雑記(フラクタル1話ほか)

 
具合が悪くて帰ってくるなり寝てた。そしていつも寝る時間に起きた(アウチ)
 
●不随意の領域
寝る前に出ていて、寝ている時は出てないなかった「しゃっくり」が起きた途端に再開した。これでしゃっくりをやらかしているのは「自分の意識」なのだな、ということで了解した。知覚できない領域、系、層での運動に「もしや?」とヒントを見出して跳ね起きる。しかし膨大なる不随意の領域には色々と届くものでもなく。意識できる部分とはまったくズレた部分が動いてやがる。それがしゃっくりしている時だけわかるというのだから。喉が渇いて冷たい牛乳を飲んだらとまっちまいやがんの。
 
花粉症だとかも寝ている時の意識では起こらない。心臓だけでなく、自然に笑う時の顔面筋肉も大半が不随意筋の仕業だ。フロンティアといえばこんなにフロンティアなものもない。開拓民の絶対的な少なさと膨大な領域とあまりの金にならなさが相まって、冒険心を叩きのめしてくれるのではあるが。
 
 
フラクタル1話
みた、けど……。
まず見る前から気合が必要な気がして、そこからもうダメだなーと思ってしまったよ。たかがアニメじゃん。なんで構えなきゃならんのよ。ヤマカンそこから違うだろ、と。仮にそれが私個人のせいだとしても、「今日は止めとこ」とか思うアニメって違うなぁ。
 
内容は、単純化して見れば、ナウシカ風が混じってるラピュタだよね。つーかより正確には1話の筋はナディアに近いわけだけど、ラストに出てきた女の子で展開がすっ飛んで別の作品になろうとしているのかもしれない。その辺は保留だなぁ。
念のために書いておくのだけど、ラピュタとナディアは筋が殆ど一緒なので、庵野監督が「一緒じゃん!どうしよ!?」とか悩んだって話が(どこだったっけなー?)にあったんだよね。
 
SFギミックがいくらあろうと、ナディアじゃつまらんよね。いや、ナディアだから面白いのかもしれない。こっからどうなるかなぁ。いや、さらに単純に先にマリーが出てきただけなのかも?
 
ヒロインなのかどうかワカラン女の子の唐突で空気を読めない感じだとか、ギリギリで逸脱してて失敗だなぁ。いや、時代が違う人だとかの設定なのは分かってるんだけど、それであっても、ジブリがやると可憐に見えるんだよ。富野御大がやるとニュータイプという名のキチガイにみえる(=説得力がある)んだけど、ナディアで仕掛けてくるんだとしたらトップクリエイターと比較されて当然だし、演出力の問題で(予算の話はあれど、後発作品として研究が足りないだとかの意味も含めて、)負けてるなぁと思ってしまうね。
 
ヤマカンだから少し丁寧に書いたけど、丁寧に書くと「つつく」ことになるなぁ(笑)
メガネ無しでアバターが見えていることからして、電脳コイルよりも一歩進んだ強化現実でしょ。でもそこらは細部だしなぁ。背景はラピュタに近いよね。飛行機はモロにナウシカ。でもギャグの入れ方がナディア。もうちょっとバランスよく混ぜないと色が偏っててイカンよね。コピーするのはいいけど、コピり方にこそセンスが出るっちゅうか。その辺りでガイナの連中はダントツに巧いわけで。
 
まぁ、批評は無限に出来るからなぁ。その意味では創作能力とは比例しないんだけど、若手で名前出して頑張ろうってのがヤマカンぐらいしかいないわけで、基本的には頑張って欲しいのだけど。
 
 
●オワコン
「フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる社会学」という本がよさげ。買ってないから分からないけど、網羅的なので必要な知識は押さえられるかもしれない。
しかし、帯に宮台真司がコメントしててイタタタタだったなぁ。
 
オワコンって「終わったコンテンツ」って意味で人をバカにする言葉なのですが、私は嫌いな言葉なわけですよ。そんな簡単に使っていい言葉じゃない。
 
世間的には平野綾がオワコンなのかもしれないけど、彼女が何やった?といえば、正直に自分はビッチだと言っただけなのよね。別に悪いことをしているわけではない。それが悪いことだと言うのなら、世間の大半の女性はオワコンなわけで(始まってもいないのかもしれないんだけど、)いや、声優業界的には「そげぶ」(その幻想をブチ壊す!)しやがったから商売的に悪事を働いたことになるのかもしれないけど。でも平野綾は注目度の高さからすれば、まだ終わってないよなぁ、と。
まぁ、おじさん的には、なんかこー、脳のちっちゃな腫瘍?だとかで人生を行き急いでんでしょ?しょうがないんじゃね?って感じですが。
んー、でも、こないだのマガジンのグラビア写真は笑顔がキモくて参ったけどさー。笑ってる状況を共有してない段階で笑顔だけ見せられてもねぇ。見てる側のコンテクストを先に重ねてしまったんだろう。びっくりしちゃった。笑ってる顔とかは別に変わってないだろうから、特にね。
 
という話をした上でオワコンなのだけど、使っていいのは宮台真司だと思うわけ。
 
 
宮台真司はオワコン
 
 
「人を呪わば穴二つ」と申しまして、他人を呪って殺すつもりなら、自分の分の墓穴も掘っておけって意味です。
彼は自民が大敗した時に勝った勢いで2ちゃんねらーをプギャーした本を出したわけですが、民主党がこの体たらくなわけで、これからどの面下げて偉そうなことを言うつもりなんだろうね?って感じです。
 
ギアス風に言うと、「バカにしていいのは、人をバカにしたヤツだけだ!」と思う次第であります。(ちょっと違うかw) 信者の方々には申し訳ないが、知的領域でそこそこマトモなことを言えれば人格破綻者でも許されるという風に宥めていい段階にはないでしょう。よさげな本でも、彼を帯に使っている段階で、事情をしらない(素朴な)人達をバカにしてるよなーと思いますね。
 
まぁ、実際のところ多少勉強したところで人格がどうにかなるわけでもないんですけどね。
 
んなことよか、何か新しい知的領域を開拓したいです。安く始められる最先端分野って無いかなぁ(図々しいか)
 
 
●新ドラマ
藤木の新作のは、ガリレオの心理学版じゃん、とガッカリ。
責任分散の話って、自己中の価値が変わる可能性を秘めているんだよねぇ。でもまぁ、善用の方向よりも意図的な悪用の方が話作りには使い易いのかもしれない。
 
草磲のは……流石に草磲にペ・ヨンジュンの二の舞は無理でしょ、と。冬ソナの二番煎じは厳しいよ。それどころか展開がメロドラマというかソープドラマというか、その手の臭みが抜けてなくて、トレンディドラマの枠組みからズレてきてる気がする。昼ドラとか火サスだとかのバタ臭さに近いものがあるよ。
草磲の演技って、本人に中身がなくて、その分だけ演じている方が好感度が高いっていうパターンだったと思うんだけど、演じるのにも慣れて来てしまったのかなぁ。
ひたすら音楽と背景で誤魔化して雰囲気を作ってるのが不自然で、アレが気にならない人はいいのかもしれないけどねぇ。