雑記(セルフクラフトワールド2巻)

 
 
●セルフ・クラフト・ワールド2(ハヤカワ文庫 芝村裕吏 著)
読了。やばい。凄まじい本だった……。えーっ。考察? ていうか、ネタバレ書いちゃダメだろ。つーか、そっち行くの?と思ったら、本当にそっち行きやがった。マジかーっ。これ他の作品とかどうすんの?
 
……っていう内容。
 
(※ウチはネタバレ系考察サイトですが、書きたくない時は書きません。でも今回は書きました。)
 
 
えっと、まず前日文句垂れ流した超戦士カトーに関してですが、カトーは根本的なところで俺の敵でした。ヤツは筋肉信奉者なのですよ。「アメリカの野蛮人」と書いて、「サディスティック・アメリカン」とルビを振るような、思想的奴隷であり、その象徴。また精神的家畜でもあります。つまりブタです。ブタ野郎です。まぁ、ブタ言ったらブタが可哀想な気がしますが、ブタです。贅肉があろうとなかろうとブタです。ブタが民主主義気取ってんじゃねー!と正直思いますが、民主主義に関しては敵対関係にはないので、ついでに頭にも入ってこないので良しとします。
 
作品考察とか感想よりも、個人的な敵対感情が先迸りました。どうもすみませんでしたぁ〜(上から)
 
ネタバレすると人類滅ぼしやがった訳ですが。
作品的には別にそこはね?まぁ、ね?という具合でして。でもこれ、他の作品にどう影響すんの?!という意味では面白い爆弾なんですよねぇ。マジオペからまめたん、この空のまもり、セルフクラフトと、日本を含む近未来世界で共通した設定を使って微妙にリンクさせていました。なので、滅ぼしちゃってこれからどうすんの?という(笑) ハヤカワとはセルフクラフトで縁を切っちゃうの?みたいな疑問を思ったり(笑) 単純に続きが気になるというだけではなく、他の作品群まで含めて続きが気になってしまう仕掛けだったりしました。
 
でもこれもこの作品の面白さとはちょっと違うんですよね。仕掛けが派手だからなんだって話ですしね。インパクトはあったけれど、それはそれとして、この話は考察周りも面白いです。最初の内はネトウヨは全員読め!とか本気で思ってましたし。
また老人ネタがキレッキレでね。スゲェ、スゲェと思いながら読みましたとも。私も無事41歳になりましたけども、俺より上の世代の連中はジジイ系の話を書いてから死んでね?とか本気で思いました。本当にありがとうございました。
 
いや、でもこれ、みんな読まないかもだしなぁ。勿体無い。
 
素晴らしい誕生日プレゼントになりました。面白かったです!