第256回 ネギま良化委員会活動*1

 
(没にした記事の一部。没にしただけあって、まともなオチとかありませんので読むならそのつもりで。ちなみに長文です。長いよ)
 
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●今月の議題
先月*1に引き続き、「亜子バレ*2」について
 
いよいよ状況は混迷の度合いを増していきますね。
 
 
亜子バレの問題は、ナギ=ネギは亜子にとって同一人物なのかどうか?という点にポイントがあり、表面的には亜子はネギ君をそのまま好きで居られるかどうか?ということですね。まぁ、言ってしまえば別人ですしね。
 
これに対して、
アキラの葛藤は、ナギ=ネギを秘密にしている点にあります。この問題のズレをどう扱うべきか?という部分が一つあります。
 
バレた後で、亜子がアキラに対して罵るなどして辛く当たるかどうか?という話がまずあって、個人的には簡単に許してしまうんじゃないか、とか思ってたりします。しかも亜子本人は深く傷付いているとなお良し!
親友なのにアキラが秘密にしていたことを責めたとしても、ネギを好きなのかどうか?という問題から目を逸らしているだけです。
単にアキラに八つ当たりすることにしかなりません。いくら八つ当たりしたってバレた後ではナギさんは戻ってこない。それでも(だからこそ)八つ当たりせずにはいられないという反応をするキャラもいるわけですが、しかし亜子は自分を責める方向に走るのではないか?という予想もできるわけです。
 
アキラとしては責められた方が贖罪には近しい。逆に言えば、亜子が責めてくれないとどうにもなりません。
 
そこで、仮契約ですよ!
アキラが“不潔な”仮契約をするには、力を求めなければなりません。
それには「亜子を助ける」のがベストです。亜子のために!とかいう「言い訳」で自分を誤魔化してネギ君に仮契約を迫るのです。しかしそのキス自体が裏切りという魔道!*3 …………最高ですね(笑)
 
 
●オスティア合流
オスティアの合流も亜子バレの山場の一つです。
 
・アキラが誰かに相談するのかどうか?
まき絵とゆーなに相談するかもしれません。また、
 
・亜子の秘密をみんなで守っていくのかどうか?
……という話も。この話の処理は千雨の担当だったわけですが、明日菜と合流すれば引っ込むのは目に見えています。仲間達との合流で更に複雑なことになるかもしれません。(実際には簡単にスルーされそうですけどね)
 
→追記 214時間目で明日菜達は別の場所に宿を取りました。
コレで千雨のイニシアティブが守られ 亜子バレの山場の一つは大丈夫そうですね。
 
 
それから、のどかと夕映にはアーニャに仮契約をバラしたという「実績」があります。また、ネギ自身が好きということにプライドもあるでしょう。シチュエーションとしても、いつかバレるという点でアーニャの時と変わりありません。アーニャにはバラしているのに、亜子にバラさないのならばそこには明確な理由が必要でしょう。(アキラが半泣きとかアキラが懇願とかアキラが半狂乱とかw)
 
これを避ける最も簡単な方法は、別々の場所で生活することでしょうね。
顔を合わせないことによって、バレるのを防ぎ易くなるわけです。
 
・ちなみに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<人数確認>
ネギ・小太郎・明日菜・木乃香・刹那・楓・千雨・朝倉(さよ)・茶々丸・のどか・夕映・古菲・パル・アーニャ・まき絵・ゆーな・亜子・アキラ・夏美・カモ(19人+2)
 
援軍+α 7人(龍宮・タカミチ・ドネット・美空・ココネ・高音・愛衣)
夕映関係 5人(コレット・エミリィ・ベアトリクス・カッツェ・デュ シャ)
のどか関係 4人(コリエル・リン・ダンチェッカー・コールドウェル)
敵キャラ4人(フェイト・月詠・その他1・その他2)
その他13人?(ラカン・ドルゴネス・ぬいぐるみ奴隷長・トサカ・トサカのツレ1・同2・バルガス・ラオ(元レイ)・ラン(元リム)・インタビュアー・カゲタロウ・ジョニー(トラッカー))
 
 
これらが出番のありそうなキャラですが、ここまでで軽く50キャラを突破してます。(夕映関係で総長とか先生とか見送り2人とかは入れてません)
 
