魔法先生ネギま! 261時間目

  
こっちはこっちで異次元のクオリティで何やっちゃってんの?というネギま
今週の感想だなんて、くーふぇ可愛い!以外に何を書けってんだろう(笑)
 
●エピソード・バトル
ラカンとフェイトが本格的なストーリー・バトルを展開している裏でエピソード・バトルとしての腕相撲ですね。これまでにしてもボーリングとかがエピソード・バトルだったわけで腕相撲のような「○○対決」みたいなものが増えてくるとキャラの魅力とかが色々と表現されて楽しいんじゃないかと思われます。有利・不利が入れ替わるしね。
入れ子構造的な「バトル」と対比される「萌えパート」なんですけど、「ストーリー」と「エピソード」に変換されることで入れ子構造がある程度まで融合して来ているのかもしれず。仮に入れ子構造型に戻すことを考えると、複数エピソードによるストーリー展開のようなストーリー四コマの手法が必要になるんじゃないかと予想できるんですが、果たしてそれがどういう意味を持つのか?なんてぐるぐる考えてしまいます。
 
というのも、ストーリーの中心に据えられているのはネギの物語なんですよね。元々は「ネギ」と「明日菜」による「ダブルヒーローもの」なんじゃないかと思うんですけど、現状は魔法世界編で明日菜の不在が長く響いててヒロイン化が著しいんですよね。ラブひなを考えると景太郎が不在でも話を続けることは出来たんです。でも今のネギま!でネギを不在にさせることができるか?と言うと、中々難しい気がしています。
 
「どういうネギま!が見たいのか?」って話は大変にクリエイティブな問題で、更に人気商売であることを思えば、変なことを書きたくもないわけで。
簡単に言えば「長く楽しみたい」のですけど、変に間延びしてほしくもないし、こち亀みたいな超長期連載になったら全巻購入する意欲は失われてしまうでしょう。ハイテンションを保ったまま、可能な限り長く。これをもう少し考えていくとして、例えばストーリーが加速してしまうと、クラスメイトのエピソードを消化しきる前にストーリーが終わってしまいかねないという危険があるわけですよね。この辺りの事情が仮契約のバーゲンセールの問題でもあって、ストーリーの長さとエピソードの長さが最初のデザイン時から不一致なんだと思われます。ストーリーの方がやっぱり短いのでしょう。クラスメイト全員が登場キャラみたいなイメージだとかもありますし。ラブひなのイメージでいくらでも続けられる!というデザインだったネギま!だったのかもしれないんですけど、ネギのキャラを掘り下げて以降、ストーリーの魅力が大きくなってしまい、エピソードで回す仕組みではなくなってしまっているのかもしれず。
 
単純にエピソードを大目に割り振ってしまうとストーリーとしてのテンションはどうしても下がってしまうハズで「本筋が進まないねぇ?」(ねー?)みたいな状態になっちゃうかと。そうなるとにっちもさっちも行かないのかもしれませんね。
どうすべきか?と考えると、単純にやるなら構造の補強とかですよね。例えばもともとのデザインでは明日菜をヒーロー格として扱うことで、本来ネギ一人の物語だったものが、ダブル主人公システムになってたりするわけじゃないですか。男性主人公格はまだコタとフェイトがいるんで、奴らの掘り下げとかもやれるハズです。コタはこんだけ持ち上げてても脇役臭が抜けないのでなんか考えないといけないんですけど(苦笑) 先にフェイトを持ち上げてしまう、とかが早いのかもしれませんね。
 
……いやここでの問題はストーリーとエピソードの割合なので、単にエピソードとしてこの手の展開をさせても意味が無いんですけどね。ストーリーを充実させるためのエピソードであって欲しい。うーん、エピソードを充実させるためのストーリーになってしまえば、エピソードがメインになって幾らでも続けられるのかもしれませんけど。
例えば、ラノベとかの「外伝」商売ってストーリーに過剰なエピソードを盛り込むことは出来ないって意味ですよね。うーん、経過観察ってことで。
 
 
●表情
今週の見所は当然のことながらいいんちょ……でもあるんだけど、やはり腕相撲でパワーを出すところの表情ですよね。くーふぇのマックス。下手に殺気をたぎらせた顔つきなんかとは比べ物にならないほどに迫力が溢れている。個人的にも正しい表情だったのでホクホク状態デス。無表情の表情にも色々あって、筋操作・筋出力に意識を回している時の、脳だとか意識が裏で激しく動いている感じの表情ですよねぇ。最高です。ここがあるからふり幅が大きくなってもいて、他の部分の表情がより可愛くみえているのもあるかな、と。くーふぇさん可愛いっス。パネェっス。
特筆すべきは、机の下で開いているくーの太ももとかもあるしね。
 
