雑記(ドライブ軸による狂乱・葛藤・歓喜、そして静謐へ)

数か月の下地があった上で、ここ一週間の全記録……はさすがに面倒なので適当に。
 
リード軸の時もぜんぜん何を言ってるのかわかんなくて、あっぱらぱーだった。用語と中身を一致させるのが大変でね。一般のかた向けに、「体幹部移動の技術」とかって呼んでたヤツがリード軸だった。慣性を利用して、体幹部をスーッと動かすっていう。厳密には「体軸移動」なんだろうけど、それをリード軸と読み替えていたのに気が付くまでに2か月ぐらいかかったんじゃないかな? まぁ、別にそこはいいんだけども。
 
今回のドライブ軸もめっさワケワカメで、半ば諦めていたというか。8月の秘伝発売日が近づいてきていて、でもドライブ軸の練習はぜんぜんしてなくて、リード軸の方ばっかりやっていた。こんな風に書くと、まるで時間に追われているみたいな感じだけど、まったくそんなことはなくて、あー、そろそろだなってぐらいの感覚。
 
来る8月11日(水)。唐突に、構造把握がやってきた。ピターってわかり始めるんだよね。なんかしらんけど。
今回の話って結論が複数個あるので、ちょっち書きにくい。結論その1、【悲報】ドライブ軸、ウンチ歩きだった【いまさら!?】って感じだろうか。
 
ウンチ歩きっていっても、「やーいウンチウンチ~♪」みたいな大便の方ではなくって、運動音痴のウンチだけどね。まぁ、ウンコ野郎の歩き方だからウンチ歩きではあるけど。嫌そうにモタモタ歩くの。パンピーならまだわからんでもないけど、運動部とかの運動が仕事みたいな連中にも結構な割合で潜んでいるからね。スポーツやってる瞬間だけ運動能力が高くて、普段は運動音痴かよ!ってレベルで動くのが下手、みたいな。モタモタモタモタ歩きやがんの。でぇーっきれぇ。クソオブクソだね。
 
いや、でもドライブ軸って、その糞みたいな歩き方しなきゃダメなやつじゃね?っていう。この辺りが狂乱とか葛藤ね。
 
そもそも、ドライブ軸がわかんなかった理由ってのが、俺がリード軸に偏り過ぎていたためだったのね。ゼロポイントというか、ゼロベースのはずのものが、もろにリード軸になっちゃってた。俺の普通とか俺のゼロってのはリード軸を使っている状態に固定されていたわけだ。客観的にみてそんな状態になってるとは思ってもいないから、それでわかんなくなっちゃっていたっぽい。
 
11日まではリード軸ばっかやってたんだけど、別にリード軸をやろう!とかって思っていたわけじゃなくて、いろいろ捏ねくりまわしていたというか。ハムストリングス腸腰筋に続く、第3の筋肉を使うと、速く歩けることに気がついて、そればっかやっていた。リード軸ってのは、体幹部移動のことだから、これを厳密に言い換えていくと、体軸移動運動になって、さらに正確には体軸(傾倒)移動運動ということになる。ドライブ軸の訓練で軸が消える現状を追いかけていくのに、なぜか俺はリード軸ばっかを追求していたっぽい。軸が消える原理みたいなのを追いかけた方が近道、とかが無意識にあったんじゃないかと思われる。本人は無自覚にやっております。
 
で、俺は傾倒軸が自動化されてることに気が付いたわけだ。立位運動には大前提ともいえる制約が存在する。それは「転ばないこと」だ。いや、別に転んでもいいんだけどね。でも「なるべく転ばないようにする」のが基本だわな。体軸を傾倒、いわゆる傾けるわけだから、その傾きの角度・深さってのは移動速度に直結していくわけ。じゃあ、その傾きの深さを決定しているのはなんだろうか?ってなると、転ばないために必要なのは継足ってことになる。いわゆるピッチだ。「足の回転」で継足の速度が決定され、それに合わせて軸の傾きが決まる。ピッチの変化がない限り、軸の傾きも変わらない。ここに自動化が発生して、自覚的な意識から消えていく。意識下に埋没していくわけだ。
 
しかし、この体軸の傾倒で速く歩こうとした場合、ハムストリングスよりも、第3の筋肉、もう書いちゃうけど、内転筋の方がピッチに対する貢献が大きいことに気が付いちゃったわけだ。そうなると疑問が生まれる。ハムストリングスってそんな使わねぇよな~?って。
 
