魔法先生ネギま! 262時間目

 
あんまり書くことが無いような、色々とあるような気のする262時間目。ズボラ感想ですっかり週末に書くのが習慣になりつつあります もめんたむの人であります。
 
茶々丸
まさに悩んでいること、悩めるという機能こそが人を人たらしめる意思の存在が確認でき〜とかそんな感じですかね。「我思う、ゆえ(夕映?)に我あり」みたいな? 道具は目的に対して機能的であればよくて、たとえ機能的でなくても、それで悩まない。結局は「悩んでしまうこと」自体によって機能低下に繋がっているんじゃないか?って印象が(激しく)あるんですけど、人はそれすらも利用する貪欲な生き物でもあります。
潜在モテ女・夏美ちゃわんが言うように、口実に使おうとか、もうね(笑)
 
 
●小太郎との仮契約の是非
フラグバッキバキにブチ折るネギま。こ、これが脱構造主義やらポストモッダ〜ン・マンガの実力ってことですか?(違うと思う)
今回に関しては中の人(声優さん)のおねだりに負けたとか批判されても反論できませんよね(作者が反論する以外にないだろうな、と)
 
ゲーム的に考えると、ネギがクラスメイト全員と仮契約してコンプリートする「べき」なんですけどね。刹那と木乃香の仮契約で複数契約が可能なのは分かってはいるけれど、小太郎と今回の展開で契約してしまったら、のちのち世界の一大事「程度」の理由で夏美をネギと仮契約でキスさせるだなんて野暮ったくなってしまう。ファンは、ファンであるからこそ、夏美の気持ちを大事にさせたくなってしまうものでしょう。つまり、ファンはあまりそういうシーンを見たくないだろうし、故にネギは夏美のカードをコンプリートできなくなってしまう可能性がある。
美空も既に別のキャラと仮契約しているんですけど、ココネだし、男の子とはファーストキスだけど、ま、いっか〜ぐらいの感じで必要ならネギと軽くキスしそうな性格っぽいんですよね。ネギ君なら相手として文句なし!ぐらいの感じで。この意味だと夏美ちゃんは…………可哀想でしょ(笑)
 
予約特典かなんかで夏美のカードをファンがコレクションできればいいんじゃないの?ってのとは違うわけだよね。しかも刹那・木乃香でカードの図柄が違ったわけだから、ネギと仮契約すれば本来ファンが集めるべきカードが出てくるはずだと想像してしまう。これはめんどっちぃですよ(苦笑)
 
今回の展開自体は個人的に良かったんですけど、この手の背景文脈との関係もあるので、不満がでるのは仕方ないなーとか思ってしまいます。
 
 
●潜在モテキャラ・夏美ちゃん
結局、好きな男の子とのキスをゲットしている。地味キャラでモテないもん!とか言ってたって、結果が全てじゃん。 いや、状況的に仕方なくだ、とか、たまたまだ、とか、偶然だ、とか思うかもしれないんだけど、そんなの甘すぎる。ハチミツ餡子シロップな甘ちゃん認識でしょう。コタ犬を追いかけて魔法世界にまで飛び込んで来たその一手が今回のこの結果に繋がっているんだよ。決断&行動してんだよ。決して夏美ちゃんは努力レスの人では無いから。そういう油断したまなざしを当サイトでは許さない方向で解説してみたいと思いマス。
 
現実で一番ヤバイのは、夏美ぐらいの普通っぽい子なんだよね。
愛衣みたいなキレイカワイイ融合体ってツッコミどころが無いことによって話しかけにくくなってしまう。つまり、愛衣に話し掛けたい野郎は山のように居るかもしれないんだけど、愛衣が自分から努力しないと話しかけられにくくなってしまうんだよね。この辺りを自然にこなせない場合、糞度胸しかない馬鹿とくっつき易くなるんだろうけど、現状ではお脱げ様にくっ付いていて、しかも魔法世界関係者(+女子中学校)だから彼氏ったってかなり選ぶハメになってしまいそうだ。その意味では小太郎はちょうどいいポジションなのかもしれないけど、既に夏美が仮契約をゲットしてたりするっていう。なんともキビシー現実ですな。
 
一方で夏美は自分がモテるとは思っていないし、女性として見られている自覚も足りないから、半分男の子みたいな感覚で話し易いタイプだと思う。隙だらけって言えばそうだけど、計算深いわけじゃない。普通の顔であることなんてフレームシフトしちまえば、緊張を誘わない→話しかけ易いとなって武器にすらなる。そしてこういうキャラに限って化粧だので雰囲気を変えれば意外と見栄えが良くなったりするんだよ。演劇部で舞台用の化粧もやっているだろうから化粧が上手いのにも確かな理由があったり。
 
どよーんなんて登場部分は、めちゃくちゃ話し掛け易い(笑)
それからピンチをチャンスに変えよう的発言のポジティブさ。侮れません。
走って逃げているけど極めてタイミングが良い。走って逃げる場合、追い掛けて貰えないとダメなんすよ。
今回の仮契約だって女子力が低い場合どうなっていたかと言うと、茶々丸と一緒にいるあの場所で「キスできるならいっか」ぐらいの安直さでズルズルと仮契約をしてしまうか、喧嘩して決裂の二択でしょ。
 
だけど夏美は一番望んでいるのに近い形で仮契約に持ち込んでいるわけだよ。そんなの作者という神の手によるご都合主義だろ?と思うかもしれないけど、神の手によるご都合主義じゃないシーンなんてそれこそ存在してないから。そのキャラらしさは一つ一つの描写によって結果的に立ち現れてくるものでしかない。夏美は小太郎に自覚を持たせた上で、自分からキスしてるんだ。
結果を見てみろ、夏美は上手くやってんぜ。
 
 
●小太郎
アゲ女・夏美に上げ上げされた小太郎は脇役臭が半減ぐらいにはなったかもしれないけど、まだまだだね(笑)
どうやらちづ姉に母親イメージを重ねて憧れている模様。ペットとして飼われていることに気がつかないといけないと思ったり。ネギと同じで悪魔のシステム発動させるために恋愛感情は理解できない設定のご様子。
 
後はいいんちょを40点で評価しやがったことなんだけど…………
ちょうどそこしかないってポジなのでツッコミ入れられない。
 
 
●その他
背景、なし。
表情、これは!ってのがなかったんだよなぁ。満遍なくレベルが高いからだろうけど、ドキッとしたい。
手の表情付けに関しては、ワタワタして手がパタパタするのって、オタク臭いとか言われてしまうものなので、あんまり好きではない。茶々丸の「え」っとかもダメだね。ついやりたくなってしまうんで困った話なのだけど。
 
エピソード展開なども含めて悪くない話。というか毎回楽しんでいるんだけど今回は苦味まじりの口調の気がしたので念のために補足。魔力供給でまたかよ!とか思いつつも、こういうタイミングで入れてくるあたりが嫌いじゃないっていうか(笑)
 
 
あー、調子出ません。ダメだ。