雑記

 
半沢直樹の待ち時間にブログを更新してみるの件。……見終わっても全然書きあがらなかった。
 
土曜日、船橋に行ったら自民党の演説をやってて、石破ちゃん来てました。暑いの我慢してしばらく待って演説も聴いたり。巧いね、慣れてる感じがあったよ。しかし、途中は恨み節で、これでいいのかなぁ?とか思ったりもした。手の振り方が独特で、ビッと腕を伸ばして、手首をチョコチョコ振る感じというのかな。アイドル!って感じがしたなぁ。まぁ、相手はオッサンなんだけども。たぶん「貴方に向けて手を振ってますよ!」って感覚を作ろうとしてる結果なのではないかと。なんだかんだ言ってもエース級だしね。
 
しかし、一駅分歩いて帰ったりしたら、そのまま頭が痛くなってしまい、土曜日を一日潰すはめになったよ。アウチ。
 
 
●「日本柔道は衰退しました」の件
某ゲームをやってる時に、このセリフを言われたのよね。もしかするとこのブログを読んだ人だったかもしれないと思いつつも、なんかショックでなぁ。アレから一年弱経過しているんだけど、やっぱりショックでなぁ。
 
要するに、崩しの技術論が喪失しているはずで、そこらをどうにかせんとイカンわけなんだけども、かといって私は専門家という訳でもなく。勝負はここ数年だと思うんだけどね。崩しだけで技術論をまとめないと、日本柔道なんかは復活の見込みがなくなってしまうだろう。
柔道なんて崩しがなかったらパワー勝負になるしかないんだから、体格や筋力で不利になるばっかりだし、外人に負けるようになるのも当然、という何の工夫もない理屈なんだけどね。
 
前にちょっとだけ書いた、段持ち相手に10人掛けみたいなことをやって1〜2秒でポンポン投げまくっていったのに、全日本では優勝できなかった人ってのは、大沢先生(大沢 慶巳)だったらしくて、決勝出られなかった理由ってのが、鬼の木村(木村政彦)に負けたからなんだってね。いい加減な記憶で書くものじゃないと思いました。
 
んだから、まぁ、昔の柔道家ってだけで強い訳ではないらしいのは逆によく分かってしまった(笑) 今牛若丸だって話だもんよ、そりゃ強いわ。木村も立ち技では勝負が分からないってんで、寝技に持ち込んだとかって話だからなぁ。大沢先生は、そりゃむちゃんこ強いよね。当時の木村はレスラーになるとかがあった次期らしいので、柔道の練習はそこまでしてなかったとか、年齢的なものもあったらしいんだけども、大沢先生の足技は天下一なんて話もあって、要するに崩しのスペシャリストなんだよね。
 
その大沢先生は女子柔道の面倒みてるらしくて、女子柔道が強くなった大きな理由のひとつだと言われている訳だ。情報源はウチの父親で、黒須道場の銀吾先生に稽古付けてもらってたそうな。10人掛け?の2番手で、大沢先生相手に一瞬で足払い貰って負けたっていう。
 

大沢先生の動画を見つけたので貼ってみる。
 
技の紹介のための、軽い約束組み手みたいな感じだから、ほとんど意味が分からないと思う。軽いダンスぐらいの中から放つ足払いの威力が、しかし凄まじい。最初の送り足払いからして、相手の全身が吹っ飛んでいる。普通に足払いを掛けても、足をちょこっとキックする感じになってしまうんだわ。だからって筋力で思いっきり蹴ったらこう静かにはならない。速さの中に柔らかな感じすら漂っている。こういうのが技術だわな。でも、「崩し」自体が分かりにくい。崩し技が使えないと出せないはずのものだからね。
 
しかし、何度見ても、美しい。