UQ HOLDER! Stage.4

 
 
●設定の空白と感情移入
おっと、最初から不死者でしたか。ハズレました。
カラス天狗的な、ネギま!でいう烏族っぽい面を付けた人々。九郎丸が兄様と呼ぶ相手は責任者らしき立場。不死者狩りの一族において、不死者である九郎丸は厄介払いされたのだろうと噂する雑魚の方々。
 
ある程度「設定の空白」があることで、考察というか妄想することが可能になっている部分があります。これの逆をやってしまったのが、ガンパレードマーチの裏設定で、かなり深いところまで設定が決まってしまっていたため、自分の妄想を否定されてドン引き、みたいな状況になったりもしていました。
どっちがいいか?というのは難しいところでして、「謎でひっぱって炎上商法」の成功例として最大級のものといえば、TV版エヴァンゲリオンがあるでしょう。しかし、謎設定の開示というか後付けが進行しているらしく、知らないうちに初耳な設定とかも増えているようです(苦笑)
前作のネギま!は裏設定が足りない系統だと思われ、読者の妄想とどう付き合うつもりなのか、物語が深くなりにくい要素でもあると思います。
 
んで、今回の1ページ目だけでも「兄は弟を心配して、戻るなと言ったのでは?」ぐらいは誰でも考えるでしょう。また、弟のつもりでいるけど実は女で、兄が好き、とか、不死者となった原因を考えると腹違いの兄妹か何か、叔母あたりが不死者の子を産んで死に、この兄と共に育てられた……なんてのが定番設定になるところです。
しかし、この一族は何をやって生計立ててるんでしょうね?……って、そうか。火星から来てるなら魔法世界の住人か。それなら不死者や怪物を倒して生きているってのもアリかもしれないですね。でも、神鳴流使ってる理由がわからないなぁ。
 
 
しかし、刀太はネギじゃなくてナギタイプですな。瞬動をみせつつのバトル。不死×バトルの方程式キタコレ状態。
 
うーむ、九郎丸は女っぽい展開にしてきてますね。……正ヒロイン?
サラシ巻いてるようには見えないんだけどなー。