それからネギの返しも良い。まず瞳の光がバッチリはまっているのが大きい。コレなかったらもっとしょぼくなってたかも。そしてスタローンの「オーバー・ザ・トップ」の握り返しをお約束で入れつつ(笑)、腕に闇の紋章が浮かび上がる展開。これはもうひたすらに熱い。そして必死の抵抗を踏みにじられてしまうくーふぇの堪える表情はひたすらにエロい。
 
・手の表情付けに関しては、パルのところで狙っている感じもあるけど、やはりここは仮契約で頬を触っているくーふぇの手の方だよね。腕相撲も手だし、ロリ茶々の「Ready・・」で絡まったり触られたりしているおててなんぞは3人プレイ的な卑猥さまでが漂う。茶々丸よ、俺のも触って?みたいな(笑)
 
 
いいんちょ
やはり文句は書き続けることに意義が……じゃなくって、1コマ、回想の中だけど登場。久々のいいんちょさんです。素晴らしきかないいんちょ。最高だねいいんちょ。これでもかといいんちょ。大事なことなので(以下略)
ネギま!でのいいんちょの存在がとてつもなく必要・重要というのは、高音ちゃん(お脱げ様)とエミリィ(黒いいんちょ)によって証明されているところであります。高音が学祭用のバトル(魔法)いいんちょさんで、エミリィは夕映用の魔法世界いいんちょですね。もう2Pカラーとかの派生キャラはいいからオリジナルのいいんちょ使ってよせんせー!と叫びたい。つーか叫ぶ!
 
それにしてもネギ先生ラブ(はぁと)状態とか完璧すぎ。もっと出番を!もっと、もっとだ!(笑)
 
まぁ、明日菜が魔法世界から帰ってきたら嫌ってほど出番があるんだろうけど。でも魔法世界編で世界を救うって経験が出来ないのは指揮官キャラとしては痛すぎだろ。そもそも明日菜の「格」がネギに比べて低いからライバル&サポートのいいんちょも要らないって事になってしまうわけで。これだと全部が後手後手になってしまうのかもしれないなぁ。
まぁ、魔法世界編は明日菜はお姫様だから分かり易くメインヒロインだし、その分ヒーロー(主人公)としての機能は弱くて、それがいいんちょの出番に響いているってことになるんだろう( orz )
 
その分、千雨が頑張っています!ってね。まぁ、そうなんだけど。
 
 
●背景
つーか、無し。意味的な奥とか手前(カミとかシモとか)ぐらい分かるようにしましょうよ!って感じの、繋がりが良く分からないフロアでなんとなくソレっぽいだけの背景になってしまっているのが痛いですね。
 
音楽隊やダンスしている場所、タダメシの配置、セレブが談笑しているところ、その中でキャラがどういう場所に立っているのか?例えばセレブに遠慮して脇にどいているのかとか、ダンスのお誘いを逃げてたりしないの?とか。こういうのにキャラ性が出るはずで、こういう場所で何をやってんの?って分かるようにして欲しいなーとか。そろそろテオドラとかセレス、リカードが来ると思ってたんですけど、来てないんですかねぇ?
 
それからゲーデルはどこから登場するのか。大階段的なものが配置してあれば、美女でも連れて現れるのかもしれませんが、そういう動線だのが見えてこない。これでもかっていう形式やルールに縛られて演出が決まっているのがこの手の上流階級イベントだと思うんですけど、今回は表情だけでドラマしていて、しかもその完成度が高いので、まぁ要らないと言えば要らないんですが(苦笑)
フェイトも来るだろうし、最後の見せ場的なものをテラスでやってしまうと一本調子になるんじゃないか?とか色々と考えてしまうところです。
 
 
●夏美と小太郎
夏美の「最悪だよ超赤っ恥!」とコタの「キモチワルイわ」で両方をちゃんと入れてある配慮とかが流石ですよね。ネギと仮契約しちゃうフラグがバリバリ立ってるんですけど、無視したり折ったりするの余裕だしなー。次回以降の展開なんてさっぱりわかりません。(あ、そろそろ次のが……)
 
 
 
えっと、本日はおひがらもよくw じゃなくってチューチューカーニバルは流石にないだろ、と思いました。お疲れさまでしたー。