雑記(その他感想)

 
ベイビーステップに見る「いかに真実に夢は無いか」について
カラーページのなっちゃんと、その隣のページのなっちゃんを比較するとアレが映っているんだよ! ………… ギャー!!!
 
 
●神のみと月光条例
もう感想を書く余力が残っていないのだが、この2つは素晴らしかった。
 
神のみは、デジタル処理の手触りの「安っぽさ」をリフレーミングする戦略に加えて、話し作りもアルバトロスの失敗から「凝ったもの」は封印しているだろうから、今回ぐらいのバランスがギリギリのラインなのかな?とか。桂馬の攻略面での作為性が強く成りすぎている点でもギリギリかもしれない。でもラストと読後感で巧くやっていると思う。
 
例えばラブワゴン的などうしようも無さっていうのがあって、数人の中で恋愛しようだなんて馬鹿げている!っていう感じの身も蓋もない要素と比較したくなるんだよね。どっちも恋愛ゲームにしてしまって、ラブワゴンは「もう誰でもいいんだろう?」で、神のみは「計算で巧くいっちゃうのかよ」みたいな。どっちも人間性なんか無くなってしまう。…………でも、そこに「感情はある」んだよね。だから今回は、桂馬の計算通りに見えたとしても、完全な操作性だけではなくて、計算と「たまたま一致した」という具合で彼女の感情の揺れを見て取ることで、作為性を帳消しにする効果があったように思える。それが読後感の良さになっているのだろう、と。
 
 
月光条例のラストは、「これが欲しいんだろ?」「だから、やってやんねぇ!」で普段はやってくれなさそうなことだから、妙にありがたみがあったなぁ。無駄に書くこともない。それとハチカヅキ萌え。とくにほっぺとか。
ああ、そうそう。最後のシーンだけど、携帯電話じゃダメだろうね。やっぱダダダッて走って来ないとさ(笑) でもそれって男の子の理想の気がしないでもない。
 
千雨もこれが欲しかったろうに…………( ´Д⊂ヽウッ (笑)