雑記(Gレコ)

 
まだ腰が痛いずら。
 
●Gのレコンギスタ
なんとまぁ、ハイコンテクストな(苦笑)
まぁ、アレです。ガンダム以外の作品でニュータイプ感応を使う必要なぞ無いので、すっかり廃れて錆び付いてた感覚を引っ張り出さなきゃならないのですが(笑) 軽く1回半みたぐらいで偉そうなことを述べる気はありません。
とりあえず、若者が見て面白いのかどうか?とかは分かりませんでした。つか、知ったことか。「ガキは引っ込んでな!」ですよ。ヒャッハー!
 
何処から切って行くか悩むんですが、全体から見ていくと、まず宇宙海賊が出てくるんですよね。あ、これはワンピースとかの今時の海賊ブームうんぬんとはまるで関係ないので黙って引っ込んでて下さい。御大の脚本らしいので、F91の流れがどのくらい関わっているのかな?という雰囲気で見てます。基本常識ですけど、海賊とかって軍隊の一形式だったりしたわけじゃないですか。後ろ盾をもたない海賊が海賊稼業で暮らしていくには絶対に捕まらないための「何らかの有利さ」を持っていなければならない。そんなのも無いようなペラペラな海賊ネタと一緒にされたくありません。
大体、海賊がMSを持っている段階で、背後にそれなりの組織があるって分かる訳でしょう。F91の小説を読めば、敵軍隊の成立からを延々と書いてたりするわけです。子供にはつまらないだろ、このパートとか思ってしまうところですが、御大はそういう人なので、設定は無駄にあるんじゃないかと。
 
一方で、冒頭のGセルフに乗ってきて、なんか飛び降りた女の子はムーンレイス?みたいな印象を受けました。とりあえず、ダブルヒロインなのかトリプルなのか?ってぐらい詰め込んできているので、きちんと追いかけて行くのが大変そうです。何しろ髪の毛キラキラヒロインなんか、父代わり殺して手がワキャワキャですからね(苦笑)
 
主人公が絶妙な甘え方をしていて、歳が若いからとか、エライサンの息子だからとかって言い訳をちゃんと利用している。それでいて、飛び級で優秀だとなってたり。「ここでやっちゃっても怒られるぐらいで済むよね?」という計算が(正しく)働いているんですよね。納得感というか。たぶんココは御大的に「してやったり」な部分でしょう。主人公の性格設計が巧く行ったからゴー出したんじゃないかな。脇役だとこの手のタイプもいない訳じゃないんですけどね(Freeの平泳ぎの子とか)
 
髪の毛でキラキラするところとかも、正しいというかなんというか(苦笑)
捕虜になって、でも、こうキリッとさせるために、先に一度泣かせるんですよ。弱いところを見せてから、キリッとさせてちょっと無理している感を演出。直ぐに主人公が傍を通るところで髪の毛がキラキラするんですよね。
文脈的には、実は男の子の理想ではなく、女の子の理想のハズなんです。女の子の綺麗な髪に、男の子がトキメキを感じるかっていうと「まぁ、無くはない」ってぐらいです。御大が気が付いているとは思えないんですが、これはかなり強いジェンダー志向です。男女を区分けする始めの方の要因は、髪の毛の長さだからですね。おっぱいとかおちんちんの遙か手前で、髪の毛で区別するんです。そんでもって、女性の方が美しい髪に対する欲求が強い。それに対して男性が「正しく反応」すると、ああいう髪の毛でときめいてキラキラ〜ってことになるんですね。つまりニュータイプならね。F91でも、セシリーが切った髪の毛を掴んで泣くシーンとか入れてあるんですが、ああいうのがやりたくて仕方ないのでしょう。正しい男性とは、女性の髪の毛に惹かれるものなんだ!っていう(笑) うーん!ハイコンテクスト!
 
そして空襲みたいな襲われるシーンをやるんですよね。子供達が自分の頭で考えて行動するシーンというか。1stガンダムでも襲われて逃げていくんですけど、F91はそれを更にパワーアップさせて派手にやらかしていました。つまり、東日本の震災みたいな状況でも、自分の頭で考えて動けるか?という話なのです。だからガンダムが好きだってことは、非常事態にあっても、周りの人を支えたり助けたりしながら、自力で情報を集めつつ、正しい選択をするってことと同義なのです。まぁ、殆どの人にはそれが分からないから、単なるロボットアニメとして好きなだけであって、「ガンダムが好き」なわけではないんだけどね。
 
 
Fate/
もの凄い美麗。もう映画レベルじゃあるまいか。日本を代表する作品としてのFateに相応しい作画で描かれている。