魔法先生ネギま! 216時間目

 
ところで、オーバーラップは面白い解決策ですね。理屈の上ではこれを常態化させるのがいいんじゃないかと。余裕の有るときはオーバーラップさせて、余裕の無い時は締切分に集中するとか。ま、下手すると単なるマルチタスクの気もしますが。
 
今週の感想
相変わらず、瞬間最大風速は結構なレベルにありますね(笑)座って読んだんですが、ゲラゲラ笑いそうになって結構ヤバかったという。周りに人が居なくて助かりました。
 
●準ハッピーエンド案
つーか、『グレンラカン』? 『グレンラガン』ですか!?
それとも『Fate/stay night』?『Fate/stay night』ってことですかー!?
 
千雨にもラカンの影響が?(笑)
*1
 
 
じゃあ、私からも策を…………
そうですね、ここはやはり流行りのNTR(「寝取られ」の略)でしょう!
 
アーニャを年齢詐称薬でアーニャ16歳にして、ナギのフィアンセとしてラブラブなところを演出する。(それは多分失敗する)ナギは亜子に変わらず優しくするが、アーニャとの飾るところの無いやり取りを見て、間には入れないと気付いて亜子が身を引くというシティ・ハンター。
どこが寝取られなのかって話もありますが、きっと気のせいです!(お約束としては「んもぉ〜昨日なんか激しすぎて、あちこち身体痛くなっちゃった」って言わせるとか。)
勿論、この作戦の成否はでっかくなったアーニャの胸がまさか大きくなったりしないであろうことに全てが掛かっているわけですが。
 
というネタはともかく、
フラれるのが前提になっちゃってる辺りが微妙ですね。千雨派としてはあんまり言及したくはないんですけど、ネギと亜子が上手くいっちゃうと「困る」?みたいな妄想の余地がありそうでイヤーンな感じです。
 結果的に亜子がシアワセになる方向がハッピーエンドですけど、トサカと恋愛だなんてアリエナーーーイ!だし。かなり難しいですね。
 
 
全体を考えた時、身の潔白を証明しようとすると亜子バレする様な気がするんですよね。例えば、朝倉の機転でネギとフェイトの対決をマスコミで流すような状況とかになった場合です。これだとフェイトの仕組んだ罠だったことを証明できるかもしれませんが、その時にネギだってことが亜子にもバレてしまうかもしれません。(また都合よく気絶?(笑))
 
実はわたくし、ネギ君が亜子ちゃんの気持ちを知ってしまうという「順序」があることをすっかりさっぱり失念しておりまして(爆)いやあ、丁寧な描写ですね。でもこれでネギの行動に制限(葛藤)が出てきたりするのかもしれません。とりあえずはネギが悩んだりうろたえたりするシーンからでしょうか。
 
 
●トサカの苛立ち
ああっ、ゲッペルドンガーさんがいらっしゃいました。どうして美少女ばっかりのネギま!でトサカみてーなムサ苦しいキャラに感情移入しなきゃならんのでしょう?(涙)そこまでして感想書かなきゃいけないのか?、と。
 
だがっ!アンチスパイラルになど絶対に負けない!!(←ノリだけ)
 
まず奴隷についてですが、
平和だと奴隷の供給は難しくなるんじゃないかと思われます。戦争があって負けた国の人間を売って金にするってスタイルは魔法世界ではあまり無さそうですしね。すると基本は借金奴隷なのではないかと。
 
今回の話だと、トサカ自身は戦争に巻き込まれて住む場所を失っているんですよね。(島が落ちてよく生きてたな〜)それに比べると借金奴隷なんかは言ってみれば自己責任みたいな感じがするのではないでしょうか。
 
そしてトサカ達は数年間“自分で働いて”奴隷の身分から脱したのでしょう*2
これに対して亜子達には(自分が作った借金なのに)王子様が現れて助けてくれようとしています。
トサカの視点だと亜子達は凄まじい幸運に恵まれて見えることでしょうね。世の中の奴隷の大半は誰からも助けてはもらえないものなのに、と。まさにおめでたい奴ら、です。
 
亜子達は「単に」運が悪かっただけですが、それを言うならトサカも「単に」運が悪かっただけです。それなのに一方には王子様が現れ、一方には現れなかった。
英雄ナギとか言って祭をやってますけど、トサカからすれば「住む場所を失った記念祭」ですからね。イライラして当然でしょう。ナギという英雄はその存在がオスティアの人達には重過ぎるんですよね。大きな影響を持ってしまう。
 
ネギに対する屈折した気持ちも反転させてしまえば英雄に対する憧れみたいなものかもしれないワケで、恨み節の一つも言いたくなってしまうものなのかもしれません。愛憎とか。
(右腕が落とされた時にゃ、そりゃー優しくしたくもなるでしょう。ああ、お前もこっち側の人間なんだな、とか?w)
 
 
そういうのを全部ひっくるめた上で、それでもそんなので性格がひねくれて良い理由になんかならないとクマさん(40歳未満)は言ってるわけですが。
 
このぐらいで一度亜子のセリフを読み返してみましょう。
 
亜子「ナキさんがウチらのために あそこまでしてくれるんは……(後略)……迷惑なんちゃうんかなー」
 
いやぁ、スーパー迷惑でしょう(笑)
まわりの奴隷達には誰も助けなんかこないんだし。
自分が風土病に掛かったせいで、クラスメイトもろとも奴隷の身分だし。
好きな男は右腕切れたり*3しながら戦ってんだし(笑)
 
そりゃー「本人」には聞けないですよ、これは。
 
でもネギからすると、もはや「ちょっとした義務感」ってぐらいの手間だったりしますし、迷惑どころかむしろ「自分の責任」ですからね。ここの組み合わせの認識のギャップは凄まじいものがあります。
 
しかも、ナギには亜子達を助ける動機がない
動機が無いのに他人のために苦労することってのは中々理解されません。すると、恋する乙女は「好き」だから助けてくれているのでは?と推論したくなるのがお約束のパターンですね。
 
 
えっと、トサカがんばれ!(なんだ、このまとめは?

 

*1:というか、女を残して男が死ぬ場合、まず妊娠させないと(笑)

*2:なんで奴隷になってんだか?

*3:野試合の「痛っ」のように、亜子にとっては痛みに対する共感や恐怖は一般人の数倍〜数十倍だと思われる