだけど、当たりだった。いや、高評価なのってハズレ少ないのかも。
低レベル維持のスローライフものだったんだけど、だんだんと忙しくなって、今では領主経営ものに突入している。更新頻度が落ちてるのかは書籍化の影響かな? 書籍メインになると書かなくなる人が多いので、途中まででも楽しませて頂きましたって感じだけど。
 これはスキルチートものだったんだけど、DB的な修行場所の時間の流れを変える系に移行して、スキルエディットが始まっている。なかなか面白かったのは、等価交換の利用だね。某錬金術もので使い古された感じだけど、考えてみるとなかなか奥が深い。逃げたケンタウロスがもったいなかったな。でもこのもったいなさも、物語らしさで味なんだけどね。
 
 
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(1巻)
一迅社のマンガ本。前ルートクリア前のゲーム世界に転生した主人公が、自分がバッドエンドルートしかない悪役令嬢だと気が付いて、破滅を回避しようとする話。今のところ、逆ハーレムルートを歩んでいるんだけど、次の巻でゲームの正ヒロインが出てくるらしくて。正ヒロインがどんな感じに仕上がるのか、楽しみなんだけども。ワンアイデアで楽しませて貰いました。
 
●英雄教室(1巻)
元勇者が英雄を育てる学園で友達を作ろうとする話。ありがちかな?と思ったら、ありがちでした。
アーネストの覚醒シーンは良かった。
 
 
●失格紋の最強賢者(2巻まで+なろう)
予想外のひたすら無双する系。栄光紋って、前世で活躍しすぎた影響だろ?とか予想して読んでたら、魔族が人間を弱体化させていたっていう。
 
●転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜(なろう)
本を読んだだけで最強賢者になりましたっていう話。しかもテイマーとしてスライムの数を増やすと、HP・MPが増えていくっていう。スライムのチートも結構あるけど、索敵+遠隔魔法攻撃っていうのはなかなか面白い使い方だね。
異世界でスライムだと、「我にチートを」の、お風呂の変わりにスライムで浄化とかがよさそう。
 
 
もう次のシーズンが来てしまう。感想戦とか書かないと。次のシーズン何をみれば……。うおー、時間がない。