魔法先生ネギま! 250時間目

 
久しぶりのネギま。膨大な情報量の海でおぼれるワタシ(がぼごぼー) ネギま飢餓状態でアタマ減ってたので有り難い。でも感想書くの難しい……
 
 
●偽アスナを中心とした切り口
現在のストーリー展開で最も重要なことは偽アスナのことである。これが今回、進展が見られた。消去法的なのだけれど、「全体数−(バッチ反応2つ+夕映と遭遇)=偽アスナのバレフラグ?」となっている。
 
夕映との遭遇はある意味では必須イベントなのだけれど、上記の点からネギ・アスナが一緒だったこともあり、中々の面白イベントとなった。休暇中の夕映達、賞金首のネギ達、いつ動くか分からない偽アスナ。30時間後の行動計画を知っていることも含めて、栞はもういつ動いてもおかしくない。まとめて処理にも程があるけど、赤松先生 仕掛けてきたね(ニヤリ)
 
栞の目的はアスナの不在を誤魔化すこと。それはつまりアスナ奪取を目的とするオプションの一つと言える。故に、ネギ達がアスナを取り戻すことに失敗するように動くのがもっとも合理的ということになる。早すぎればアスナの不在がバレる結果になるだろうし、遅すぎれば本物のアスナが取り戻されてしまう。この間でもっとも効果の高い結果が(栞にとっては)望ましい。
 
ストーリー側から考えても、もっとも期待されるオモシロ展開という呪縛があり、当然アーニャだけ先に取り戻し、アスナは最後にならざるを得ないだろう。30時間後の作戦決行でアーニャだけ取り戻す結果になるのかどうか?という辺りが見所になってくると思われる。
 
 
●パルによる展開
千雨とは別の方向からゲーム攻略的な態度を取り始めたパル。ある意味では規律を押し付けているのだけれど、言っていることは仮契約でキスしろ!になっているのでパルらしいとも思える。(ディ〜プとかこの子は何を言ってんだろうね?www)
半強制的で、半ばシステム的な処理にも見えるのだけれど、このシチュエーションから各キャラがどう動くのか?がネギまに求められている萌えターンでの真骨頂と言えるだろう。
 
○例えば、
ゆーなは光ってるけどファザコンどうすんの?だとか、亜子はもう一回キスするの?それってNGじゃないの?みたいなのがあったり、アキラは不潔だ!とか言った手前もあるし亜子のこともあるけどどうなるの?だとか、正直に言って夏美はコタとキスしようにも最近のツンデレが邪魔して無理くね?……コタを横目にネギとしちゃうの?だとか、古菲はそろそろ観念すべき時に来ていて対ラカン戦の動画はトドメ臭いよね?……だとかがあるわけですよ。 更に問題はまき絵かもしれない。喜んでキスしちゃうのも何ともはしたないし。潜在的にいじめられっこのまき絵は泣き顔が可愛いキャラなこともあって、人のS部分を加速させる装置だよね。(赤松先生的には茶々丸もそういう方向かもしれない)ポジティブというよりは誘い受け?みたいな、何も考えていなくてもごく自然に話をそっち方向で展開させる風のキャラ性能があるのに、亜子みたいな新ライバル出現を前に次回以降どう振舞うのか?みたいなのとか。
 
アーティファクト予想?的には、
まき絵はもうカードの絵が発表されているから、ストーリーの都合で急遽変更とかでもない限り、五重の武装だとかなんとかっぽいよね。 アキラは水系のアイテムか、もしくはパワー系。美空のスピード系があるから運動部はパラメーターアップ系が基本かな?とか思ったりしてたんだけど、亜子とゆーなはそういう分かり易い方向が見当たらない(笑) 亜子は背中の傷イベントがまだ残っているから、そこに絡めたアイテムになるかどうかも見所。 ゆーなは母親イベントで魔法使いフラグが残っているんだよね。個人的には魔法銃かもね?と思うところなのだけど、某所でも議論されているように銃使い龍宮隊長との差別化が問題になるかな。隊長の昔使っていたアーティファクトがゆーなの手に入るとかでも面白いかもしれない。(この場合は龍宮がゆーなの師匠になるフラグ+龍宮用の新しいアーティファクトの話がくるという美味しい展開) 夏美は演劇系なりすましアイテムが基本だろうけどアドリブが苦手とかの設定を克服する切っ掛けになるのかどうか不安(笑)
 
 
●地図の話
等高線があるから中央の白い筋は川で確定っぽい、に始まり、空中王宮の位置(左上)から察するに「23区より広い」の発言はミスっぽいな〜とか。
広域魔力消失現象の中心地点は墓守り人の宮殿周辺だと考えられるので、パルの持ってきた地図の範囲って半径25キロの図にしかならないハズですよね。ウィキペディアにある地図などを見れば東京23区が直径50キロ以下なのは大体わかるにしても、この分だと地図が合計4枚ないといけない。
旧オスティア市街や官庁街の位置から空中王宮の正面と奥とが決まっていて、墓守り人の宮殿は空中王宮の最奥部(232時間目)という設定があるから、ほぼ論理的に正しく推察できていることになる。 まぁ、半径25キロの範囲の捜索も困難を極めるということを考えればこの程度の間違いはどうでもいいんですけどねー(東京23区が直径50キロ以上か以下か分かっている人間が私も含めて読者にどれだけいることやら?w)
 
