雑記(ドラッカー わが軌跡)

 
ドラッカー わが軌跡
まさか『傍観者の時代』の新訳版だったとは…………orz
 
個人的なドラッカー課題図書3冊の内の2冊目が終わっていた。傍観者を読まないでなんでこんな本読んでるんだろ?とか思ってた自分が怖い。しかも残り1/5ぐらいであとがき読んで気付くとか(苦笑)
 
これがまた不思議な本でさぁ。情報の内容的には「必読」に分類したいぐらいなんだけど、個人的なベストに入らないんだわ。面白いんだけど、感覚的に名著ではないって私が言っているから、たぶん違うんだろうなぁ、と。というわけで★4+α
 
いやぁ、こいつは流石に自分の読書感覚みたいなものがどんな要素で決定されていたのか?みたいな部分を考察しなきゃならん気になっちゃうよ。下手すると洗脳されたかったのか?みたいなところとか。微妙に何が原因なのか分析・理解できないのが困ってる部分で、向き合えてない問題が何か分かるヒントかもしれないんだけど。
最悪なのは知識が足りなくて読みが浅いから、だけど、名著ってそういうの関係ないと思うんだよね。
 
本の内容に関しては、西洋版「幕末」って感じかなぁ。龍馬とかの英雄譚っぽいものではないタイプの幕末本って印象。まぁ、ぶっちゃけ幕末にまともに取り組んでないので語る資格を持たないんだけどね(笑)
 
事情通向けには前提に当たる情報がづらづらと書かれているので当たらないわけにはいかないタイプの本だね。キッシンジャーだとか、「タイム」「フォーチュン」のルースだとかでアメリカの外交姿勢の基本的な辺りだとかを押さえるだけでも値段分の価値がある。俺は図書館で借りて読んだだけなので読み返したくなったら買うかなぁ。何が何と対立しているのかって部分の基本的な流れが詳しいので使い道のある人にはありがたい本だと思う。
 
でもまぁ、読まなくても死にはしないというか(笑)