ネギま!考察:超戦って実はのどかが敗因?!説

 
学園祭後編の超戦の趨勢を握っていたのは、実はのどかだったのです。
結論>のどかが未来に飛ばされた時に放っといたネギ・パーティの負け。

 
●超の理屈
超の理屈は、目的の目的の目的〜という構造です。
目的は?という問いに少しずつズラしたことを言ってます。


105時間目タカミチとの会話で「(略)魔法をバラす」
135時間目ネギとの会話では「歴史を変えるため」
夕映を中心とした「歴史を変えるのは何のため?」という議論になり、
161時間目「誰かの過去を知ることで誰かのコトを理解できるとは思わぬコトダ」と言います。


まとめるとこうなります。これは上から下に目的・手段の関係になります。


超の過去(ありふれた悲劇?)
 ↓
動機(謎のまま)
 ↓
歴史を変える
 ↓
魔法をバラす
 ↓
強制認識魔法の使用


対して、ネギが本気で超を論破する場合には、彼女の動機を知らなければならなかったのです。
逆にどんな動機があったにしても明示されてしまえば「自分のいた未来の時間で努力しろ」の一言で論破してしまう可能性がありました。
もしくは、超の動機が客観的に正しいために「僕らも協力します」という形になったやもしれません。
(例:近い将来に魔法世界の国が攻めてくる。それらに対抗するために魔法の存在を先にバラす、等の場合は人間同士の戦争でしかなく、究極的な事態とは言えない)

超が論破されないために動機を隠していた、と仮定するなら、本当の本当には、のどかの出番だった!ということに……
154時間目にのどかが脱落した時、「たしかに今回は要らないもんなぁ」と思った人はネギ達と一緒に負けですね(自分もですが(笑)


追記
「超戦は本質的に思想戦だった」という認識に立った場合、ネギは超と対立する意見を出すことに失敗しています。
これは論破されてしまった敗北に等しい状態でした。逆にいえば、負けたから成長しつつある、ということです。
168時間目において自分の立場(※)を明確にしたことで「成長を遂げつつある」という形で1学期編が終わっていることが作品内での傍証となっています。

(※)ネギは「立派な魔法使い(マギステル・マギ)になる」「父親を探し出す」という二つの目的を持っています。