●真面目な人向けの話
敢えて間違っててもいい話を書くのでそのつもりでよろしこです。
若い頃の苦労は買ってでもしろとか言うけど、アレは嘘だね。現実には、周囲の人間の質による。
周囲の人達が、こりゃ素晴らしい！とか思ったら、がんばって一生懸命に努力すべきだ。きっと報われるだろう。でもね、バカばっかり、こいつちクズだなと思ったら、頑張らない方が正しいんだ。進んで苦労なんかしちゃいけない。それで褒められたら罠かなんかだ。まぁ、誰も教えてはくれない話だけど、雰囲気は分かると思う。
今なら、昔もだけど、軽く言えちゃうんだよね。目的に対する正しさが違うから、とかって。
周辺にいるのがどうでもいい人間だったとき、一生懸命さはバカをみる。それはその環境での目的から考えて、あまり正しくない態度、正しくない努力をしているからだ。いや、会社なんかで上司とか経営者なんかは、一生懸命やってねと言うだろうけど。どうせそいつもクズだからどうでもいいんだよ。一生懸命やると逆効果になっちゃうんだな。
普通を気取ってるただゴミなだけの連中には理解できない事だけども、自分の人生をキチンとしたい欲求というものがあって、特に報酬とかなくてもちゃんと努力していたいという気持ちが世の中にはある。まぁ、私も今でもまだ片足ぐらいはそうなんだけど、そういう人に向かって大した理由もなく、「手を抜け、それが正しいんだ」とか言うのは、相手を傷付けるよ。私が傷付くんだからこれは間違いない。
私の場合は半分、いかないな、右腕ぶんぐらいは突き抜けているから、「神様が見ているから」かもしれない、とかぐらいは考えもする。別に神を信じているからとかではなく、（それを言っちゃうんだったら、あたしゃが神様だぁ〜お、だし）意図的に空白にしている概念というのがあって、結局のところ、その空白は遠いところで神に繋がっている。運とか占いとかパワースポットとか、いろんな名前で誤魔化しているだけで、行き場のない感情や願いに対して、神をゴミ箱のように使っているだけ。それでいいとか悪いとかではなく、無神論的であろうとした時に、逆に炙り出される信仰の形ってのがあるのかも、とかいう話だ。
どこかでは信じたいんだよね。奇麗に生きられたら、それが幸せである、と。もしそれが違うのであれば、滅茶苦茶な人生が正しいことになってしまう、かもしれない、だろう。人を殺して、相手の大事なものを奪って、自分も奪われて、他人の人生を上手に踏みにじるのが正しい、とかね。滅ぶのが最善の世界だ。まぁ、現世のことだけど。それすら神は許容すると私は知っている。時間なんざ適当にやりなおしゃいいだけだからな(苦笑)
でも、どうせ参加するなら、プラスの方向のものに参加したい。別に誰に命じられたからでもなく、自然に、当然のように、善の側でいたい。別にそれが悪いことなわけもないし、それを選んで自分が苦しくなることもない。むしろ感情を荒立てて、人に迷惑掛けることの方がストレスだったりする。
それで人生楽しいの？と言われたら謎だけど、特に何もしなくても満足感はあるものだ。実際にはクズはくずかごに、ゴミはゴミ箱に入れないといけないから（お前等のことだよ）やることは沢山ある。天使とか御使いクラスの人たちは賛同してくれることだろう。
でも、手を抜けとか言わなきゃならん(笑)
なにしろ楽しそうにバカやっていると人が集まってくるらしいからなぁ。それって「人が集まったら勝ち」みたいな変なゲームをやってるだけなのだが、別の努力に切り替える方向性の話でもあるわけで。バカって言われたら勝ちになるゲームだな。
話は変わるが、電車にのってたら本の広告で「幸せになる勇気」とか書いてあった。
これは「嫌われる勇気」という本の続編らしい。それで色々と内容について妄想してみたわけ。あとで「嫌われる勇気」のあらすじを確認したらまるで予想と違ってたけどな(苦笑)
混雑している電車の中で、周囲の人のことを考えて行動したとするやんか。それで周りの人は快適、自分だけ疲労困憊、みたいなことに時々なったりする。まぁ、自分の快適さのことしか考えていないクズには理解できないだろうけど、我々は可能ならちゃんとしたいわけ。ちょっと詰めたら楽になるのに、とか、座ってるヤツの足が出すぎてて、もうちょっと前に立ちたいのに！とか考えて生活していたりする。
……でも、自分の快適さを後回しにして、他人に譲っても、特に意味はないんだよね。ちゃんとすることへの報酬はその行為そのものだけど、自分が幸せになるのを恐れて、避けているのとあんまり変わらない可能性があるんだわ。他人に幸せを譲っても、自分が幸せになるのを逃したり、避けたりしては意味がない。不幸になりたいなら別だけど。
だって、返報性の原理すら無視するじゃん。行為自体に満足しているから、お返しとか心苦しい、みたいに。それが積み重ねたら、その結果はどうなると思う？ 周囲の人間とか環境が素晴らしければなんとかなるかもしれないよ？ でも、クズばっかの状況ではどうにもならないんだよ。「嫌われる勇気」以前の問題だよ。周囲の人間をゴミとかクズとかって認識するのすら勇気がいる。間違っていることをしているような気分にすらなる。我々は最初から不利な地点にいる。相手は自分のことしか考えていない。周りのことなど見ていない。もくしは競争しているつもりでいるかもしれない。騙されやすいのを自慢にしている場合じゃないんだ。
また話は変わるんだけど、「このすば」のアクアっていいなぁ、って。前にも書いたけど、神のイメージに自分ってのが強く影響を受けるんだよね。だらしなくて、適当で、褒められたがって、弱点だらけ。あんな神様なら、お世話したくなるかもしれない。まぁ、嫌だけど。
でも真面目な神様像は息が詰まるかもしれない。……本当のバカは人を苛立たせるものだけどな。
少し話を戻して、フラジャイルってドラマで森井くんがね。医者になるのを止めて技師に戻っちゃったんだよねぇ。あーあー。あれがまた切ないというかなんというか。キムタクのヒーローでも事務官の人とかがいるみたいに、誰かがやらないといけないのは分かっているんだけど、その役を引き受けてしまう優しさというか、弱さというか。譲っちゃう精神がねぇ。なんか痛くて。
世の中は、譲ってクレクレ君ばっかりだ。もうそろそろ自分の番にしてしまえばいい。どうせ、周りの連中は自分のことしか考えていない。君のことを誰も見ていない。見てて優しくしてこないならそいつは敵だからな。歳とともに、自分が自分のことを考えないと、誰も、自分のことを考えてはくれなくなっていく。性格バカ、性格ブスは嫌ってあげるのも優しさだ。通用しないものを通用すると思わせるのは悪だから。
それと、あなたが幸せにならなくてもいい、なんてことはない。
