魔法先生ネギま! 242時間目

 
今週も簡易感想で。
 
●おーまかに
全体的には、もう「カッコイイ!」でいいかと。
 
「これ、どこの力み過ぎ素人の読み切りマンガ?」とか言いたくなるほどの描き込みが炸裂しつつ、「実はこの為に特化してあったのか!?」とか言いたくなるほどネギまの作画形式とマッチしていることが分かる。作画レベルでゴチャゴチャに見える領域を大幅に広げてあるからこそ、このような演出が可能になっているわけで、これも赤松健の武器としかいい様がない。
 
週刊漫画雑誌は、その紙質の悪さが限界を形成している部分がある。(……といってもたぶん読み手の年齢(飢え)や若さがそれを無効化しているとは思う)読むだけでストレスを感じる作品もあるのだが、ネギまのコレは…………いや、毎週ってわけにはいかないだろうし、そんなことをやっちゃダメなんだけど、今週は良かったね。
 
 
●必殺技
>主な訓読み表記は「千磐破」で、霊力によって千の磐をも破る、勢いの激しい意。
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/105_09.htm
 
この手の話題は他の方にパスするのが得策。ともかく凄い攻撃だぜ!ってことですね。しかし「うぼあー」で笑いを取りにくるのって、やっぱ癖だよね。シリアスに徹しきれないっていうか(笑) まぁ、無きゃ無いで物足りないのだけど。
 
●バトルの展開に関して
ポイントは、学祭武道会のタカミチのバトルを踏襲している点。タカミチ戦は背後からの追撃で一本とって決着だったわけだが、今回はそのイメージを前置きとして投影させておき、ここからが地獄の始まりだというのを予感させている。巧い。踏襲したことで、この先の展開を隠蔽する効果が高まっている。
 
たぶん、ラカンがフルパワーでボッコボコにされている所を、ハンタでゴンがヒソカを一方的に殴りまくるシーン(63話目)になぞらえて読む文脈が存在していて、この後の恐怖感が増しているような? まぁ、この時代の読み手である我々にはそこまで難解ではないけど。
 
●今週のコタ
何かせっかくの獣化だったのに、もったいなーい。でもモサモサーが入ったから良しということで。
 
●亜子
バレてーらー。…………もしかして、頬の傷に気が付いたとか?
 
 
ちょっと長くなっちまった。