オスティアという舞台でこれだけの数のキャラを管理する手間を考えると細かい状況などは省いて省いて……ということになるのが普通でしょうね。
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●仮に亜子にバレたとして
まず、亜子が相談できる人について考えます。
特にまき絵とは同室なんで一番の親友だとは思いますが、まき絵自身がネギ君好き好き状態なので下手に相談できないかもしれません。これをやってしまうと、のどか&ゆえ的な関係になってしまいます。しかもまき絵が告白めいた事をしていないため、かなり中途半端な状態になる可能性も。
 
……となるとゆーななんですが、ゆーなに相談するぐらいだったら、柿崎とか釘宮のチア3人に相談した方がいいと思うんですよね(笑)
 
しかしチアに魔法バレのことを秘密にしたまま相談するのは難しいという事情もあります。いっそ魔法バレしちゃえ!とか思うんですが。
 
 
まず、亜子の恋を応援していたチアに対して、亜子が秘密にしてしまうと、今度はアキラと同じことをしている!という関係が出てきてしまいます。
 
 アキラは亜子に秘密にしていた 亜子がチアに秘密にする
 
ここでは先にアキラを罵っているかどうか?という話も関係してきます。
アキラにされたことと「同じことをしている」ことに気付いた亜子が、
 →だからチア達にネギ=ナギのことを喋ってしまう。もしくは、
 →だからアキラのことを許したいと思う。……などの動きですね。
 
罵っていない場合ですが、魔法バレをチアに対して隠しつつ、相談するのは無理というものでしょう。
亜子からは「フラれた」や「別に好きな人が出来た*4」ぐらいしか言いようがない気もします。
魔法という秘密を守るために、明るく平気で嘘をつく亜子…………。「これだから女って奴は信用できないぜ。あいつらの笑顔の下には悪魔の顔を隠してるんだ!」みたいなノリですよねぇ(笑)
 
 
チア三人組なんですが、
実際には釘宮が怒って、柿崎がなだめるのが基本スタイルでしょうか。デコピンロケットのライブ後、告白するように「背中を押してる」のは釘宮なんですよね(14巻125時間目)。比較して、柿崎はセクシーアピールショットとかって盛り上げる方向に遊んでいる(19巻175時間目)ので、朝倉やパルの動き方になり易い。
ところが、釘宮はコタの件に関しては当事者なんですよね。
 
あまり濃いフラグじゃない気もしてますが、釘宮だとこういうことがあると「自分で確かめに行く」ような気がします。自分で確認するまでは、態度を保留して、つまり怒ったりできないかもしれません。で、確かめに行ってどうなるか?というのはコタ周りの状況の進展に拠るかもしれません。釘宮にこの動きがあるのならば、亜子にバレた時には釘宮(チア3人)にも魔法バレした方がいいのではないか?と個人的には思っています。(そのためには夕映・コタ・夏美がある程度は進展してないといけない様な気がしているわけですが)
 
柿崎的には、「逆・光源氏計画」というネタがあるので、亜子に対して「ネギ君だっていいじゃん!」と言い易いという事情があるんですが、ここは敢えて「怒る役」になるのも萌えポイント的に美味しい気がします。
 
「その人が何に対して怒るのか?」という部分に本音が出るわけです。
柿崎ならば、「恋に対する真剣さ」をバカにされた時ではないでしょうか。そこで1回捻りを入れて、自分の恋に関しては余裕があるけれど、他人の恋路に関しては感情移入して怒ってしまう……というリアクションが出てくると面白いかな、と。これでゆーな辺りに「『逆・光源氏計画』とか言ってたじゃん」とツッコミを入れられて言葉に詰まると丁度いいと思うわけです。
コタのことでタイミングによっては釘宮が怒り役をやりにくいといった事情から考えていることなので、こういう動き方には(高確率で)ならないと思いますけどね。
 
桜子に至ってはホッペをふくらませてプリプリ怒るのが限界かな、と。役割的には「別の視点を提示する」ぐらいだと思うのですが。麻帆良のラッキー仮面には怒ったり泣いたりする顔は似合わない。巧くいくと分かっている人は動揺しないものですからね。
 
