魔法先生ネギま! 248時間目

 
ウチのマガジンは247(笑)
 
えっと、まさか両者とも立ってるとは思いませんでした。グダグダな終わり方がエヴァの言う通りにブザマですが、ピースフルな雰囲気(+ラカンのノスタルジー……は反則だ!)であったかいエンドになったと思います。まぁ見ている側はヒヤヒヤしているんですけどね(苦笑)
 
 
今回特にキツくダメ出しすべき点は、千磐破雷のエフェクトがショボい事ですね。なまじ言いたい事が分かるだけに、勿体無い。
 
最初から説明すると、今回の闘技場の直径は300mあります(240時間目)。サッカーとかがやれる400mトラックの陸上競技場がすっぽり入るタイプの競技場(国立とか)でも直径で200メートルには全然足りないでしょう。野球のホームランで160m弾とかがかなり凄い部類に入りますから、バッターボックスから外野とか場外の距離が大まかに類推できるでしょう。こういうことから、直径300mの闘技場ってのはめちゃくちゃデカいわけです。というか、戦っている人間が小さくなって見え難いのが心配になるぐらいのサイズです。
 
しかし、そこでラカンのフルパワーの槍とかが大爆発すると、観客の視界は全て爆発とか閃光とか爆炎しか見えない状態になるわけですよね。直径300メートル全てが爆発とか閃光とかに包まれてしまうからです。今回は大規模呪文が炸裂しまくっているので、何か超必殺技が決まるといちいちこの状態になっているわけですね(笑)つーか現場にいたら何がどうなっているか分かりにくくてイライラすると思います(苦笑)
 で、この破壊の規模を表現するには、キャラの主観視点だと威力のほんの一部分しか見えないハズなのでいちいち場外からの視点を持ち込んでこなきゃいけなかったと分かります。ただ、それに頼り過ぎてしまっているかなぁ、と。それと観客からの技の見え方とかの変化があっても良かったかもしれません。ちと単調です。
 
何しろ超必ゲージ1本消費しているイメージの、千磐破雷のエフェクトとしてはダメダメですよね。雷版エグゾーダスと考えても、また今後の使用頻度からしても要研究の箇所と思われます。突進系の超必殺技はビームに偏りがちな魔法戦では“色気の源”というか(笑) 格闘戦もやるネギとしては戦術の鍵になりそうですしね。
ラカンを壁際に(100メートルとかの距離を)押し込み追い詰めているわけで、その雷速のスピード感とかも欲しいところですしねぇ。(まぁ、ページが足りないんでしょうけど、大事なところなのでここばっかしは遠慮できません)
この押し込みがデンプシーロール前のコンボのような強引な繋ぎとして機能しているというか。発動のタイミング(ポージングも含めて完璧!)や使い方(壁際に押し込む)が良かっただけに勿体無いですね。
 
 
チハヤブルの話はもうちょっと続きます(笑)
今回のネギの自己申告では「千の雷4本」がほぼ限界と言っています。正直に言って、5本に見えるわけですが(笑)、じゃあどこで4本になったのか?ということでしょう。
 
まず前提になる部分として、試合全部で4本使ったのか、それとも最後のラッシュだけで4本使ったと考えるべきか?(→その場合試合全体で何本使ったのか?)という問題ですが、ラッシュで使っているのは多くても3本のようなので、試合全体で4本と考えるのが良いでしょう。
 
すると、ラカンがダウンした前と後で、同じ千の雷を使い回したということになります。(……確認したら引っ込める描写もありましたよ。「ひゅっ」ってヤツ)
この場合に問題になるのが、術式解放 完全雷化からの千磐破雷の使用です。つまるところ、千磐破雷を使っても「あんまり減らない」らしいんですよね(苦笑) 今回もチハヤブルの後でサイヤ人3的たなびく後ろ髪が消えていないわけで……ということは、千磐破雷を何回も連続して使えばいいじゃん!ってのがネギの戦術の改善点になりますね(無論チート臭い技だけどな!)対軍技として何回か往復したらいいんじゃね?とか思いますよ、この技。洒落になんないし。
 
同時に、充填した魔法を解除して右手に装填しなおして保持しておけることが(ほぼ)確定しました(笑) どーりで呪文詠唱しないわけだな、とか。
 
 
巨神ころしですが、刺さったところから千の雷を吐き出す効果が備わっていたようですね。後に残ったのが「雷の投擲」になっている辺りも細かい。ネギは少なくとも1本分の(たぶん2本近い)千の雷を加えて放っているようです。千雷招来の直後に後ろ髪が消えていること、右手の出血などはそのことを表現している様子。つまりラカンはほぼ3本分の千の雷を刺さっている槍を通じて体内から喰らっていることになります。……でも立ちやがるわけですね(笑) 内臓が炭化しててもおかしくないんですけどねぇ。
 
 
最後の殴り合いは掌握したラカンパワーが残っていると解釈した方が個人的に理屈が通っていると感じますんで、そういう解釈でいきます。じゃないとラカンに殴られたら無事じゃすまないだろうし(笑) まぁ羅漢力エフェクトがあったかどうかなんて読者には分かりませんしね。
なんか羅漢力みたいな膨大なエネルギーを吸収したらHPも回復しそうな感じですけどどうなんでしょうねぇ。
 
 
そうそう、テオドラ殿下にはがっかりですよ〜。ラカンの心配して欲しかったなー。逆に言うと、まだ命の危険ってレベルの攻撃じゃなかったのかも知れませんけどね。
ラカン!立つのじゃー!」とか涙目で言った日にはラカンが意地でも立って死亡フラグでそのままお陀仏になってしまう気もするし。これでいいのかもしれませんね。
 
 
●今週の表情と背景
表情的にはラカンの嬉しそうなところですね。ラカン…………
背景的には、過剰気味のバトルエフェクトよりも、壁際での戦闘でしょうね。壁を使うのなんて基本過ぎかもですが、天才とか言われている漫画家だって基本の運用が高度なわけで、やはり基本は大事ですしね。何より巨神ころしがざっくり刺さるのが小気味良いです。
 
 
●とりあえずまとめっぽいもの
ネギは馬鹿にはなれなかったかもしれませんが、なりふり構わず戦うことで代わりになるものを手に入れたのかもしれませんね。そして不可能という常識の壁を「開発力」で突破して戦う一人前の戦士になれたようです。
自己流闇の魔法を開発し、エヴァという「母親からの自立」とラカンパワーを吸収しての「父との一体化」ですね。ついでにラカンから「ナギと戦っているみたいだぜ」みたいな父との一体化表現の強化もあったりして構造的にも強化してきてますね。つい書き忘れてしまいますが、ネギまって面白いですね。
 
今日はこんなところで。
 
 
忘れてた
 
●細かい点
・使用コストを下げることを考えると、敵弾吸収陣の魔法陣を書くのをカモ君に一任してしまうとか。書きあがったら敵を誘導してきたりしてね(笑)いや、書くのを失敗してたら洒落にならないから任せちゃダメかな。
それとぶっちゃけ、ラカンがそばに居るときはフェイトじゃなくてラカンのエネルギー貰うとかも考えられますね。ほら、形振り構わなければさー。
 
・思うに、今の先生に必要なことは、奈落の業火を普通に使ったり(全部充填されちゃってて普通に使うところをみてない)とか、断罪の剣を使ったりとか、小太郎を活躍させることだと思います!(ホントカヨ)