依存と愛情と

 
4/6分のALN日記を見つつ、
千雨サブヒロイン宣言!?とかでしょうもないリアクションを発動しようかで悩む。結局ネタとして書いている辺のダメさが自分らしさだったりして(笑)
 
さて、209時間目で超ダッセーことになってしまった千雨タンですが、たとえ脚本が両方取りの選択だったとしても、その結果として物語的にはどうなったのか?という部分は受け止めないといけません。
 
ここで問題になりそうな部分は?というと、
 ・なぜ、心変わりしたのか?
 ・千雨はネギのことをどう思っているのか?
 
……要は、
 
本当にネギが好きなんか?
 
 ということなわけで、ぶっちゃけると、
 
 
ただの依存じゃね?
 
と私にゃ思えるわけで。
 
…………いや、フツーの人間関係・恋愛関係なら別に依存だろうがなんだろうがどうでもいいんですけどね。
 
ですが!
 
千雨にとっては乗り越えるべき壁なのです!
(注:書いてる人間はほっとくと千雨かいいんちょのことしか考察しません)
 
千雨からしたら自己を自己たらしめる基盤が魔法世界にはありませんからね。勿論、他のキャラにだってそういう部分はあるハズなんですけど、千雨の場合は友人もいないし、ネギがいないと自分の身も守れないし、自己が維持できないのではないかと。
夏休みからこっち、対等な関係(上から目線とか)が崩れつつあり、ファンタジーというよりは、暴力などに代表されがちな「男性」性に対して「敗北」した上で相手への従属をよしとするようなら、「ここまでのキャラだった」ということになるのでしょう。
自分としてもギリギリのことを書いているわけですが、まぁ、それならしょうがないですし、それ以上に千雨とそれを描く作者を信じる他ありません。
 
話を続けますが、
「守らせてやる」が、今や「いないと困る」に変質しつつある様に見えます。結果、自分の弱さがナイフを振り下ろしたことに繋がっています。これは愛ではありません。単なる必要性でしょう。
 
本当に愛情であるなら、やはり依存からは脱却しなければならない。しかしメインヒロインではない千雨は依存からの脱却がネギの喪失(ただし、恋愛的なそれ)と直結しがちです。この辺りを千雨のキャラ性とあわせて考えると、ヒーロー的な「何もかも失っていく方向」と一致したりしそうなのです。
 
 
(ホントかよ?)(依存だと分かっていればね)(弱くたっていいじゃん)(………………そうだけど、きっと千雨は意地を張るよ)(とかいってデレたりして)(うっ、……ありそうw)
 
 
 
 
ナイフですけど、
例えばギリギリまで信じて、しかも、命も救う気でいれば良かった気がするんですよねぇ。
「やり遂げる」のを信じてしまうと、ネギが失敗した時に見殺しにしたことになってしまいます。
 
千雨的に選べたであろうギリギリの最善を考えると、修行時間を最大限に延ばしつつ、死ぬであろうギリギリまで粘りに粘ってナイフを振り下ろし、ネギの命を助けるという選択しかないでしょう。(行為だけでみれば、209時間目の実際の行動もほぼ同じことをしている)
 
イメージとしては、闇の魔法習得時にネギの体が魔力で発光し、「成功か?それとも失敗か?」という判断の狭間で、究極の一瞬にナイフを振り下ろす …………とか。まぁ、展開としては両方取りなのでこんなのはありえなかったワケですが。