今回ネギの決めた方針も含めて、墓守り人の宮殿をスルーしているのはミスリーディングというか、現状のネギ達の認識の程度を改めて表現しているのでしょう。この辺りはいつ頃に問題にするのかって話ですね。今やまさに魔法世界は「危急存亡の秋(とき)」なのですが(苦笑)
 
 
 
●背景その他
少々、趣味的な話を。今回はグレートパル様号の内部から始まって、港部分と、ネギ達の歩いている場所+夕映たちの出てきた場所の4箇所ですね。
 
港部分の大きな謎は、停泊している船達は自然の魔力で自然に浮いていられるのかどうか?とかですかね。浮いているだけならなんらかの動力を必要とはしていないみたいですが(笑)
 
夕映達との遭遇ポイントなんですがこれらは見た通り「会話しながら歩いてくる」シーンになっています。会話に掛かる時間と歩いていることによるスピード、背景の動きの無さの組み合わせを見ときたいところですね。
 
夕映達の居る場所は浮島などが見えていることからも、エミリーの立った柵の向こうに地面は無さそうです。(安全対策ぐらいはしてあるかもしれませんが)つまり外周部?のちょっと開けた場所でカフェがあるようなところ、ということですね。
ネギ達の方は船を停泊させる港から屋根のある場所を通ってこの広場の方に歩いて来ており、どうにも闘技場に向かって歩いているイメージが掴めません(笑) 屋根のある場所は交差点の感じなので、街中での移動時に使いやすいバックかもしれませんね。まぁストーリーの都合的に使いどころはこの30時間に限定されてしまいそうですが。
 
気が付くのは、バックがうるさくなり過ぎないように注意を払っていること。モブキャラの程よいうるささがばったり感の演出に繋がっているかも?ということ(微妙なところですけどねw) 地続きをバラして考えても1話4箇所でのシーンにしては広がりが感じられて良かったと思います。
 
 
●その他
いっぱいあるんですよねw
 
・亜子のスムーズな移行
恋愛的なドキドキと翌日の気恥ずかしさとを区別できるわけもなく。スムーズに移行させたみたいですね。(同室の)まき絵によるピンチ描写とは(笑)
 
・幻術2種類以上?
年齢詐称薬ではなくエヴァ直伝の幻術を使っているハズですが、服ごと変化する幻術と、そうじゃないものとの差は何なのかなーとか。幻術で変化した後で着替えた服は子供サイズに戻るわけがないんでしょうけど。
 
・アキラ
吹き出し無しでおはようと言うところのアキラがとても可愛いなぁ、おい。
 
木乃香タックル
木乃香の触りたがりがきましたね。ネギの首に腕を回しているのがナイスです。それと刹那にとっては3日ぶりでも、木乃香は2週間以上会っていなかったのがポイントでしょうか(何の?)
 
・さよ専用
すっかりツノがとれちゃって、まぁ(笑)
 
・だっちゅうのゆーな
胸が強調されてますね。
 
・参謀軍
木乃香とかパルとかが喋っていると千雨や朝倉が引っ込みますね。千雨は仕方ないにしても朝倉がしゃべらないのはなー。
 
・30時間後
精鋭による隠密潜入作戦。そのメンバーは?(笑)
 
・小声のくーふぇ
意識しちゃってるんですね? わかります(笑)
 
・ワキワキする夕映
珍味アイスがどんなものかこの手の動きで推察するしかなさそうです(うん、それ無理♪)
ともかく指名手配書をみたんなら、自分の顔も見てるハズだろっていう。
 
・だいぶ似てきたエミリー
ナギLOVE全開だとかなり雪広いいんちょに似て来ましたねぇ。まったく代用にならないのが個人的には困った話なのですが(苦笑) このままだと我らがいいんちょさんは経験不足で以後の話に巧く絡めなくなってしまいそうで困ります。いいんちょアーティファクトはインフレを誘発するほど強力なアイテムらしいのですが、いっそ早めに解禁していただきたいものです。
 
しかし、今からするとナルホドと思うものがありますね。いいんちょと夕映は相性が良くない可能性があったのですが、だからこそ組ませてみようという意図があったのかもしれません。それで雪広いいんちょではなく、エミリーの方と組ませてみたのかも。
 
ことあるごとに3-A美的ヒエラルキーの頂点として、まき絵いいんちょの2人が描かれてきました。20巻の夏合宿の海(178時間目)のところでも、のどかはまき絵を、夕映はいいんちょを引き合いに出しています。のどかは元気で目立つまき絵と、大人しくて目立たない自分との対比でよく分かるんですが、夕映の方がスペック的にいいんちょに引け目を感じるのはちょっと「?」でした。しかし、努力するお姫様タイプ(とことん努力するけど、最後は王子様の助けを待ちの一手)の夕映は、生まれながらのお姫様タイプであるいいんちょが苦手なのかもしれませんね。全てをもっているために歪みが小さく*1、人に与えることが出来て、あまり欲しがらないでいられる。欲望にストレートで内に溜め込まないから陰湿にもなりにくい。これって夕映のコンプレックスを刺激し易い相手かもしれません。
この意味ではエミリーは表面的には似ているものの、それほど相性が悪くもなく、付き合い易いタイプなのかもしれませんね。
 
 
 
書き忘れ……「フェイドら」とか尾翼の上の鳥とか?あとなんだったっけ?表情的にはアスナなんだろうけど、偽もんだしなー(笑)
はい。疲れたのでこのぐらいで。

*1:弟はダメだったのでネギに凄い反応をしてますけどw