いや、ハムストリングスが前方移動力における最大のエンジンだろうことには同意してたんだよ。でも歩行運動にそこまでハムストリングス使わないと思ってて。個人的に、お尻がそんなに大きくないことも気になっていて、なんか変だゾ?とは思っていた。
 
秘伝の7月発売分(8月号)ではドライブ軸の訓練はハムストリングスが指標みたいに書かれていて、裏転子? ハムストリングス? 「???」ってなっていた。わかんなくて保留になったわけだ。
  
ハムストリングスの思い出というと、東日本の震災の時に、職場から自宅まで30キロだかを歩いて帰ったことが思い出される。2011.03.11だな。職場がビルの上の方だったこともあって、初めてぐらいの勢いで揺れたんだけど、テレビやネットから隔離されてたもんで、客観的な状況をまったくわかっていなかった。そんなこともあって、そのまま歩いて帰ろうとしちゃったわけだ。駅に行ったら地震の影響で止まっちゃってるわけよ。でも一駅二駅分も歩けば、その内に再開すんだろ、ぐらいの気分でいた。1時間とか歩いてもぜんぜん再開する気配もしなくて、やべーなって思ったけど、結局歩いて帰ることにした。たまたま元気だったというか。ノリノリで歩いて帰った。冒険のノリというか。長い距離を長時間歩いてみたかった。当時も東京にお勤めだったし、あんな凄まじいことになってるとは思ってなかったンゴ。それでガンガン歩いちゃって、6時間ぐらい歩いてもまるで辿り着かないし、結局休憩も含めて10時間ぐらいかけて家に辿り着いたんだけど、ボロボロのガタガタになっちゃってて、あっちもこっちも痛くてどうしようもなくなってた。でも帰らないといけないから、歩くしかない。そうなった時に、最後に残ってたのがハムストリングスだった。足首から何からみんな痛いんだけど、ハムストリングスは無事だった。モモ裏でグイグイ歩いて、ようやって家に帰ったよ。土日は寝て過ごした。最後はハムストリングスなんだよ。ハムストリングスはあなたを裏切らない。……そんなしょうもない思い出があるんで、ハムストリングスが最後の砦だし、最強の推進力ってことで文句ごじゃいませんなのだ!
 
じゃあ、なんであの時はハムストリングスが利いてたの?って考えてみると、痛くて痛くて、歩きたくないのにムリクリ歩いてたから?みたいな。背景にピシャーン!と雷が降って、ガカァ!っとなって構造把握に至った。
 
イヤイヤ歩けば、ハムストリングスが機能するってね。いや、それ、ウンチ歩きじゃねーか!ってなったよ。しょうがないでしょ。やーい、ウンチウンチ~♪
 
 
で、12日(木)。
構造把握が入ったから、状況は一変したわけだ。無事にドライブ軸らしきものの訓練が始まった。訓練とかいってても、歩く時に意識するぐらいだけどさ。歩道って偉大。それはともかく、自分がリード軸の人なのはわかった。ウンチ歩きすればハムストリングスが利き始めた。でも発狂しそうだった。葛藤が深くなっていった。俺はウンチ歩きを低位に位置付けていた。主従関係で、「意識が主体」、「肉体は従属」させる運動が正しいと「知っていた」からだ。でもドライブ軸の訓練では、ハムストリングスで軸を運ぶようにする必要がある。肉体が主で、意識が従属の関係になってしまっている。やっていて虚しい。上手く行かなくてさらにムナスィ。
そんなんで仕事帰りになった。でもまぁ、秘伝の8月発売分に間に合ってよかったじゃんって思って本屋に立ち寄った。発売日は毎月14日だけど、お盆の時期だし、翌日(13日)かな?って思ったら、なぜか売ってた。発売日の確認なんかいちいちしてないので、ラッキー!って感じで購入。ともかく買って帰って、中をどりどり?と読んだ。「ブレーキ筋を使え」。うーん、マンダム。とても香ばしい。けれど、構造把握しているおかげで、理解できてしまえる。なるほどね、だよねってなった。
 
13日(金)。
だんだん、ドライブ軸ってなんじゃ? これ軸の運動じゃなくね? ってなってきていた。だって、これ、裏転子の操作じゃん。いや、影響がなまじ大きかったもんで、受け入れ難いわけよ。だから愚痴を言いながらも受け入れていく儀式みたいなのが始まってた。もうね、本質を突き詰めていかないと耐えられないんだよ。だから何がやりたいの?って。今更、俺にウンチ歩きさせて、どうすりゃいいの?って。
 
