きょうたろう


【要旨】
● 民主党に関してはかねてより、「政権与党の体をなしていない」と申し上げてきた。過日の両院議員総会においても、自党の代表に向かって「辞めろ」の大合唱だったようだ。議院内閣制の日本において、政権与党の議員に「辞めろ」と言われる人が総理でいること自体、話に無理があり、これくらい現状を如実に示しているものはない
 
民主党のお仲間さんから辞めろと言われているらしい……
(´Д⊂ヽウッ 麻生さんも選挙しろコールを(笑)
 
● 民主党の場合、結党以来、綱領が存在しない。国家に憲法がないのと似たような話だ。また、自民党でいう総務会がない。自民党では、各部会、政審を通ったものを、総務会で最終決定としての結論を出す。それが民主党にはないので、最終的に誰が決定を下すのかが分かりにくく、それぞれがバラバラのことを言っている。これが、今の混乱を生んでいる元ではないかと思っている。昨日発表された共同通信世論調査でも、「菅首相が続けることで政治空白が生じている」と答えた人が3分の2に及んだ
 
一応は自民党的な仕組みではないことに意味がある、とかも逆に言えてしまう部分ではあるんだろうけど、効率の悪い仕組みを放置していることについては…………自民党的にありがたいだろうなぁ、と。
 
● 70日間、会期を延長したが、この1週間、国会審議は進んでいない。与党の議運筆頭理事が辞表を提出し不在なのが、その理由の一つだが、これも過去に例がない
 
B型肝炎で頭下げたりで忙しいみたいだしね。のらりくらりと謝らなかった自民党と比較すべきかどうかは立場にもよるだろうけども、現実の人間の苦しみが人気取りに利用されてて、でも総理が頭下げて喜んでいる人もいるのが難しいところ。つか、人気取りの方法がうざい。
 
●  首相は「エネルギー政策が選挙の争点」と両院議員総会において言われていたが、エネルギー政策という国の根幹にかかわる政策が、政権が代わる度に右に行ったり左に行ったりすることは、とてもでないが考えられない。こういったものは与野党で話し合い、一定の政策を確立するという場を作ることが大事だ。こうした国家の根幹に触れるものを、YESかNOかで選挙の争点にする発想は、そもそも間違っている。原発を止めるにしても、どれくらいの期間をかけ、CO2の問題も含め代替エネルギーについても、具体的な話まで、その方向を皆で話し合って決めるべきだ
 
思い付きで意思決定する人がトップだからねぇ。副総理を任命しようとしたりとか……(苦笑)
それとも、私が知らないだけで深い思惑とかがあるんだろうか。あったとしても政策として結果が出ないような深い思惑に価値はないわけで。
 
● 大震災からの復興に関しても、100日以上経過して遅々として進んでいないと、現地の人などから聞く。今は、一にも二にも復興なのだが、その為に何をすべきなのかと言う視点が欠けている。自民党は復興に向け、多くの提言を申し入れたが、それらを一顧だにせず、放置。我々は何も「丸呑みしろ」とまでは言っているのではないが、これらを議論する場を作るのは与党の責任だ。そう言い続けているが、それに応えられないなら、そこは菅首相に辞めていただくしかない
 
民主党が」「結果を出す」ということが必要な要件になってしまっていると思われ。復興とか、大衆の生活だのは二の次かそれ以下ですな。マスコミを味方につけて視線を逸らすことが出来れば、あとは放置しててもしばらくは人気的な意味で平気なのだろうね。
 
● 復興に向けては「結果」を出さなければいけない。その為には、与野党共にその土壌を作る必要がある。自民党としても一丸となり、お互い責任者同士が真摯に話し合う機会を作らなければ、ずっと今の状況は変わらない。それは、国民から見れば「何をやっているんだ」ということにしかならないだろう。民主党内の菅首相への非難を煽るだけでなく、現実問題として、我々としても自らの提案を元に、真摯に、率直に話し合う機会を作っていくよう、各位のお力添えをいただきたい。そのことが復興に繋がると信じている
 
まぁ、痛い目を見なきゃ変わっていかないものだから、その間は負担ばかりが増えていくのだろうね。
中流と言われる一般家庭にダメージが行かない限り、政治に対する意識は高まらない。それは中流層に及ぶ深刻なダメージを負うまで変化の兆しが得られないことを意味し、結果的に突然にして深刻な方向転換を迫られてるような構造をしていることが言える。
一方で少子化が進んでいくことで、一般の中流層に被害が及ぶまでのクッションが弱まり、被害の表面化が早まるのではないかと思う。……いまのところ詰んでる気がしないでもない。