鬼神の童謡と、いどのえにっき

 
・鬼神の童謡
ノーメン・クラトゥーラ*1という仕事が古代ローマでは存在していたそうな。道ですれ違う人の「名前」等の情報を主人に耳打ちする秘書で、いってみれば自動検索つき人物データベースだろうか。
 
のどかが手に入れた鬼神の童謡だけど、相手の名前を「見破る」魔法具となっている。見ただけで相手の名前が分かるんだとしたら、ノーメン・クラトゥーラの補助具として生まれてきた可能性も考えられる。
 

道具を見てみると、指輪部分が2つくっ付いている。
たぶん中指に通して使うのだろう。指の関節にあわせて折れ曲がるような構造も見て取れる。(矢印)装着した時、指の先端に刃の部分が重なる形になるのだろう。
(いつもイイカゲンなことばっか書いてるわけじゃないゾ?的アピール)
 
 
・使用条件 
しかし、アイテム名称がなんで「鬼神の童謡」なのか?ということもあって、なんらかの使用条件についても考慮しておきたい。
歌を一曲歌うと相手の名前が分かったり?(まさかね)
 
例えば、先端の刃の部分で相手を突き刺して名前を知るような道具だった場合、中々難しいことになってしまう。当然、ノーメン・クラトゥーラとは関係なくなるだろうし、「単体の道具としての使い道」が限られてしまうため、かなり特殊な道具になってしまう。
 
まるっきり、いどのえにっき専用アイテムなのかもしれないし、もしかしたら「名前」が持っている魔術的な意味までが変化してくるのかもしれない。
 
名前を知るだけなのに、条件が厳しい、
もしくは、
名前を知るからこそ条件が厳しい……のだろうか?
 
よくある話だと「真の名」を知られてしまったら、呪われたりペナルティを受けるとか?
……デスノートは無くても、呪いの魔術なら存在する世界なわけだし。
といっても、彼方此方で恨まれてそうなナギ達が本名を隠している雰囲気が無いことから考えると、名前だけで呪われたりすることはあまり無さそうにも思える。
 
奴隷契約に使われた魔法の契約書なんかがあることから、名前を知ったぐらいでへんな詐欺行為をするのは難しい気もする。
こういったことを併せて考えてみると、名前に関連する道具はそれなりに特殊なのではないかと思ったり。
 
 
・対抗策
ルルーシュみたいに記憶消去を使って「自分ごと相手を騙す」とかって戦法を使ったりすれば、いどのえにっきですら無効化できるかもしれないけれど、これは
1.そういうアイテムを保持している敵がいると知っていて、
2.相手に知られたら不味い情報を隠している
 
といった状況でしか使えそうにない。(記憶消去自体は初歩の魔法。思い出すためには自分宛の手紙とか日記を読めばいい。サトラレでもそんな話があったっけ)
 
普通は、前衛には断片的な情報のみを与えて、全てを知っている人間は人前には出てこない、もしくは、疑われないポジションを確保しておく……というのがセオリーだろうか。
 
 
・使い方に関して
鬼神の童謡が出てきたからには、何らかのイベントがあるんだと思うけれど、
 
魔獣とお友達になる!(名前を知るために必要だった)
 
……とかではないかと。
心やさしーのだから(妻妾同衾だけど)ユニコーンとかペガサスとか?
 
 
・おしまい
やれやれ全世界で数億?の、のどかファンを敵に回さないように気を使って疲れたぜ。ふぅー。
 
個人的には、戦闘中とかに密かに意思疎通をする必要があって、ネギの心を読んでいる最中に、事故か何かで明日菜が怪我をしてしまって、ネギが明日菜を心配している心の声を覗き見てしまって、シティハンターみたいに「ああ、やっぱり……」とかって諦めるようなイベントで使うための道具じゃないの?とか思ったりするのであった。そしてフェイトと良い感じになったりしてー(これ以上書くと殺されるかもしれないな)

*1:現代では共産圏の特権階級の名称