14(土)
家でスカーレットネクサスをやっていた。ユイト編クリアして、周回用の準備(サブクエクリアして、最強武器ゲット、プラグインの購入)を終えて、カサネ編を1章まで。いや、家にいると歩かないのでこんなもんです。
 
15日(日)
この日も特に進展なし。ドライブ軸のことなんて完全に忘れさって平和だった。
 
16日(月)
家から外に出ると、やり始めるわけで、この日の夕方ごろが山場だった。なんのためにやってんの?って。ブレーキ筋まで使わせて、ウンチ歩きさせて、ハムストリングスを鍛えるの? それ、意味ある?ってなった。高岡先生に対して常に付きまとう疑問があって、天才に凡人の苦労は分からないんじゃないの?って。天才すぎて、普通の人が苦労するポイントをスルーしちゃってんじゃありませんか?ってなるの。こればっかりは突き抜けた天才であることで生まれてる問題だから仕方がないと思う。どうしてもそういう疑義を抱いてしまうんだよ。メンタルがおかしくなってるんだけど、結果からすれば産みの苦しみなんでどうにもなりません。
 
ハムストリングスを利かせるために、軸が動かないように押さえつける必要があって、リード軸主体の自分からすれば、歩くのにこんなにハムストリングスなんて要らないんだよ。わざわざ内的な抵抗成分を生み出して、押さえつけなきゃいけない。本来は、空気抵抗とか、他者と激突するとかの外部抵抗に打ち勝つためのものなんだろうなって思った。そうなると「正義の味方」の論理に見えてきちゃうわけ。悪の秘密結社みたいな悪の存在がないと、正義の味方って存在する意味がなくなっちゃう。外部的な抵抗を欲する虚しさに打ちのめされた。失意と失望にさらされた。さらに天気がおかしくて、洗濯物が吹っ飛んでて洗い直しで部屋干しすることになってガタガタだった。「てんこもり」っていうなろう作品に逃避。
 
17日(火)
ブレーキ筋で軸を押さえつけるっていうか、要するに格定すりゃいいんでしょ?ってなった。もうなんでも格定やろがい!って。もうブレーキ筋のことは忘れることにした。勝手に訓練方向を変更。しかし、これが正解だと分かって来た。リード軸をしていると、軸が前流れ?みたいなのを起こしている。格定してやると、ハムストリングスが利き始めた。歓喜へと至った。ハムストリングスを使うのが楽しくなってきた。
 
ハイスクール奇面組で、後傾して走る変態走りがあったんだけど、やってみると案外走りやすかった思い出が唐突に引っ張り出されてきて、今頃になって答えを得た。後傾したことでハムストリングスが利いていたんだなって。そろそろブログに書いてやろうと画策を始めた。
 
 
18日(水)
真理に到達した。これ、ドライブ軸がうんたらの話じゃなかった。高岡理論の根本は中心軸、特に運動軸を第3軸と決めた点にあった。「ふーん?」で流していたけど、高岡先生はとっくに気付いていたに違いない。ドライブ軸の訓練で、軸を格定させよう!とかじゃねーんだよ。逆だよ。3軸が運動軸なのは、ハムストリングスが3軸に来ている時に利くからなのだ。こっちが原理で、ドライブ軸うんぬんは訓練方法であり、手段だ。大径軸を遥かに超える巨大なストラクチャーを幻視する。空間的には宇宙規模で、時間的には歴史単位の、巨大な構造体。たぶん軸。高岡理論をDS分析したらそういうのが見えるのかもしれない。
 
19日(木)
当日。結論が複数あってワチャワチャしすぎてて、何を書けばいいのかわからなかったけれど、興奮が静まってきて、静けさが戻ってきた。武術縮地という名称でアップしたものの先を行っていることになる。他の人はどうかしらんけど、俺はとんでもなく面白かった。感情の荒波にやられたけどね。
なるべく要素を拾ったつもりだけど、書き洩らしもポロポロとあるはず。まぁ、良しとしたい。ドライブ軸とはなんなのか? どう説明されるのか。これはもを来月以降のお楽しみである。俺はわかっちゃったけどね! いやぁ、軸周りでまだこんなデカい気付きが残ってるもんなんだなぁ。でも、何が凄いかはわからんのだろうな。デカい問いをたてる必要があって、例えば、「日本人が100メートル走で10秒切るために必要なこととは?」とかね。3軸の格定が出来ないと、ハムストリングスが利かない。最強にして絶対的な論理で答えが叩き付けられている。
 
まぁ、まぁ、わかんなくても何も問題はないですよ。