雑記(星を継ぐもの)

 
 
●星を継ぐもの 読了
やっとこ購入。他の本が欲しくなった途端に目の前に現れるという厄介さ。これぞ量子論的読書。毎日が認識やら盲点やらとの戦い。戦いとか言ってないで仲良くしようよ〜(涙)……アホ過ぎる。
 
ともかく、 
さすがは名作。膨大な知識を前提とした上での情報の取捨選択をもってなされる緻密な描写力。それすらも作者の創作においては表層でしかない。おさまるべきものが、おさまるべきところに全ておさまってゆく心地好さが名著たる所以だろうか。
しかし、「エンダーのゲーム」といい「星を継ぐもの」といい、ラストのどんでん返しが予想の範囲内なんだよね。つーか、ド本命じゃん。そこだけが残念でならない。(私が時期を逃してるんだろうけど)
 
主人公?が月に立って地球を眺めるところがいいね。
真のグローバリズムの目覚めに相応しい「場所」というべきか。もしくは物語が世界を得る一瞬のゆらめきと言うべきか。
こういうシーンに行き会うと、「故郷(ホーム)」を国や土地に置いてしまう人にはグローバリズムは得られないものかもしれない、なんてことを思ってしまう。(宇宙の外にでるまでは、我々は“ここ”をホームとは思えないのかもしれないけどねw)
 
 
ん〜、ネギま!の役に立つか?という興味からだったのでその意味では中々微妙。次はレイ・ブラッドベリ火星年代記を読むべき?(おおぅ、めんどっちぃぜ!)