 
ところで、まき絵に糾弾されるのは結構痛い感じがしますね。
マジなまき絵が「ネギくん、酷すぎるよ!」といって来たらキツイものがあるかもしれない。
 
例えば、クラス全員に魔法バレした時に、ネギを非難する役がやれるのは釘宮ぐらいしか残っていないと思っているのですが、(表面的には)サバサバしている彼女が文句を言って来ても引き摺らない(後に残らない)と思えるのです。それがまき絵だと感情の害し方が致命的かもしれませんね。何かが決定的に変わってしまうかもしれません。例えば、まき絵が大人になるとか。
 
 
●夕映・コタ・夏美
コタのパワーアップがネギに比べてかなり中途半端なものになりそうなのですが、12巻104時間目のコタの涙からすると、整合性を重視する読み手にとってはかなり許し難い状況になります。この点を考えて行きます。
コタには弱さということに付きまとう夕映の影があります。10巻87時間目の内容からすれば、「愛を知って本当に強くなる」という展開がいつかくると言っているようなものでしょう。問題はそれがいつなのか?ということでしょうね。
 
まず、小太郎が強さを求める状況にならなければなりません。
それには、ライバルであるネギに大きく差を付けられ「みてもらえないかもしれない」という展開が必須ですね。ネギの方が闇の魔法を得たのでコタに修行の成果を見せればここのフラグは立ちます。
 
次に、強くなるために足掻くシーンです。コタの油断の原因は余力としての「獣化」にありますから、獣化に「頼ってしまう」ような状況が美味しいのではないかと思うところです。しかし魔法世界ならともかく、麻帆良学園でも獣化しまくって戦うわけにはいきません。それに小太郎にほんのり淡い想い?を懐いている夏美としては獣化する小太郎を見てどう思うのか?という描写も欲しいところです。むしろ必須というべきでしょうか。
 
その後は強くなるシーンですが、「課題設定→気付き→覚醒」とするなら、まず問題点を指摘するキャラが欲しいところですね。例えば「獣化して増幅したパワーを使いこなせていない」……などは定番中の定番です。それを誰かにもっともらしく言わせるとか。ナギのパーティに獣人が混じっていればそのキャラに言わせるのが一番なんですが。
 
それで何やかやで愛を知ったコタが「本当の強さ*5」の欠片みたいなものを得て成長を遂げる…………というのがお約束の展開でしょうか。
夕映が力がないなりに工夫を凝らしているのもポイントとして使いたくなる部分です。しかしネギが飛躍的に強くなろうという時期なので、工夫とかって話では追いつかない感じなんですよね。
 
うーむ、釘宮がコタに「あん時のアレってアンタだったの?」と聞いたとして、何て答えるか分からない方向に来ちまいましたね(笑) ってことは、まさか夏美に爆沈してもらうしかないとか?夏美の(恋愛的な)犠牲によって好かれることを知った小太郎とか。 展開的には「守りたいものがある時、人は強くなれる*6」のパターンでもいいわけだし。夏美は家族として? ナイスな欺瞞だ(笑)
 
釘宮のステータスアップに相応しいのは「小太郎に足りない要素」とかの方が美しいかも。足りない要素…………防御力?(笑)それは冗談にしても、精神力かな?魔力や気の運用効率がアップするとか。
 
 
 
 
…………というわけで、オチとかはありません。
実は「柿崎は怒っても可愛いのではないか?」というのが本来の記事の趣旨だったりします。伊藤静・強化月間として。
 
亜子にババーン!とバレるというのを話の前提にしてるんですけど、ちょっとずつ疑い始めていくっていう展開の場合もあるんで、全然わかりませんね。

*1:ネタの一部

*2:ナギ=ネギが亜子にバレること。テキトーに作った造語

*3:素子っぽい気も?

*4:→ネギのことだと気付く展開へ?

*5:22巻204時間目では本当の〜なんて「ただの言葉遊び」と断じられていますけどw

*6:ダイ大で言えばバランvsハドラー戦。「巣を突付かれたバラン」が滅茶苦茶に強くなった。これは恋愛絡みではなく家族でのパターンだけど、むしろ家族でのパターンの方が……